2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

モールス(2010)

よかったです大人になる一歩手前のクロエ・モレッツ少女に純愛を捧げるリチャード・ジェンキンス残酷ながらも、切なくて、だけど爽やか「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)は未見ですが評判が高いのも頷けます交通事故で全身やけどを負った男が飛び降り自殺…

96時間(2008)

「お前も捕まる!だから敵をよく観察しろ」原題は「Taken」(さらわれた者)これもよくある、たったひとりで敵のアジトに乗り込み大勢と戦いやっつけるという孤独のヒーローものでそんなのスティーヴン・セガールかジャン=クロード・ヴァン・ダムにまかせて…

愛と死の間(あいだ)で(1991)

「輪廻転生」と「因果応報」がテーマのサスペンス劇美輪明宏さんと江原啓之さんの「オーラの泉」が好きだった人なら面白く見れるのではないでしょうか「輪廻転生」って仏教的なイメージがありますがアメリカで行われた世論調査では4人に1人が輪廻転生を信じ…

アデライン、100年目の恋(2015)

「年と、恋人と、ワインの杯数は、決して数えちゃいけない」「ベンジャミンバトン」(2009)に通ずるようなSFロマンス主人公の境遇はありえないけれど、老いることや人生の在り方については考えさせられる作品でしょう夫に先立たれたアデラインは、ある日交通…

ランナウェイズ(2010)

「チ、チ、チ、チ、チ、チェリーボム♪」実在したガールズバンド「ランナウェイズ」日本での人気は爆発的なものだったそうですが私はその存在をよく知りませんでも10代で大成功を収め、大人たちの商業目的に利用されればおかしくなってしまうのは当然のような…

オール・シングス・マスト・パス(2016)

1960年に創業したタワーレコード5大陸30カ国に200店舗を有する大手レコード店チェーンであったにもかかわらず2006年に突如破産し、全店舗を閉店させることになりますえ?タワーレコードって破産していたの普通に営業してるじゃん?ラ チッタデッラ(通称タワ…

ディーパンの闘い(2015)

「スタートレックにアラブ人がいない理由は?」 「未来だから」 内戦の起きている国で、あかの他人同士が親子を偽装する それは親子のほうが難民の審査を通り 先進国に受け入れてもらえやすいからだそうです スリランカの難民キャンプで知り合った 元兵士の…

オデッセイ(2015)

「唯一の救いはユーモアだ」アインシュタインの言葉 原題の「The Martian」は火星人の意 NASA協力のもと、科学的検証も元にしたということ 大気がほぼ二酸化炭素の火星は ジャガイモの栽培に適しているのではないかと NASAでは火星と環境がにているペルーの…

人生スイッチ(2014)

アルゼンチンで爆発的にヒットし、歴代興収第1位を記録したというブラックコメディのオムニバスものアルゼンチン版の「世にも奇妙な物語」か「トワイライトゾーン」といった感じですその攻撃性はなかなかのものでどのエピソードも行くところまで行ってしまい…

間奏曲はパリで(2013)

原題の「La ritournelle」とはルーティーンのことで決まりきった仕事、日課、日常といった意味だそうですヒロイン演じるイザペル・ユペールは公開時でなんと60歳!そのチャーミングさに驚きますフランス人の肌は皺になりやすいのが欠点だと思いますがこの年…

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016)

シネスイッチ銀座で鑑賞したのですが平日にもかかわらず、ずいぶん女性客が多く入っていて驚きましたもしかして、主演のルーク・トレッダウェイという男性が今の若い女性に人気なのかしら?とか思っていたら映画が終わった後には売店に行列ああ、猫好きの方…

麦子さんと(2013)

「私、お母さんに酷いこと言ったんです」大した話ではないのですが、爽やかな感動作過去に「親不孝」をした経験のある人ならばきっと胸が痛むのではないかと思います主演の堀北真希さんが壮絶に可愛く、演技こそあまり上手くないのですがそのことがベテラン…

くちびるに歌を(2014)

「ドの音2回で前進」長崎県五島列島のとある島の中学校に1年間の期限付きで合唱部の指導にやってきた元ピアニストの臨時教員心に傷を負った人間が、何かの出来事でトラウマを克服するというはじまってすぐ展開が読める、やりすぎでベタなストリーしかしその…

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)

夏学校のプール花火大会好きな女の子男性というのは過去の思い出から脱却できないのだな岩井俊二監督の頭の中を覗いた気分になりこちらのほうが恥ずかしくなりました(笑)泳ぎで勝った方を花火大会に誘うと決めていたナヅナ(奥菜恵)ユウスケが勝ち誘われま…

木枯し紋次郎 関わりござんせん(1972)

「木枯し紋次郎」の続編脚本は笹沢左保の原作ではなく野上龍雄によるオリジナルストーリーということ「半端な金があると、なおさら絶望が深まるものさ」女が3人の子どもを殺した上、首を吊る導入部分からばっちりと暗いですそしてさらに物語は暗くなっていき…

木枯し紋次郎(1972)

原作はテレビドラマ化されなかった紋次郎登場第一作目の三宅島編ということ原作者の笹沢左保さんが島流しされた僧役で出演していますとにかく紋次郎以外みんなクズ軽薄な裏切り者ばかりの、悲しいくらいのクズ股旅風にするためでしょうか文太兄ぃが凄まじく…

次郎長三国志 第三部(1964)

「おせんちゃ~ん! おせんちゃん・・・」次郎長一家が清水に帰ってきて、新居を構えいよいよ次郎長一家の看板を掲げることになります次郎長の親分としての貫禄も十分一方で恋女房であるお蝶(佐久間良子)への気遣いも忘れません大政や三五郎など2作目まで…

続・次郎長三国志(1963)

前作の続きとはいえ、鶴田さんも山城さんも松方さんもいきなり腹巻とステテコ姿(笑)まずは増川仙右衛門の駆け落ち相手の家に行き謝り着物を贈られ赤鬼一家へと出向きますしかし赤鬼の金平(堀正夫) が全く話の分からない男次郎長一家初の喧嘩になりますが小…

次郎長三国志(1963)

マキノ雅弘監督がかつて東宝で手掛けた「次郎長三国志」を自らの手で東映で再映画化したシリーズの第1作東映美術のセットの美しさには、毎度ながらクラクラします「清水次郎長親分」も「森の石松」も名前を聞いたことがある程度でなんの知識もありませでし…

IT/イット(1990)

オカルト版「スタンド・バイ・ミー」公開中のリメイク版ではありません(笑)映画というよりは、テレビドラマのようだなと思いましたが実際、テレビドラマの前後編を1本にまとめた作品だそうですどうりで各エピソードが冗長なわけですもっと短く編集したほうが…

おやすみなさいを言いたくて(2013)

「私以上に、私の母を必要としてる子供がたくさんいる」女性が仕事に生きるとはこういう事イスラムの女性が集まり、お葬式のシーンしかし墓穴の女性は生きていました身体を清め、たくさんの爆弾の仕掛けられたベストを着る女性は自爆テロでした先にお葬式を…

ヘアスプレー(2007)

「人と違うことが評価される時代がきたのよ!」これは、ご機嫌系ミュージカル朝を迎えるボルチモアで「Good Morning Baltimore」と唄うハツラツとしたヒロインに、いきなり明るい気分にさせられますチビでおデブちゃんのトレーシーは歌と踊りが大好きないつ…

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015)

邦題でネタばれしていますが(笑) オーストリアを代表する画家、クリムト彼が残した名作、「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖像Ⅰ」別名「黄金のアデーレ」 これもまた間接的にナチスドイツの悪辣非道を 一方的に取り上げた作品ですが 強奪された美術品を取り…

セブンティーン・アゲイン(2009)

ザック・エフロン君の、お気軽なアイドル映画と思って鑑賞しかし、ストーリーはベタでしたが、これぞ「拾い物」なかなか面白かったですなんといっても映画ネタがいい「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」「バックトゥザフューチャー」のパロデ…

ブレードランナー 2049 (2017)

全く期待しないで見たせいか、思ったより良かったです 「ブレードランナー」とも、続編としてきちんと辻褄が合っていました しかし、高校生の息子は「つまらなくはないけど・・」という感じでした やはり「ブレードランナー」に思い入れがなければ 見てもピ…

あと1センチの恋(2014)

私が自分でチョイスを決してしないタイプの邦題ですが(笑)評価が高いので見てみました劇場公開でも女性からの圧倒的な指示で異例のロングラン上映となったそうですまあ、じれったいチャールズ皇太子とカミラさんのように回りくどい恋愛結婚がイギリス人はお…

オーケストラ!(2009)

原題は「LE CONCERT」(コンチェルト)社会派音楽コメディということですがこういう作品を見ると、フランス人と日本人の笑いのツボは違うということがわかります監督はルーマニアからフランスに亡命したという、ラデュ・ミエレアニュいかにもロシア人らしさ…