洋画・SF/ファンタジー/ホラー

ドクター・スリープ(2019)

原題「Doctor Sleep」 「シャイニング」の40年後を描いた続編 キューブリック版「シャイニング」(1980)は 原作者のスティーヴン・キングが 「嫌いだと記憶している唯一の自分の脚色作品」と お気に召さなかったことで有名(笑) 本作でも「キューブリック版…

スクリーム(1996)

「”13日の金曜日”の殺人鬼の名前は?」 「ジェイソンよ」 「残念 ジェイソンが登場するのは2作目からだ」 原題は「Scream」(叫ぶ・悲鳴をあげるの意) こちらも人気の殺人鬼 白いマスクに黒装束をまとった「ゴーストフェイス」 ウェス・クレイヴン監督の…

バタリアン(1986)

「本作に描かれているものはすべて真実で 登場する人物は実名です」 原題は「Battalion:The Return of the Living Dead」 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が実際にあった という前提で作られた間接的な続編(パロディ) 「バタリアン」とは軍事用語で…

ハッピー・デス・デイ(2017)

「恋はデ・ジャブ」みたいだ 「何それ」 「ビル・マーレイの」 「知らない」 原題は「Happy Death Day」 誕生日にベビーマスクの人物に殺されては 同じ誕生日の朝に戻ってまた殺されてしまうという よくあるタイムループもの&スラッシャー映画ですが ラブコ…

13日の金曜日 (1980)13日の金曜日 Ⅱ(1981)Ⅲ(1982)完結編(1984)

原題は「Friday the 13th」 人気のないキャンプ場で、若者たちが酒を飲んだりセックスしたり 乱痴気騒ぎをしているのを戒めることから ファンからは「風紀委員長」の愛称で親しまれている 殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズ こう続けてホラー映画を見てわかった…

チャイルド・プレイ(1988)

まだまだ続くよ、勝手に「夏ホラ」祭 ホラー映画界のアイドル、チャッキー登場でございます(笑) 原題は「Child's Play」(おままごと) ちょっと思っていたのとは違う、呪術的なオカルトもの 逃亡中の連続殺人犯が自分を撃った刑事と 撃たれた自分を見捨て…

ハロウィン(2007)

勝手に「夏ホラ」祭 といってもホラー映画って20本見て1本当たりがあればいいほう ならば名作から責めていくのが効率がいい なのに、ああ なんか違うと思ったらリメイク版だった(笑) 原題は「Halloween」 前半のブギーマンが誕生するまでのくだりはなかな…

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024)

原題は「A Quiet Place: Day One」(静かな場所:1日目) 「クワイエット・プレイス」シリーズの前日譚を描いたスピンオフ 作品より猫ちゃんがバズっていたので(笑) 猫偏愛主義者としては見に行くしかありませんでした 突如宇宙から謎の生物が飛来してきて…

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023)

原題は「The Wonderful Story of Henry Sugar」 原作はロアルド・ダールの1977年に発行された同名短編小説 (日本では「ヘンリー・シュガーのわくわくする話」小野章訳 1979年) 絵本や紙芝居のような、定点映像な構図に ウェス・アンダーソンらしいキュート…

ボーはおそれている(2023)

「みんな、どん底気分になればいいな」 アリ・アスターのSNSによる発信 原題は「Beau Is Afraid」 A24史上最高の製作費(3500万ドル=約53億円)をかけた超大作 批評家からは好意的な評価を受けたものの、興行収入は 1,100 万ドルという大赤字 それでもすで…

ヘル・レイザー(1987)

原題は「Hellraiser」(地獄を引き起こす者) クライヴ・バーカーが自身の原作を監督したホラー作品でB級低予算ながら、素人監督としてなかなかの出来栄え 皮膚感覚に訴える生々しい特殊効果と 痛みを姿で表したというクリーチャーのデザイン 今となっては見…

M3GAN/ミーガン(2023)

「与えておいて、どうして奪うの?」 原題は「M3GAN」(Model 3 Generative Android) で Model3=(模範、型式、(ファッション)モデル) generative=生成人工知能(AI) Android=人型ロボットのこと(たぶん) AIを搭載した子ども用人型ロボットが人間に…

A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー(2017)

原題も「A Ghost Story」 (”たくさんいる中のひとりの"ゴーストの物語) 死んだ男がゴーストになり、残された妻を見つめ続ける・・というと 「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990)を思い浮かべますが、ちょっと違う 妻が去ってしまった後も、ずっとその場に…

ガタカ(1997)

「ぼくに何ができるか決めつけるな」 原題も「Gattaca」 "Gattaca" のGとAとTとCは、DNAの基本塩基であるguanine(グアニン) adenine(アデニン)thymine(チミン)cytosine(シトシン)の頭文字で ここでは航空宇宙局の名称 近未来、 出生直後の遺伝子検査…

エスター ファースト・キル(2022)

原題は「Orphan: First Kill」 オーファンとは「孤児」のこと 異形のホラーサスペンス「エスター」(2009)の前日譚 前作では12歳だったイザベル・ファーマンが9歳(31歳)を演じ 13年後25歳で9歳を再び演じる できるだけCGに頼らず、昔ながらの物理的なトリ…

アトランティスのこころ(2001)

「小さい頃は楽しいことばかりでアトランティスのような幻の国にいるようだ 大人になると幻の国は消える」 原題も「HEARTS IN ATLANTIS」 ”HEARTS”は「こころ」ではなくトランプの「ハート」のこと 原作はスティーブン・キングの「ダークタワー」の中の断片 …

ザ・マミー(2017)

「トラになりたい王子がいた しかしなれなかった」 「ギャングに襲われた場所でトラだけが生きのびて 街で子どもを食っている」 原題は「Vuelven」(スペイン語で”戻って来る”の意) 英題は「Tigers Are Not Afraid」(トラは恐れない) 邦題は「mammy」(母…

ホワイト・ノイズ(2022)

原題も「White Noise」 (白色雑音) “noise containing many frequencies with equal intensities” (等しい強度の多くの周波数を含む雑音=騒音をかき消すためのノイズ ) のことだそうです 原作は1985年発刊のドン・デリーロの同名小説 2022年風に合わせて…

アバター ウェイ・オブ・ウォーター(2022)

原題も「Avatar: The Way of Water」 13年ぶりとなる続編 さすがに前作の内容をあまり覚えていなくて(笑) 復習しておけばよかったと後悔 でもストーリーそのものは難しくないので 前作を見ていない方でも大丈夫だと思います しかもジェームズ・キャメロン…

アダム&アダム(2022)

原題は「The Adam Project」(アダムの計画) 「スターウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 「ターミネーター」オマージュあるある &マーベル感たっぷりのタイムトラベルもの 新しさはない(笑) おまけにタイムパラドックスなんて起こらず 時間…

イカリエ-XB1(1963) 4kリマスター版

原題も「IKARIE XB 1」(宇宙船の名称) これはすごい映画でした 原作はスタニスワフ・レムの「マゼラン星雲」(1956) 「共産主義の未来をバラ色に描きすぎた」とレムが言っている通り 「(集団で)苦難を乗り越えた先にある桃源郷」的なプロパガンダSF と…

トゥモロー・ウォー(2021)

原題も「The Tomorrow War」(明日の戦争) パラマウント映画が新型コロナの影響で劇場公開を断念 amazonプライムに約2億ドルで売却され (2021年7月の為替ルートでは日本円にして約221億4100万円) 2021年7月2日より配信スタート それをプライム会員(…

ウエストワールド(1973)

「手を見せろ」 原題も「WESTWORLD」 マイケル・クライトンの脚本、初監督のSFの古典映画で レトロでおおようにも思える展開ですが AIが進み、もてはやされる現代だからこそ 伝わる怖さがあります またこの作品が多くのクリエイターに影響を与え 「ター…

ビッグ・フィッシュ(2003)

「君のために、5つの州の全てのお花屋さんから取り寄せたよ」 原題も「BIG FISH」 ”ビッグ・フィッシュ”とは、誰も信じないホラ話のこと 年寄りの何度も何度も繰り返す同じ昔話に 聞き飽きて、もううんざり・・という経験は 誰にでもあるのではないでしょう…

オルフェ(1949)

原題も「ORPHEE」 ギリシャ神話の”オルフェウス”をジャン・コクトーが翻案し映画化したもの 冥土や死神たち、暗殺者が乗るバイクや、黒い高級車は (ベンツじゃなくてロールスロイスだけどな 笑) ドイツ占領下のパリでのナチスをイメージしたものだそうです…

インターステラー(2014)

原題も「INTERSTELLAR 」恒星間 「2001年宇宙の旅」(1968)へのオマージュたっぷりの作品 5次元の世界から父親が娘を覗く書棚は“HAL”のウラ版みたいだし モノリスみたいなAIロボットも登場 板みたいなロボットが、意外と頼もしく 動きだけでなく、性格…

キングコング(2005)

原題も「King Kong」これ一本でキングコング三部作(笑)ドラマ編、ジェラシック・パーク編中途半端に優しい振りをする女は、自覚なく相手を傷つける編 意外と評価が高いのには驚き確かに特撮は完成型と言っても過言でないくらいCGが羅列する迫力の映像ノ…

トータルリコール(2012)

原題も「Total Recall」(完全な記憶)原作は1989年に発表されたフィリップ・K・ディックの短編集の中のひとつ「We Can Remember It for You Wholesale」(追憶売ります) 1990年のポール・バーホーベン版は言わずと知れた信者の多い作品こちらはリメイク版…

ドリームハウス (2011)

ラストまでいっきに見れましたどんでん返しのどんでん返し、まさかの結末 ダニエル・クレイグは編集者の仕事を辞め奥さん(レイチェル・ワイズ)とふたりの娘と共に郊外の中古住宅に引っ越し小説家の道を目指すことにします しかもとなりの奥さんはナオミ・…

ぼくを探しに(2013)

原題は「Atila Marcel」(アッティラ・マルセル)プロレスラーの父親のリングネーム 数々の傑作アニメを生み出し、日本でも評価の高いシルバン・ショメ初体験でございます(笑)ポップでキュートな映像、メルヘンと現実の中間のような世界観どの画面も切って…