「与えておいて、どうして奪うの？」
原題は「M3GAN」(Model 3 Generative Android) で
Model3＝（模範、型式、（ファッション）モデル）
generative＝生成人工知能（AI）
Android＝人型ロボットのこと（たぶん）
AIを搭載した子ども用人型ロボットが人間に逆襲する話ですが
公開前からSNSで「ミーガン・ダンス」がバズりまくり
予告で展開がほぼわかってしまう残念
水をかければ簡単に壊れるのも、なんだかなあ（笑）
監督のジェームズ・ワン曰く、描きたかったのは
ブラックコメディとホラーという危ういバランスだそうです
最後にはお人形さん（AI）だけでなく
ヒロインの少女まで、人間性を失ってしまうという（笑）
AIの暴走は使う人次第、人災なんだなと
この先AI搭載のロボットが普及されるとしたら
資格や登録が必要だと思いましたね
（じゃないとネグレクトの親が増えるだけ）
交通事故で（あまり尊敬できない）両親を亡くした8歳の姪
ケイディを引き取ることになった
シアトルの玩具メーカーFUNKI（ファンキ）社に勤める
ロボット工学者のジェマ(アリソン・ウィリアムズ)
しかし独身で研究一筋のジェマはM3GAN(ミーガン)の開発に忙しく
さらに安価のペット型ロボットの開発を上司のデヴィッドに迫られ
（バンダイさん、たまごっちのアイディアパクられていますよ 笑）
ケイディの世話をすることが出来ません
福祉局？のセラピストから祖父母か施設に預けることを提案されますが
虐待（育児放棄）していると思われたくない（してるから）
ジェマの卒業制作のロボット「ブルース」にケイディが興味を示したことから
ジェマは大急ぎでミーガンをプログラミングし
さらにミーガンをデヴィッドたちに披露するため
会社のモニタールームでケイディにミーガンを紹介します
ケイディを主要ユーザーだと認証させると
ミーガンはほんの数分でケイディに取り入り
ケイディは笑顔を取り戻します
ミーガンは少女と親友となるようにプログラミングされ
少女とのコミュニケーションを通して学習し
親の代わりにしつけをしたり
本の読み聞かせをしたりできると、ジェマは説明します
ミーガンの優れた性能に驚いたデヴィッドは
ミーガンの商品化に向けて発表会のイベントを行うことにします
一方ジェマの同僚やセラピストは、ケイディがジェマではなく
ミーガンを保護者として認識することを心配します
「今は忙しいだけ、落ち着いたら時間を取る」とジェマ
翌日ケイディとミーガンは庭でおもちゃで遊びます
ミーガンのおかげで仕事に集中できるようになったジェマ
ところがおもちゃが塀の穴から隣の家の庭に転がってしまい
おもちゃを取りに行ったミーガンが犬に襲われてしまいます
（このことが故障の原因と思われる）
ミーガンを助けようとしたケイディも犬に噛まれてしまいます
ジェマが警察を呼ぶと、飼い主の老婆はケイディが犬を挑発したと言い張り
その夜、犬は姿を消します
やがてケイディはジェマの言いつけを聞かなくなり
ミーガンが勉強を教えてくれるから学校にも行かないと言います
ジェマは自由な校風の学校を探し体験学習を申し込むと
ミーガンも一緒じゃないといやだと駄々をこねるケイディ
企業秘密であるミーガンを人目に触れさせたくないものの
渋々ミーガンも連れて行き人形の棚に置きます
（人形と一緒じゃないと嫌な子がたくさんいるようだ 笑）
生徒たちが森に探検に行くことになり
ケイディがペアを組んだのはクラスでいちばん乱暴な男の子ブランドン
まわりに人がいなくなると、早速ケイディの手に栗を押し付けてきました
すると目の前にミーガンの姿
ブランドンはミーガンを抱えて走り去り
ケイディの姿が見えなくなると、ミーガンはブランドンの耳を引きちぎり
ミーガンから逃げたブランドンは崖から落ち車にはねられ死んでしまいます
ブランドンの件は事故として扱われましたが
老婆が犬を探し車庫に入ると、そこにはミーガンがいました
老婆の死体が救急車に乗せられ
警察はジェマに老婆とのトラブルについて尋問します
さらにブランドンのちぎれた耳が森で見つかり
ケイディが殺人に関与しているのではないかと疑っていました
ジェマはすぐにミーガンの動作を休止し、袋をかぶせテープでぐるぐる巻き
ミーガンのファイルを調べますが、記録はすべて消されていました
（この頃には秒でハッキングし軍事兵器に導入出来るレベルまで進化 笑）
激怒するケイディをセラピストに預けると
ミーガンを会社の研究室に運び同僚のテスとコールに相談します
ミーガンの発表会の準備が着々と進められる中
テスとコールはミーガンの不具合を調べ
プログラミングを操作しようとしますがうまくいきません
自ら起動したミーガンはふたりを襲い
棒で応戦したコールを殺そうとします（テスに助けられる）
火事をおこし研究室から逃げたミーガンはデヴィッドを見つけると
（ミーガンのプログラムを盗んだ）カートの目の前で殺し、カートも殺すと
デヴィッドの死体とともに会場に現われ大パニック
会社の前に停めてあった車を盗みジェマの家に向かいます
そのときジェマははじめてケイディと向き合おうとし
ケイディを寝かしつけ部屋を出ると
リビングでミーガンがピアノを弾いていました
ジェマが人を殺したことを責めると
ミーガンは商売道具に利用したことを責め
「（設計した）あなたが無能だからよ」と
ふたりは乱闘になり、物音に気が付いたケイディが起きてくると
（ミーガンはボロボロになった姿をケイディに見られたくない）
リビングに入って来ないようにジェマに言わせます
ジェマは地下室に逃げ、追うミーガン
いくらミーガンに抵抗しようとしても力で敵いません
するとケイディがやってきて「もう一人家族がいるの」 と
「ブルース」を使ってミーガンの身体をまっぷたつに裂き
それでも動きを止めないミーガンの
おでこにある人工知能（基盤）にドライバーを刺すのでした
ケイディちゃん気が変わるのが早すぎだし
ミーガンちゃんも「恩知らずのクソガキが」 だし
（「ケイディは私が守る！」はどこいった 笑）
ケイディとジェマは無事警察に保護され
心配したテスとコールもやって来ました
しかし誰もいなくなった家の中では
パソコンから不気味な光が放っていたのでした
（データーは残っていたのね）
【解説】映画.COMより
子どもを守るAI人形が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー。
おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなAI人形「M3GAN（ミーガン）」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。
「ゲット・アウト」のアリソン・ウィリアムズがジェマ、「ブラック・ウィドウ」のバイオレット・マッグロウがケイディを演じた。「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「パージ」シリーズのジェイソン・ブラムが製作を手がけ、「マリグナント 狂暴な悪夢」のアケラ・クーパーが脚本を担当。
2023年製作／102分／PG12／アメリカ
原題：M3GAN
配給：東宝東和
劇場公開日：2023年6月9日
