2024-01-01から1年間の記事一覧
原題は「In the Mouth of Madness 」(狂気の口の中) タイトルはハワード・フィリップス・ラヴクラフトの 「At the Mountains of Madness」(狂気の山脈にて)をもじったもので ラヴクラフトへの敬意と、彼の作品のテーマへの言及がまれていて スティーブン…
原題は「Misery」 原作はスティーブン・キングが1987年に発表した同名小説 今見ると、ストーカーvs頭脳派という古典的な正統派サイコサスペンスで わかり易く手堅い作りで、特別驚くようなストーリーではありませんが 当時は女サイコというのがまだ珍しく キ…
原題は「Vom Lokfuhrer, der die Liebe suchte...」 (愛を求めていた電車の運転手さんから...) アゼルバイジャンの首都バクーにある”Schanghai”(上海)という地域 日本でも列車が住宅街ギリギリを通ってる場所がありますが ここでもギリギリまで線路脇に…
「地球の裏側の中国人や日本人は 落っこちないように磁石の付いた靴を履いてるんだと思ってた」 原題は「Il pleuvait des oiseaux」(鳥たちが雨のように降ってきた)で 山火事で森を飛んでいた鳥達が炎と煙に煽られて落ちてくる様のこと カナダのケベック州…
雑誌「BRUTUS」が4万通のアンケートを集計した 「観た後も心に残る感動を―映画好きが選ぶ“沁みる映画」で 20代以下のベストワン、総合でも3位に選ばれた本作(総合1位は「ニュー・シネマ・パラダイス」2位は「PERFECT DAYS」) 評価の高い作品なので、一応見…
原題は「Nitram」 1996年4月28日、オーストラリア・タスマニア島のポート・アーサーで 死者35人、23人が負傷した無差別銃乱射による大量殺人事件 「ポート・アーサー事件」 その27歳の犯人、マーティン・ブライアント(Martin John Bryant)の 「Martin」を…
原題は「Shogun」 原作は1980年にもアメリカで実写ドラマ化された ジェームズ・クラベルのベストセラー小説 主演とプロデューサーを兼任した真田広之は 「日本人が見てもおかしくない日本を描く」という原則のもと もとの英語の脚本を日本語に直訳し 日本人…
「人に関心を示されるとすぐに恋をしてしまう」 原題の「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」は アレクサンダー・ポープの詩「エロイーザからアベラールへ」(1717)からの引用 How happy is the blameless vestal's lot! 幸せは無垢な心に宿るThe worl…
四丁目シスターズのジーナちゃんから 嬉しいプレゼントが届きました 先日のオフ会で浅草のかっぱ橋を散策していたときに べべちゃんが欲しいと言っていたのを覚えていてくれたのです それは何かというと ずっしりとした丸い鉄の塊に取っ手 これは旦那が言う…
原題は「The Squid and the Whale」 主人公が幼いころ母親と自然史博物館で見た 「ダイオウイカとマッコウクジラの対決」の展示(ジオラマ)のことで ダイオウイカとマッコウクジラは、一般的には食う者と喰われる者の関係 マッコウクジラの主食はイカ類、特…
Happy 39th Birthday Bebe 本日11月23日は(今年も)自称39歳のべべちゃんの誕生日(笑) 今さら年をとるのは嬉しくないものの 嬉しいのはブロ友さんからのプレゼント ひとつめはスィーツ王子♡fpdさんからロイスダールの詰め合わせ fpdさんはいつもお菓子…
原題は「Portrait de la jeune fille en feu」(燃える少女の肖像) 批評家から絶賛され、国際的にも高い評価を受けた本作 監督は自身もレズビアンのセリーヌ・シアマ 映画と視聴覚における女性と男性の平等 性とジェンダーの多様性を促進を目的とする活動を…
「数学が得意になるため大事なものはなんだと思う?」 「頭の良いやつはすぐ諦める」 「次に脱落するのは努力ばかりするやつ」 「勇気 、難しい問題に当たったときに明日また解いてみようと思える余裕」 「それが数学的勇気だ」 原題は「이상한 나라의 수학…
小学生4年生の藤野は絵も漫画を書くのも上手く 学年の広報誌に4コマ漫画を連載しています スポーツもできて皆から称賛されている万能キャラ ある日から、担任の勧めで不登校の京本という子の 漫画も広報誌に載せることになると 藤野は京本の画力の高さに驚…
毎年11月に行われていたチェイサーさん主催による 「アラン・ドロン生誕記念祭 シネマ・ライブ」が 今年は残念ながら中止になってしまいましたが 去る11月17日、映画を愛する有志で ドロンさまを偲び映画を語るオフ会を行いました ★チェイサーさんのブログ L…
「彼女が俺に本気だったのかもと、今も心が乱れるからだろ」 原題の「Challengers」(挑戦者たち)は ATPチャレンジャーツアー(国際男子プロテニストーナメント)と 掛けているんですね ATPチャレンジャーツアーで好成績を残すと ATPツアー(全米オープンや…
「俺たち、まだやれるかな」 「当然だ」 このふたり、天国でもそんなこと言っていそうですね(笑) 原題は「Une chance sur deux」(2人のチャンス) 撮影当時アラン・ドロン62歳、ジャン=ポール・ベルモンド64歳 「ボルサリーノ」での共演から28年で三度目…
「死んだら会いに来なくていいわ」 原題は「Mort d'un Pourri」(腐った男の死) ストリーそのものは、殺された親友が若い愛人に託した 政治家の汚職行為を記録した文書を手に入れた男が命を狙われ はたして本当に悪い奴は誰なのか?という単純なものですが …
「他に道がない時にのみ革命は起こる」 東京日仏学院エスパス・イマージュ【追悼アラン・ドロン】にて鑑賞 原題は「The Assassination of Trotsky」(トロツキーの暗殺 ) スターリンによってソ連から追放されメキシコに逃亡した レフ・トロツキーが暗殺され…
Bunkamuraル・シネマ で開催されている(10/18~11/14) 【ロミー・シュナイダー映画祭2024】 にて 「プリンセス・シシー」を鑑賞してきました 他には「最も重要なものは愛」(日本劇場初公開)「デス・ウォッチ」(日本劇場初公開)の2本が公開されています…
原題は「La vida util」(スペイン語で耐用年数、または寿命) とても映画ツウ、シネフィル向けであるとともに 映画を映画館で人々に届けるために働く人々への 映画を愛する人々への敬意が込められている作品 舞台は南米ウルグアイのモンテビデオにあるシネ…
「東京日仏学院 エスパス・イマージュ」で開催された「追悼 アラン・ドロン」 2本目はジャン=ピエール・メルヴィルの最高傑作とも言われている「仁義」 2度目のレビューになるので、前回とは違うアプローチをしたいと思います(笑) 原題は「Le Cercle Roug…
東京のフランスと呼ばれている 「東京日仏学院 エスパス・イマージュ」で開催された アラン・ドロンの特集上映「追悼 アラン・ドロン」に行ってきました 「サムライ」「仁義」「ル・ジタン」「フリック・ストーリー」 「パリの灯は遠く」「山猫」「暗殺者の…
「タイムトラベルが理論上可能になった」 原題は「Dýrið」(アイスランド語で野獣) 美しくも厳しい自然のアイスランドの山間で牧羊を営み 牧羊犬と猫と暮らす仲睦まじい夫婦イングヴァルとマリア でもそこには、なぜか寂しそうな空気が漂っていました ある…
原題は「A Simple Plan」(シンプルな計画) 原作(脚本も)はスコット・B・スミスのベストセラー小説 公開時はコーエン兄弟の「ファーゴ」(1996年)と比較され 酷評もあったようですが、これはこれで面白い 普通の人たちが大金を拾ったために引き起こす、…
「メゾンマルジェラでビジュ爆発」「じゃぁ結婚しようよ!」 英題は「Baby Assassins 2 Babies」 メゾンマルジェラとは菅田将暉が紅白歌合戦で着ていたニットのブランド名で 殺し屋稼業のちさと(髙石あかり)とまひろ(伊澤彩織 )が 金欠になったアルバイ…
ムコリッタ(牟呼栗多)とは、仏教における時間の単位の一つ 1/30日=約48分のことで 「ささやかな幸せ」という意味もあるそうです 内容は高橋留美子の漫画 「めぞん一刻」を荻上直子風にした感じ? と思ったら、本当に荻上直子でした(笑) 美人の未亡人が経…
「生きるのが辛い でも死にたくない」 特別「面白かった」というわけではありませんが とても「真面目」に作った映画だと感じました 最近映画でこういう誠実さを感じることは少ない 私の見た中で、今年いちばんの邦画だと思います ストレス解消法には大きく…
「僕は常々思うんですが・・・」 「映画を作るなら、テレビとは違う観客が映画館で2,000円払うだけある それ相応のものを作るのが制作会社の使命ではないでしょうか」 「僕は常々思うんですが・・・」 「映画館にいかず配信で映画を見ている人が言うセリフじ…
「何処出身だ?」「ディズニーランド」 原題は「The Hitcher」(通りがかりの車に(無料で)乗せてもらう旅人のこと) 「ナイトホークス」(1981)「ブレードランナー」(1982)の カリスマ的な悪役でルドガー・ハウアーに惚れてしまった 映画ファンは多いと…