ぼっち・ざ・ろっく!(2022)

原作は、はまじあきによる同名漫画

初アルバムは(サントラと言わないんだな)

初週だけでCD売上7.3万枚

ダウンロード・アルバム・チャートでは1位

海外メディアからも高く評価されたそうです

物語としては、見た目の可愛いらしさに反しての

毒舌キャラが萌えではありますが(笑)

たぶんギターも挿入歌も相当いいんでしょうね

聴くことができないのが、何より残念

ヒロインでコミュニティ障害の後藤ひとりは

バンドに憧れ、1日6時間のギターの猛練習

ギターヒーロー」の名で動画投稿サイトにカバー曲を投稿すると

徐々に観覧数が増え人気も出ます

しかし友だちのいないひとりは

バンドを組むこともなく中学を卒業

高校でこそは!と意気込んで入学したものの

やはりひとりぼっち

しがしある日の帰宅途中、ひとりは(いつもギターを背負ってる)

欠員したギタリストを探していた伊地知虹夏(いじちにじか) に見つかると

無理やりライブハウス「STARRY」に連れていかれ

ベース担当である山田リョウとバンドを組もうと誘われます

ひとりはリョウに「ぼっち」というあだ名をつけられ

「結束バンド」を結成します

しかし緊張のあまりデビュー・ライブは大失敗

その後は段ボールに入って演奏することになり

実はギター/ボーカルを探していたと虹夏から聞いたぼっち

ぼっちがいつものように、学校の隅に隠れていると

喜多郁代(きたいくよ)という生徒がバンド活動をしていたという

噂を耳にします

勇気をふり絞って喜多ちゃん「結束バンド」に勧誘するぼっち

しかし喜多ちゃんはギター練習に挫折したことが

バンドを辞めてしまった原因だと打ち明けます

ぼっちは毎放課後、喜多ちゃんにギターを教え

喜多ちゃんをライブハウス「STARRY」に誘うと

なんと喜多ちゃんが辞めたというバンドは、虹夏とリョウのバンドでした

逃げた罪滅しとして、喜多ちゃんは「STARRY」の手伝いをしながら

バンドのギター/ボーカルとしても活動するようになります

アーティストって、いい意味での

コミュ障や妄想障害の人が多いですよね

この4人もバンドのことには一生懸命になるけど

プライベートな付き合いはほぼない

思い切って夏休みに江ノ島に行っても

階段を登るのがイヤでエスカーに乗ろうとする(笑)

喜多ちゃんが「展望台に行こう!」 と誘っても

ほかの3人は「疲れるから行きたくねー・・・」

さらに登っても文句ばかり(笑)

新学期になり、文化祭で出し物を募集しているのを知ったぼっち

目立ちたい一方で出場を申し込んでみたものの、とても出来る気がしない

案の定当日になると隠れてしまい、3人はぼっちを探します

が、いざステージに立ってみたらそこは別世界

ギターの弦が切れてしまったぼっちのために

アドリブを入れて時間を稼ぐ喜多ちゃん

ぼっちがやろうとしていることを察し、目と目で伝えあうリョウと虹夏

「みんなに見せてよ!」

「本当は後藤さんは すごくかっこいいんだってところを!!」

ライブが終了し(気分は)伝説のロックスターになったぼっち

ステージから思い切りダイブしてみたものの誰も受け止めてくれず(笑)

目を覚ますとそこは保健室で

喜多ちゃんが笑って見守っていてくれたのでした

 

障害は決して治るものではないけど(そこが病気と違うところ)

ひとつひとつの積み重ねで、他人とを隔てる高い壁が低くなっていくもの

それにはやはり周囲の人たちの理解が必要なのです

しかもそれをポップなギャグにしてしまうセンスの良さ

大人が見ても、勇気と元気をもらえると思います

 

 

【エピソード】Netflixより

1. 転がるぼっち 24

バンド活動に憧れるも、友達ができず1人でギターを練習する後藤ひとり。ある日"結束バンド"の伊地知虹夏に声をかけられ...

2. また明日 24

ライブを行うにはノルマがあると分かり、お金を稼ぐためにひとりは泣く泣くライブハウスSTARRYのアルバイトを始めることになる。

3. 馳せサンズ 24分

ぼっちでお昼を食べるひとり。虹夏が新メンバーを探していたことを思い出し、ギターが弾けるという喜多に声をかけようと思うも...。

4. ジャンピングガール(ズ) 24分

バンドが本格始動する中、ひとりはオリジナルソングの作詞を任され、バンドらしさと自分らしさの違いに思い悩む。

5. 飛べない魚 24分

いよいよライブだと意気込む4人は星歌に出演させてほしいと頼むが、まずオーディションを受けろと突っぱねられてしまう。

6. 八景 24分

友達がいないひとりはチケットノルマ5枚を満たすためにビラを配ろうとし、路地裏で酔っぱらっている廣井きくりに出会う。

7. 君の家まで 24分

ライブで着るTシャツのデザインを考えるためにひとりの家に集まることになったが、家に誰かを呼ぶことが初めてのひとりは...。

8. ぼっち・ざ・ろっく! 24分

ライブ当日。台風の影響で続々とキャンセルの連絡がきてしまい、重い雰囲気のなか結束バンドは4人としての初ライブを迎える。

9. 江ノ島エスカー 24分

メンバーと遊ぶために夏休みの予定を空けていたひとりだが誘われることはなく、見かねた面々は一緒に江の島に遊びに出かける。

10. アフターダーク 24分

新学期、文化祭で出し物を募集していると知ったひとりは、チヤホヤされたい欲求と失敗した時の恐怖の狭間で揺れ動いていた。

11. 十二進法の夕景 24分

文化祭初日、遊びにきた虹夏とリョウは喜多とともにひとりを捜し4人で文化祭を回る。そして2日目のライブに向け準備を進める。

12. 君に朝が降る 24分

そこに広がる今まで見えてこなかった景色。スティックが1曲目へのカウントを刻み、結束バンド4人の文化祭ライブがいま始まる。