2019-01-01から1年間の記事一覧

ぼくを探しに(2013)

原題は「Atila Marcel」(アッティラ・マルセル)プロレスラーの父親のリングネーム 数々の傑作アニメを生み出し、日本でも評価の高いシルバン・ショメ初体験でございます(笑)ポップでキュートな映像、メルヘンと現実の中間のような世界観どの画面も切って…

ハンター(1980)

原題も「The Hunter」30年の間に5000人以上の仮釈放中の逃亡者を牢に送り込んだと言われる実在のバウンティハンター、ラルフ・ソーソンを演じたスティーヴ・マックィーンの遺作アクション 確かに「ブリット」(1968)や「ゲッタウェイ」(1972)とは比ぶべ…

ブライダル・ウォーズ (2009)

原題も「BRIDE WARS」 日本の結婚式では予算や、両家のニーズにあわせたプランがいくつも揃っていますがアメリカやカナダでは、日本よりもっと花嫁が主役で花嫁の要望通りの結婚式が行われますその理由は披露宴の費用を花嫁の家が負担するから しかもご祝儀…

ジャッカル(1997)

原題も「 The Jackal」ブルース・ウィリスの主演映画って「ダイ・ハード」(1988)と「パルプ・フィクション」(1994)と「シックス・センス」(1999)以外これといって面白かった映画がないんですけど(笑)やはりツッコミどころ満載でした チェチェン・マフィアの…

明日に向って撃て! (1969)

♪Raindrops Keep Falling On My Head♪ 原題は「BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID」(ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド)同じアウトローの逃避行を描いた1967年の「BONNIE AND CLYDE」(ボニーとクライド)と邦題もラストも似ているけど ボニーとク…

去り行く男(1955)

原題は「JUBAL」(ジュバル=主人公の名前)名優たちの若い頃が見られる、実に豪華なキャストですが韓流ドラマを西部劇にしたみたいな善人陥れ系ドロドロ恋愛劇(笑)後味悪いけど、一応ハッピー・エンドになります ロッキーで崖から落ちて遭難した流れ者の…

ロミオとジュリエット(1968)

「ロミオ様、どうしてあなたはロミオなの」バルコニーで愛を交わすこの名セリフ、知らない人はいないはず(笑)そしてニーノ・ロータの甘い主題曲、名画には必ず名曲があります 今年(2019)6月、96歳で亡くなったフランコ・ゼフィレッリは ダ・ヴィンチの子孫…

グリーンマイル(1999)

「皆、グリーンマイルを歩いているのだ」 ”グリーンマイル”とは刑務所で死刑囚が最期に歩く緑色の通路のこと 三時間強とあって、さすがに何度も見ようとは思いませんが(笑)スティーブン・キング原作作品では「スタンド・バイ・ミー」と「ショーシャンクの…

ぼくの名前はズッキーニ(2016)

原題は「Ma vie de Courgette」(ズッキーニ(私)の人生)スイス=フランスのストップモーションアニメのクレイ(粘土)アニメ見た目は(クリスマス向けのような)ダークでメルヘンなファンタジーと思いがちですが依存症や児童虐待がテーマというビターでア…

ボーダー(1982)

原題も「THE BORDER」(国境)「レッズ(1981)」と「愛と追憶の日々(1983)」の間のジャック・ニコルソン主演の作品有名でもおかしくないはずのに、知らない作品でした(笑) メキシコからの密入国の実態と、賄賂で私腹を肥やす国境警備隊の腐敗そこに難民で子…

イーストサイド・寿司(2014)

原題も「East Side Sushi」 カリフォルニアに住むメキシコ系のシンブルマザーが日本独自の修行に耐え寿司職人を目指す物語中身は深くないものの、わかりやすく見やすいシンプルなサクセスストーリー さらりと性別や国籍に関する差別も盛り込まれていますが日…

「アラン・ドロン生誕84年記念祭」に行ってきました

2019年11月9日第7回「アラン・ドロン生誕祭」シネマライブが銀座タクトで開催されましたアラン・ドロンを愛するファンが集まり映画の名シーンと映画音楽を生演奏で楽しみます ドロンさまの秘蔵映像たっぷりの第6回も素晴らしかったですが今回はよりグレード…

ボルサリーノ (1970 )

チェイサーさん主催の「アラン・ドロン生誕84年記念祭」も明日と迫り(2019年11月9日(土)12:30~(開場12:00)銀座タクト)勝手に前夜祭も、今夜で終わり(笑) 最後を飾るのは原題も「BORSALINO」アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの三つ揃いの…

さらば友よ (1968)

「Yeah! 」「Yeahー!」 チェイサーさん主催の「アラン・ドロン生誕84年記念祭」(2019年11月9日(土)12:30~(開場12:00)勝手に前夜祭もここまできましたお待ちかね、原題も「ADIEU L'AMI」(さらば友よ) 緊迫感あるコインゲームドロンがブロンソンのタバ…

黄色いロールスロイス(1964)

原題も「The Yellow Rolls-Royce」これは隠れた傑作でした恋して、お洒落で、楽しくて、だけどシニカル心躍るテーマ曲が、ここぞというときに盛り上げてくれる 1台の黄色いロールスロイスが持ち主の手から手に渡るオムニバス形式で紡ぐ3つの時代の3つの物…

恋ひとすじに(1958)

原題は「CHRISTINE」(クリスチーヌ=ヒロインの名前)ドロンさま無名の23歳、3作目の主演で初めての主役級一方のロミーは、皇后エリーザベトを演じたオーストリア映画「プリンセス・シシー」(1955)が大ヒット16歳でトップスターになり絶大な人気を誇ってい…

あの胸にもういちど (1968)

原題は「LA MOTOCYCLETTE」(オートバイ)この邦題は私の邦題ランキングの中でもトップ韻もいいし、映画の内容ともあっています 若い人妻がマゾヒスティックな妄想にとらわれるのはルイス・ブニュエルの「昼顔」(1967)もですが同じSMでも、こちらは「調教」…

黒いチューリップ(1963)

原題も「La Tulipe Noire」(ブラックチューリップ)監督は、二代目フランスいちの美男子、ジェラール・フィリップ主演の「花咲ける騎士道」(1952)のクリスチャン=ジャック(初代はジャン・マレー、ドロンさまは3代目だそうです) ドロンさま、まるで昭和…

スコルピオ(1973)

「アラン・ドロン生誕84年記念祭」(2019年11月9日12:30~銀座タクトにて)今日も勝手に前夜祭(笑)7作目は原題も「SCORPIO」(さそり座) アメリカのバート・ランカスターフランスのアラン・ドロンそしてイギリスのポール・スコフィールドという豪華大物キ…

パリの灯は遠く(1976)

2019年11月9日(土)12:30(開場12:00)~銀座タクトにて、チェイサーさん主催する「アラン・ドロン生誕84年記念祭」の今日も勝手に前夜祭(笑) なんでもドロンさまの主演作のなかで一番の誇りにしているのがこの作品なのだそうです原題は「MONSIEUR KLEIN…

リスボン特急(1972)

原題は「UN FLIC」(警官)ジャン・ピエール・メルヴィルの早すぎる遺作享年55歳 始まってすぐ引き込まれる画の美しさメルヴィル・ブルーサングラスに鍔のあるソフト帽子とトレンチコートのハード・ボイルドスタイルセリフと無駄を削ぎ落とした演出に酔う 1…

シシリアン(1969)

2019年11月9日(土)銀座タクトにて12:30(開場12:00)からチェイサーさん主催する「アラン・ドロン生誕84年記念祭」の勝手に前夜祭(笑) 4回目はこれもドロンさまの代表作のひとつ原題は「LE CLAN DES SICILIENS」(シチリアの一族) やはり冒頭の警察の…

太陽が知っている(1968)

アラン・ドロンの「太陽」シリーズ第三弾(笑)といっても原題は「LA PISCINE」(プール) プールが舞台なだけに、ほぼ水着か半裸(笑)しかも序盤はずっとドロンさまと ロミー・シュナイダーがイチャイチャイチャイチャしているだけ(笑)(ドロンさまとロ…

若者のすべて(1960)

「自分たちの育った田舎では、家を建て始めるとき 大工の親方が最初に通った人の影に石を投げる風習がある」「なぜか」「家の基礎を固めるためには “いけにえ” が必要だからだ」 原題は「ROCCO E I SUOI FRATELLI」(ロッコと彼の兄弟)自堕落的な兄と真面目…

サムライ(1967)

銀座タクトにて、11月9日(土)12:30(開場12:00)からチェイサーさん主催する「アラン・ドロン生誕84年記念祭」の勝手に前夜祭(笑) 第1回目はもちろんこれ、原題も「LE SAMOURAI」メルヴィルの描く”男の美学”にはいつもこだわりがあるストイックで、渋く…

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018)

原題は「JOHNNY ENGLISH STRIKES AGAIN」(ストライクス ”一撃を加える” アゲイン) 忘れた頃にやって来た、まさかの第3弾意外にも日本だけで1億4千万以上稼いでるヒット作 笑ったのは、VRの現実社会(お婆ちゃん!)と夜中に眠れなかったジョニーが睡眠薬…

きっと、いい日が待っている(2017)

原題はデンマーク語で「Der kommer en dag」(いつの日か) 日本でも親の虐待によって幼い子の命が奪われたり学校での虐めが原因による自殺というニュースが毎日のように流れ最近では学校教諭による、若い教諭への虐めが報道されています でも実際は、虐待や…

奇蹟がくれた数式(2016)

「公式は人間が作るのではなく数学的には既に存在していて ラマヌジャンのような才能に発見されるのを待っている」 原題は「THE MAN WHO KNEW INFINITY」(無限を知った男)第1次大戦下英国に渡り、数々の数式の定理を解いたインドの若き天才数学者ラマヌジ…

仕立て屋の恋(1989)

原題は「Monsieur Hire」(ムッシュー・ハイヤー=主人公の名前)やっぱりパトリス・ルコントが好き アプローチはヒッチコックの「裏窓」(1954)と同じ毎日向かいのアパートをのぞき見している男がある殺人事件を知ってしまう だけど「裏窓」のジミー演じる足…

ギリーは幸せになる(2016)

原題は「The Great Gilly Hopkins」(華麗なるギリー・ホプキンズ)この邦題はいい(下手な副題がついていないのもいい)原作は「テラビシアにかける橋」の児童文学作家キャサリン・パターソンの「ガラスの家族」(偕成社) 古典的な児童文学を現代風にした…