2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ニノチカ(1939)

クリーム抜きコーヒーを頼んだら 「クリームが無いのでミルク抜きコーヒーにしてくれませんか」と言われた 原題も「NINOTCHKA」 伝説の女優グレタ・ガルボ、初のコメディ主演 「笑わない女優」ガルボが笑うシーンがあることから 「Garbolaughs!」(ガルボ笑…

殺しが静かにやって来る(1968)

原題は「IL GRANDE SILENZIO」(大いなる沈黙) ブニュエルは「アンダルシアの犬」(1929)を 人々を不快にさせるために作ったというけれど セルジオ・コルブッチもかなりシュルレアリスティック (理性や道徳、美的という先入見を排除した思考) 今までにない…

どら平太(2000 平成12)

オープニングクレジットに浮かぶ監督、市川崑 原作、山本周五郎 脚本、黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹 主演者、役所広司、菅原文太、石橋蓮司 ・・・という錚々たるメンバー どんな凄い映画なのかと期待が膨らむわけですが テレビの2時間ドラマでもこの…

潮騒(1975 昭和50)

「少女の目に矜(きょう)がうかんだ 自分の写真が新治を守ったと考えたのである しかしそのとき若者は眉をそびやかした 彼はあの冒険を切り抜けたのが自分の力であることを知っていた」 吉永小百合+浜田光夫 (1964年 昭和39)版は見ています どちらも昭和…

病院坂の首縊りの家(1979 昭和54)

市川崑×石坂浩二、金田一シリーズ(リメイク版除く)最後の作品 例のごとく犯人は大物女優、配役でわかってしまうけれど (笑) パスポート写真を撮るため、古びた写真館を訪れた金田一(石坂浩二)は 病院坂にある廃墟になった病院の廃屋の別邸で 婚礼写真…

女王蜂1978年(昭和53年)

「あ・か・い・け・い・と・の・た・ま 」 市川崑の金田一シリーズ4作目 犯人捜しは佐久間良子が登場した瞬間に終わり(笑) 「よ〜し、分かった」の加藤武の警部もいつも通り(笑) 主役の石坂浩二 脇を固めるのは仲代達矢に(学ラン姿に失笑) 岸恵子、高…

Wの悲劇(1984)

「女、つかいませんでした?」 これも凄い映画でした イキナリ薬師丸ひろ子の処女喪失シーンとか 三田佳子の愛人がホテルで腹上死とか(笑) でも私が見た角川映画の中では、もちろんツッコミどころはありますが(笑) 筋は通っているほうだと思います 劇中…

セーラー服と機関銃(1981)

「生まれて初めての口づけをおじさんにあげてしまいました 私愚かな女になりそうです 」 凄い映画でした(笑) 80年代スーパーアイドル、薬師丸ひろ子を相手に セーラー服の下に何も着ていないおなかのチラ見せ 露出多めの部屋着姿のブリッジ、四つん這いで…

時をかける少女(1983)

「ひとが現実よりも理想の愛を知ったとき それはひとにとって幸福なのだろうか? 不幸なのだろうか?」 子どもの頃、NHKで放映していた「少年ドラマシリーズ」 同年代の子どもたちはみんな見ていた人気番組でした 「タイムトラベラー」(1972)もその中の作品…

誰も知らない(2004)

第57回カンヌ国際映画祭で主人公を演じた柳楽優弥くんが14歳で史上最年少最優秀主演男優賞を受賞したことが話題になりました モデルとなったのは1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」母親(40歳)には売春や窃盗の逮捕歴があり愛人(56歳)のマンションに同居…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007)破(2009)Q(2012)

「新世紀エヴァンゲリオン」(1995~1996)を見ていないせいかスミマセン、いっこも意味がわかりませんでした(笑) 登場人物は主人公、碇(いかり)シンジ 、14歳、EVA初号機の操縦者綾波(あやなみ) レイ、14歳、EVA零号機の操縦者惣流(そうりゅう)アスカ…

淡水河の奇跡 <淡水駅>(2016)

【台湾巨匠傑作選 台北発メトロシリーズ】原題は「鮮肉老爸」(イケメンパパ) 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)と「フィールド・オブ・ドリームス」(1989)と「ラブソングができるまで」(2007)を足して割った台湾版ドタバタコメディ 新しいものは全…