市川崑

炎上 (1958)

原作は1950年(昭25)に実際に起きた「金閣寺放火事件」をモデルにした 三島由紀夫の小説「金閣寺」 (1956) 噂にたがわず見事な作品で オープニングのタイトルバックから名作の香り宮川一夫のカメラに 美術は(大映京都時代市川組の)西岡善信 クライマック…

どら平太(2000 平成12)

オープニングクレジットに浮かぶ監督、市川崑 原作、山本周五郎 脚本、黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹 主演者、役所広司、菅原文太、石橋蓮司 ・・・という錚々たるメンバー どんな凄い映画なのかと期待が膨らむわけですが テレビの2時間ドラマでもこの…

病院坂の首縊りの家(1979 昭和54)

市川崑×石坂浩二、金田一シリーズ(リメイク版除く)最後の作品 例のごとく犯人は大物女優、配役でわかってしまうけれど (笑) パスポート写真を撮るため、古びた写真館を訪れた金田一(石坂浩二)は 病院坂にある廃墟になった病院の廃屋の別邸で 婚礼写真…

女王蜂1978年(昭和53年)

「あ・か・い・け・い・と・の・た・ま 」 市川崑の金田一シリーズ4作目 犯人捜しは佐久間良子が登場した瞬間に終わり(笑) 「よ〜し、分かった」の加藤武の警部もいつも通り(笑) 主役の石坂浩二 脇を固めるのは仲代達矢に(学ラン姿に失笑) 岸恵子、高…

獄門島(1977)

市川崑監督×石坂浩二主演での 金田一耕助シリーズ第三弾 このシリーズの市川組のキャラ設定に殺し方は 現実的ではないにしても、よく考えられていて 実に見せてくれるとしみじみ思います バカっぽい3人娘 大原麗子さんに司葉子さんの美しさ 太地喜和子さんの…

おとうと(1960)

市川崑監督+宮川一夫カメラの代表作とのこと 「銀残し」と呼ばれる、褪せた色調が 大正時代らしいレトロな雰囲気を生み出しています 女学生のげんと、高校生の弟碧郎(へきろう) いかにこの姉弟が仲がいいのかがわかるように 物語は始まります 碧郎にとっ…

鍵(1959)

カメラは宮川一夫さん 撮影はさすが、一見の価値ありです。 機関車の連結だけで まるで男女の情交を連想させます。 全編に漂う隠微な雰囲気 印象的なシーンが多いですね。 物語はテーマである「老いと性」を ブラックコメディー的に描いています。 古美術鑑…

野火(1959)

第二次大戦末期のフィリピン戦線での日本兵たちの末路。 兵士たちは暑さと空腹のため ただダラダラと過ごしています。 敵の銃弾から逃げるだけで 戦う気力などまったくないようです。 そして襲う極限の飢え それは理性を失い狂気を生み出すのでしょう。 彼ら…

細雪(1983)

「ねばりはったな」 とにかくキモノ、着物を見る映画。 裏地まで凝っていて豪華ですね。 着物好きや、お茶やお華のおけいこ事をなさっている方には ため息が出るほどたまらない作品でしょう。 歳の離れた旧家の美人4姉妹。 本家の長女は銀行家と、次女は優…

ビルマの竪琴(1985)

「いっしょに日本に帰ろう」 大戦中、ビルマ(ミャンマー)での日本軍のインパール作戦。 インド領内の連合国側の本拠地インパールを制圧しようと 補給もないなか、無謀にも日本軍は進軍しました。 飢えと病に苦しみ、疲れ果て、傷つき 14万人近くの日本人…

映画女優(1987)

田中絹代さんといえば「楢山節考(ならやまぶしこう)」で 歯を折るシーンのため前歯を何本か抜いて演技したことで有名です。 ここ数年で彼女の若かりし日の作品を見るようになって その美しさにびっくりしました。 本当に綺麗な顔って国や時代が違っても 何…

おはん(1984)

優柔不断なダメ男に尽くす、芸者と捨てられた妻。 吉永小百合さんと大原麗子さん、当時は30代後半ということで いまでいうアラフォー世代。 綺麗ですねえ、日本人形のようです。 大原さんなんて声も色っぽいですしね、本当にうっとり。 美味しいものを食べ…

犬神家の一族(1976)

(この画像以外ないのかなあ?笑) 「犬神家の一族」、何十年かぶりに鑑賞しましたが 改めて見てみると、とても面白い作品でした。 オープニングのタイトル(文字の表記)に、大野雄二さんの音楽 出だしからとてもいい。 映画史にも人々の記憶にも残る名場面…

かあちゃん(2001)

見やすい映画でしたね。 貧乏長屋で身銭を削ってコツコツと貯金する一家。 長屋のみんなはその一家をひがみ、あることないこと悪口を言います。 それを小耳に挟んだ若い男は、ある夜その家に泥棒に入るのです。 ところが、そこの女将は若い男にお金を貯めて…