アジア映画

タレンタイム 優しい歌 (2009)

原題も「Talentime」(マレーシア英語でタレントショーのこと) 日本でも「ファンブック」(2021)が発売されるくらい 一部のファンからは評価がかなり高いようです マレーシア映画は初めてだと思うのですが 監督であるヤスミン・アフマドは(2009年脳卒中に…

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018)

「時計を贈ってはダメ 永遠という意味だから」「花火を贈ってはダメ 儚いという意味だから」 原題は「地球最后的夜晩」(地球最後の夜) 英題は「Long Day's Journey Into Night」(長い1日の夜への旅) 監督のビー・ガンは1989年貴州省凯里(かいり)市 苗族…

ひとつの太陽(2019)

「世界で一番公平なのは太陽だ 緯度に関係なく地球上のどの場所にも 一年中公平に光を注ぐ」 原題も「陽光普照」 (A-SUN )ここでの太陽とはたぶん親(特に母親)のことでしょう だけど親が子にいくら愛情を注いだからって日向ですくすく可愛がってもらい成…

淡水河の奇跡 <淡水駅>(2016)

【台湾巨匠傑作選 台北発メトロシリーズ】原題は「鮮肉老爸」(イケメンパパ) 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)と「フィールド・オブ・ドリームス」(1989)と「ラブソングができるまで」(2007)を足して割った台湾版ドタバタコメディ 新しいものは全…

まごころを両手に 〈新北投駅〉(2018)

「明るい未来を望むなら、つらい過去に感謝すべき」 【台湾巨匠傑作選 台北発 メトロシリーズ 】原題は「五星級魚干女」(五つ星干物女) 舞台になっている北投温泉は、戦前に日本人が開発した観光地ということ旭日旗があったり、神社に参拝したり、お神輿が…

この街に心揺れて 大橋頭駅(2015)

【台湾巨匠傑作選 台北発 メトロシリーズ 】原題は「愛情算不算」特別に面白いとか、見どころがあるというわけではないのですが(笑)リラックスして見れるラブストーリーで、休日にほっこりしたいときにおススメそして、間違いなく台湾ビールに魯肉飯が食べ…

パラサイト 半地下の家族(2019)

原題も「기생충(Parasite)」(寄生虫)ネタバレあり注意 アジア映画初の米アカデミー賞作品賞受賞ということで今、最も話題になっている映画ですね日本で黒澤明の「羅生門」(1950)がヴェネツィア映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞したときのように…

国際市場で逢いましょう(2014)

原題は「국제시장(ククチェシジャン)」(国際市場)韓国では1,410万人を超す観客動員を記録したという大ヒット作品 激動の時代の苦難をコメディタッチで乗り越えながらところどころに現代史の有名人を配置するというアプローチは「フォレスト・ガンプ/一…

私の頭の中の消しゴム(2004)

「許しとは、心の部屋を1つ空けること」私の涙腺に触れる事無く終ってしまいましたが若年性アルツハイマー型認知症について考えるきっかけにはなりましたもし自分が、もし愛する家族が認知症になったらどうするか私の母親なども物忘れが多くなってきて同じ…

マイ・カントリー マイ・ホーム(2018)

NHKグループの日本国際放送(JIB)とミャンマーの地上波チャンネルMNTVが共同製作監督はミャンマーを代表する女性監督チー・ピュー・シン映画としての出来は良いものではありませんでしたが日本人があまりテーマにしない「ナショナリズムとは何か?」というも…

JSA(2000)

感動のオリンピックも終わってしまいましたが(笑)(羽生結弦選手、国民栄誉賞おめでとう!)平昌五輪記念、勝手に韓国映画シリーズ第9弾これも有名すぎる「JSA」、噂通り素晴らしい映画でしたそしてこれは韓国にしか出来ない、とても奥深い反戦映画でした…

インサイダーズ/内部者たち(2015)

スピードスケートの女子団体パシュートオリンピックレコード&金メダルおめでとうございますエースの高木美帆選手は1500メートルで銀メダル1000メートルで銅メダルとオールカラーのメダル獲得という快挙オリンピックはいつまでも、夢と感動を与えて…

チェイサー(2008)

熱戦が続く平昌オリンピックだけど今日の一面は、アイスダンスのショートプログラムでのフランスのペアに危機的ハプニング本人たちも、こんなことで話題にはなりたくなかったと思いますが(笑)フリーではプレッシャーに負けない素晴らしい演技を披露してくれ…

ベルリンファイル(2013)

スピードスケート小平奈緒選手、1000m銀メダルに続き500mではスピードスケート日本女子初の金メダルを獲得!おめでとうございます!!しかもとってもキュートこの鬼カワイイ表情に撃沈したおじさまは日本中で数えきれないと思います(笑)オリンピックもますま…

サニー 永遠の仲間たち(2011)

男子ラージヒル(ヒルサイズ=HS142m)ソチ冬季五輪銀メダルのレジェンド葛西紀明選手(45歳)最年長選手として応援していましたが残念ながら記録が延びず2回目に進めず残念でした団体戦出場も難しくなりましたが何度も屈辱を味わいながらも、復活を遂げてきた…

ベテラン(2015)

男子フィギュアスケート、実に見事でした演技中のミスには悲鳴をあげてしまいましたがそれでも素晴らしい演技で堂々と獲得した金☆銀ダブルメダル宇野選手の銀メダルが確定した時に、思わず涙ぐんだ羽生選手に天使の涙を見ることができました羽生選手、宇野選…

親切なクムジャさん(2005)

平昌オリンピック、フィギュア男子ショート羽生 結弦選手が復活、見事な滑りを見せてくれました普段はまだ中学生のようなあどけない笑顔なのにリンクの上では”神の子”かと思える銀色オーラに包まれた演技世界中の人々が彼に魅了されてしまうのもわかりますそ…

猟奇的な彼女(2001)

「偶然とは、努力した人に運命が与えてくれる橋である」平昌オリンピック(ピョンチャンオリンピック)テーマは"Passion.Connected"(ひとつになった情熱)普段はあまりテレビを見ない私ですがオリンピックはついつい見入ってしまいます北国出身で冬のスポー…

カンフー・ジャングル(2014)

ワイヤーアクションなんか見たくないんだよ私は本格的格闘シーンが見たいんだよと、最初は思ったのですが途中から、すごく惹きこまれてしまいました(笑)拳術、足技、擒拿術、武器、外家拳、内家拳速い、強い、凄い中国武術欲張りセットストーリーこそ、なん…

ドラゴン危機一発(1971)

日本では「燃えよドラゴン」がヒットしてそのあとに公開されたというブルース・リーの主演第一作目かなりのB級C級テイスト(笑)アクション映画なんだか、コメディなんだか人が殺されてしまい行方不明になった従兄弟を探しに行くという設定の割には酒に酔っぱ…

海洋天堂(2010)

「自閉症は自分の世界で生きてるからいい」「自分の感情を表現するのがヘタなだけ あなたも分かってるはず」善い映画でした。人の支え、助け合い、思いやり。物語は父子の入水自殺をしようとする場面から始まります。見てすぐ障害があるとわかる青年。きっと…

ブルース・リー/死亡遊戯(1978)

ブルース・リーの衣装としては最も人気がある(と私が思ってる)この黄色に黒の縦線のトラックスーツ。赤ちゃんのロンパースまでありますよね。しかしブルース・リーが登場するシーンはわずか13分間。その短い彼のアクションを見るためだけの作品です。あ…

最後のブルース・リー/ドラゴンへの道(1972)

楽しい映画ですね。ブルース・リー唯一のコメディタッチの作品ということ。ローマにやってきたロン。お腹が空いたのでレストランに入るもののまったく言葉が通じません。タマゴを注文したつもりがやってきたのはスープが5皿。おかげで何度もトイレに行く羽…

燃えよドラゴン(1973)

小学生のころテレビの吹き替えで見たきりの作品。当時、私の次兄はかなりハマっていました。空手をやり始め、庭ではヌンチャクの練習。もちろんラロ・シフリンのテーマ曲のレコードは毎日聞くハメに。笑本棚には「空手バカ一代」という漫画が並びます。この…

少林サッカー(2001)

ギャグ漫画のような映画ですね。現実には絶対ありえない話。キャラも強烈。製作費ははかかっていそうだけどB級感しかありません。笑でも、ここまでオバカを徹底的にやったらある意味すがすがしい。笑踊りだしたらスリラーGKはブルース・リーアクションは…

風の音、愛のうた(2011)

タイ映画って、過去に見た記憶がないのですけれどなかなか素敵な作品でした。 タイに住む方ってもう少し褐色な肌でランニングと短パンのラフな服装なイメージがあったのですが私たち日本人と、顔立ちやファッションがほとんど同じでした。女の子は茶髪にし…

誰かがあなたを愛してる(1987)

秋のニューヨークがとても素敵。夜のマンハッタン朝焼けの橋馬車でくぐるアーチコニー・アイランドの海岸・・「香港映画最高のラブストーリー」と評されている作品だけありただただ素敵のひとこと。 そして、ひたむきで不器用な男の純情・・チョウ・ユンフ…

僕の彼女を紹介します(2004)

この作品とても評価が悪いようですが、可愛い作品でした。まるで少女漫画のようです。恋愛映画というよりはファンタジー系でしょう。 死んでしまった人が、風になって愛する人のそばにとどまり恋人に生きる力を与えそして去っていく・・そんな物語。 誤認逮…

アイス・カチャンは恋の味(2010)

マレーシア映画って初めてかもです、たぶん。私的には良かった、とても。 マレーシアで華人が多く住む小さな町の喫茶店の次男坊ボタック(阿牛 ・アニュウ)は居候の娘で幼馴染のアンチー(李心潔・アンジェリカ・リー)に片思い。お転婆で気が強いけど、ち…

息もできない(2010)

「人を殴る野郎は、自分は殴られないと思っている。 でも痛い目に遭う日がくる。 そのサイテーの日が今日で、殴るのもサイテーの奴だ」 思い返してみると、私は一度も親に叩かれた経験がありません。きょうだい喧嘩も年齢が離れているせいか、した記憶がな…