2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

愛してるって言っておくね(2020)

原題は「If Anything Happens I Love You 」(何が起きても愛している) ほぼモノクロのアニメーション映画ですが そのなかでひときわ異彩を放っているのが 学校の入り口に掲げられた(カラーの)星条旗 それだけで、このわずか12分間の映画の意味しているこ…

ウォレスとグルミット 仕返しなんかコワくない! (2024)

原題は「Wallace & Gromit: Vengeance Most Fowl」 (ウォレス&グルミット:復讐に燃える鳥) 前作の「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005)から (アカデミー賞長編アニメーション賞受賞作)19年ぶりの続編 クレイ・アニメって、制作に時間がか…

ノスフェラトゥ(1979)

原題は「Nosferatu: Phantom der Nacht」(ノスフェラトゥ:夜の怪人 ) 今年(2025)公開されたロバート・エガース版と 比べていいものかどうかわかりませんが ヴェルナー・ヘルツォーク版は古典作品らしく登場人物それぞれのエピソードは控えめ 過激なシーンも…

孤独のススメ(2013)

原題は「Matterhorn」(マッターホルン) この邦題、「孤独のグルメ」に便乗したんでしょうか (オランダの松重豊が、美味い食事を求めて旅する話ではない 笑) 今や配信されている高評価の映画をポチすれば LGBTQものに当たるという現状ですが(笑) よくあ…

ザ・メニュー(2022)

「私は、自分が食べたいものを食べるわ」 原題は「The Menu」 ジャンルはサスペンス・コメディになっていますが 内容的には、「不条理系映画」寄りだと思います 理屈で理解しようとせず、映画の世界観を感覚的に楽しむ・・ というもの 今が旬のアニャ・テイ…

フィッツカラルド(1982)

原題は「Fitzcarraldo」(主人公の通称) 19世紀末、南米ペルーのアマゾンのジャングルに オペラ愛好家の男がオペラハウスを建設しようとする話 映画史上最も制作が困難だった作品のひとつということで 主演のジェイソン・ロバーズが、映画の半分が完成した…

トムボーイ(2011)

原題は「Tomboy 」(お転婆娘) なんの前知識もなく見たので、それがよかった お父さんの膝の上で一緒にハンドルを持ち運転する少年ロール 今じゃご法度ですが、昔はこういう風景がたまにありました お父さん役のマチュー・ドゥミは ジャック・ドゥミとアニエ…

Flow(2024)

Flowは猫の名前だと思ったのですが(笑) 原題は「Straume」(ラトビア語で(川や潮流などの)流れ) 私が動物好き、猫も飼っているせいかも知れませんが(笑) 素晴らしい映画でした 人間がいなくなったアポカリプス(キリスト教における黙示)の世界で 地…

激動の昭和史 沖縄決戦(1971)

太平洋戦争末期の戦いを描いた「東宝8.15シリーズ」の第5作目ということ ちなみにシリーズは 「日本のいちばん長い日」(1967)「連合艦隊司令長官 山本五十六」(1968)「日本海大海戦」(1969)「激動の昭和史 軍閥」(1970)「激動の昭和史 沖縄決戦」(1…

戦国自衛隊(1979)

原作は半村良が1971年に発表した同名小説 演習中だった自衛隊の一小隊が、戦車やヘリなどの兵器ともども (信長のいない)戦国時代にタイムスリップしてしまうというもの 惜しい(笑) これ、もう少し中身を真面目に作っていれば傑作になったと思います 大金…

首都消失(1987)

原作は小松左京によって新聞連載された(1983年12月~翌年12月) 「首都(東京)の機能が停止したとき 日本の政治や経済はどうなるのか」というシミュレーション小説 単行本はベストセラーとなり、第6回「日本SF大賞受賞」を受賞 原作は未読ですが、映画は前…

幼な子われらに生まれ(2017)

原作は重松清が1996年に発表した同名小説 よき家族をもち、よき父親になることに憧れ目指していた男が キャリアウーマンの妻と離婚し 理想的と思った家庭的で子持ちの女性と再婚 ところが家庭より仕事を選んだ元妻との間にできた娘は彼にとてもよく懐き 一方…

ディープ・カバー 即興潜入捜査(2025)

原題の「Deep Cover」とは 「名前や身分を偽り(何年も)潜入する」という意味 が、amazonプライムビデオのセンスを疑う C級Ⅾ級の香りしかしないこの邦題に、タイトル画面 オーランド・ブルームが出ている目的以外で誰が見るのと思っていたら これがなかなか…

罪人たち(2025)

原題の「Sinners」には(キリスト教で) 「神の教えに背く行為をした人」という意味もあるそうです ミュージカル、スプラッタ、アクション 宗教、恋愛、家族愛、差別、黒人摂取、下ネタ、エロ サクセス・ストーリー全部詰まった ザッツ・エンターテインメン…

F1/エフワン(2025)

原題は「F1」 「「トップガン マーヴェリック」の製作陣× F1® 全面協力!」 の謳い文句は伊達じゃなかった 生意気な若者をベテランが育成していくという構成も 「マーヴェリック」とほぼ同じ(笑) ただ 「マーヴェリック」には「トップガン」という過去の名…