2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

恋するオペラ(1955)

原題は「Futures vedettes」(未来のスター) 別題(ソフト題)は「ブリジット・バルドー/恋するレオタード」 原作はヴィッキー・バウムが1920 年に発表した小説 「Eingang zur Bühne」(舞台への入り口) いわゆる#MeTooの先駆けもの BBが(83歳の時)セクハ…

あんのこと(2024)

話題作の配信が話題になっていたので(笑) ヨーロッパ映画には救いようのない絶望映画が多々ありますが 邦画でここまで見る側に感情を強要しない作りは珍しい 人が犯罪を犯すにはそれぞれの家庭の事情があるのかも知れませんが 個々の過去も、本当の気持ち…

いちばん逢いたいひと(2023)

北とぴあ (東京都北区王子)で開催された 「ユニバーサル映画祭 2024」 に行ってきました 全6作品上映された中で私が見たのは「いちばん逢いたいひと」 日本語字幕と音声ガイド付きのバリアフリー上映で アフタートークには監督の丈、プロデューサーの堀と…

ビバ!マリア(1965)

原題は「Viva Maria!」(マリア万歳!) これは最近見た映画で(といっても5年前だった 笑) 私にとってはまだ記憶に新しい映画 気取ったヌーヴェルヴァーグ野郎が(ルイ・マルのことね 笑) 彼のミューズでもあるジャンヌ・モローと ブリジット・バルドーの…

私生活(1962)4Kレストア版

原題は「Vie privée」(私生活) 監督はルイ・マル、カメラはアンリ・ドカエ、共演はマルチェロ・マストロヤンニ そしてブリジット・バルドーがブリジット・バルドー自らを演じる 私生活を追い回される人気女優の悲哀を描いた BBの代表作のひとつですが DVD…

気分を出してもう一度(1959)

「ブリジット・バルドーレトロスペクティヴBB生誕90年祭」第2弾は 「殿方ご免遊ばせ」のミシェル・ボワロンと ブリジット・バルドー×アンリ・ヴィダルが再びタッグを組んだ 「気分を出してもう一度」 原題は「Voulez-vous danser avec moi?」(私と一緒に踊…

「殿方ご免遊ばせ」(1957)4K レストア版

1934年9月28日パリ生まれ、現在は南仏サントロペにある邸宅 “ラ・マドラグ”で暮らしているブリジット・バルドーの90歳を祝い 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町にて 「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」開催 BBの愛称をお…

ゴーストランドの惨劇(2018)

原題は「Incident in a Ghostland」(ゴーストランドでの事件) 変態すぎる悪役に、ゴスロリなファッション、トリッキーな展開 怖いというより不快、いわゆる胸糞系ホラーでありますが ビジュアルもいいですし、好きな人はもの凄く好き、というタイプの映画 …

ヴィジット(2015)

原題は「The Visit」 (訪問) 15歳と13歳の姉弟が、初めて会う祖父母の家に滞在することになり 最初は優しい祖父母と楽しく過ごせると思ったものの だんだんと祖父母の奇行が目につくようになる・・という 「こんな老害イヤだ」ホラー(笑) 夜中に全裸で徘…

REC/レック(2007)

原題は「[Rec]」 全編ビデオカメラによるPOV(Point of View Shot=主観撮影)モキュメンタリー (ドキュメンタリー映像のように演出する表現手法) 公開当時は一躍話題となったスペインホラー 消防士の密着取材のため同行したレポーターとカメラマンが 通報が…

「エイリアン:ロムルス」(2024)

原題は「Alien: Romulus」 Romulusとは、軍神マルスの子で双子の弟レムスとともに狼に育てられた ローマの伝説上の建国者(初代王)のことで ここではエイリアンが生存している宇宙船の名称 初代エイリアンへのリスペクトがすご過ぎて、新しいものは何もなか…

シャイニング(1980)

「Here's Johnny!」(お客様だよ!) 原題は「The Shining」(かがやき) ここでは「優れた」という意味で 特別な能力(予知能力やテレパシー)を持っている人のこと 傑作でした まず最初に伝えたいのが、ストーリー云々というより キューブリックの映像美を…

ドクター・スリープ(2019)

原題「Doctor Sleep」 「シャイニング」の40年後を描いた続編 キューブリック版「シャイニング」(1980)は 原作者のスティーヴン・キングが 「嫌いだと記憶している唯一の自分の脚色作品」と お気に召さなかったことで有名(笑) 本作でも「キューブリック版…

デッド・ドント・ダイ(2019)

原題は「The Dead Don't Die」(死者は死なない) ジム・ジャームッシュの「ジョージ・A・ロメロ」 への敬愛と 「ゾンビ」 愛の集大成のような作品ですが 映画として面白いかどうか、といえばつまらない(笑) でも「コーヒー&シガレット」でコーヒー飲んでタバコ…

クリープショー(1982)

原題は「Creepshow」(虫のようなものが気味悪く地面を這いずり回る、という意) 監督はジョージ・A・ロメロ、脚本はスティーヴン・キング 特殊メイクはトム・サヴィーニって凄くないですか?(笑) ロメロ初のメジャー系公開となった本作 しかしまあ、内容…

ワールド・ウォーZ(2013)

原題は「World War Z」で「Z」とはゾンビのこと ゾンビ映画にして製作費は約2億ドル 主演にブラッド・ピット、マーク・フォースターを監督に迎えたハリウッド大作 フィラデルフィアのシーンには3000人のエキストラ 一方でゾンビの大群はAIを用いた(当時)…

スクリーム(1996)

「”13日の金曜日”の殺人鬼の名前は?」 「ジェイソンよ」 「残念 ジェイソンが登場するのは2作目からだ」 原題は「Scream」(叫ぶ・悲鳴をあげるの意) こちらも人気の殺人鬼 白いマスクに黒装束をまとった「ゴーストフェイス」 ウェス・クレイヴン監督の…

バタリアン(1986)

「本作に描かれているものはすべて真実で 登場する人物は実名です」 原題は「Battalion:The Return of the Living Dead」 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が実際にあった という前提で作られた間接的な続編(パロディ) 「バタリアン」とは軍事用語で…

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968)

原題は「Night of the Living Dead」(生きる死体の夜) かき集めた10万ドルちょっとの製作費で 250倍以上の利益をたたき出したという 当時最も利益をあげたジョージ・A・ロメロの監督長編デビュー作で 本作がなければ、その後のゾンビ文化は生まれなかっ…

ハッピー・デス・デイ(2017)

「恋はデ・ジャブ」みたいだ 「何それ」 「ビル・マーレイの」 「知らない」 原題は「Happy Death Day」 誕生日にベビーマスクの人物に殺されては 同じ誕生日の朝に戻ってまた殺されてしまうという よくあるタイムループもの&スラッシャー映画ですが ラブコ…