2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
原題は「I'll Be Seeing You」(私はあなたに会うでしょう) アマゾンプライムの古典名作大量配信企画の1本 こういう映画をけなしたら罰が当たりますね 「I'll Be Seeing You」のタイトルがしっくりくる素敵なラスト パーティのドレスを買うシーンは注目($6…
原題も「CRY MACHO」(鳴けマッチョ=男らしく泣け) マッチョとは男性が持つ強靭さ、勇敢さ、筋肉質な身体の例えですが ここでは主人公のあだ名と、闘鶏の名前をかけています ロードムービーといってもひと味違う どちらかと言えば、人生の終盤にさしかかっ…
原題も「Nóż w wodzie」(水の中のナイフ) 舟と、ふたりの男とひとりの女の映画として思い浮かべるのは 「太陽がいっぱい」(1960)「冒険者たち」(1967) 「狂った果実」(1956)と、そして本作(笑) ポランスキーのデビュー作として有名ですね 脚本はイ…
村上春樹の短編小説「女のいない男たち」の中から 「ドライブ・マイ・カー」「シェエラザード」「木野」 3つの物語から構成されたドラマ テーマは男が過去を見つめ直し、強さや威厳より 自分の弱さを認めて再生していくもの(たぶん 笑) 各賞を総なめにし、…
「パリは燃えているか! パリは燃えているか!」 原題も「Paris brule-t-il?」英題「Is Paris Burning?」 は、ヒトラーが幕僚に訊ねたとされている言葉ですが 当時の「パリの民衆の気持ち」とのダブルネーミング(たぶん 笑) 11月6日にアラン・ドロン生誕87…
「不幸な人間はそれだけで人を傷つけてしまう」 原題は「طعم گيلاس 」(さくらんぼの味) でも作中に出てくるのは桑の実(笑) (日本語訳が違うのかな) そして突然のメイキング映像で終わるラスト 最初見た時は訳がわからなかったけど(笑) アッバス・キ…
「美しいかもしれない天国や 響きのいい約束よりも 目の前の葡萄酒」 原題は「باد ما را خواهد برد,」(風が私たちを運んでくれる) これもまたアッバス・キアロスタミの意地悪な映画 でもこの巧みな展開には唸ります、うますぎる(笑) テヘランから約700キ…
「僕の幸せはただひとつ」「君の幸せだ」「君を幸せにしたいんだ」 原題は「زیر درختان زیتون」(オリーブの木の下で) 映画作りの現場を映画にするというアイデアは フランソワ・トリュフォーの「アメリカの夜」(1973) と同じ 「アメリカの夜」は「突然炎の…
「道はどこかへ続いているものだ」 原題は「زندگی و دیگر هیچ 」(人生、ほかに何もない) 1990年6月、イランで起きたマンジル・ラドバール地震 約4万人が死亡、約30万人が負傷、約50万人が家を失い 「友だちのうちはどこ?」の出演者の安否確認のため現地を…
原題は「مشق شب」(宿題) アッバス・キアロスタミの「友だちのうちはどこ?」(1987) の次に 制作されたインタビュー・ドキュメンタリー イラン政府の検閲と妨害により映画製作が困難ななか 「子供の話なら可」という条件で撮影許可がおりたそうです 小学校を…
原題も「خانه دوست کجاست ؟」(友だちの家はどこですか?) 友だちの宿題ノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が ノートを返すため友だちの家を探しにいくという ただそれだけのシンプルなストーリー アッパス・キアロスタミは小津安二郎のファンを公言し…
「女には淑女と娼婦が同居しているからな」 原題は「JEZEBEL」(ジョゼベル) 旧約聖書に出てくるイスラエルの王アハブ(異教徒)の邪悪な妻の名で 転じて悪女 、恥知らずな女という意味 1852年黄熱病騒ぎのニューオーリンズ 自身のパーティに遅れ、しかも乗…