2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メランコリック(2018)

メランコリック(melancholic)とは憂鬱 あるいは物思いに沈むさまのこと きっちさんのおススメで鑑賞 東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞 ドイツのニッポンコネクションで観客賞 ウディネファーイースト映画祭で新人監督賞を受賞 製作費300万…

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021)

「ザ・ファブル」(2019)の続編 こちらのほうが笑いのツボははまりました 前作よりヨウコ(木村文乃)の活躍が増え ミサキ(山本美月)は超明るいキャラに変貌 ミサキの髪型変えた、洋服似合ってる質問に まさかの佐藤(岡田准一)の答えがヘビ?(ミルクス…

ザ・ファブル(2019)

このテの作品は予告だけで内容が分かってしまいますが(笑) ねこちゃん(猫姫)のおススメとあり鑑賞しました 原作は南勝久の「今一番面白い」と称される漫画で 累計部数はなんと2000万部を突破 監督はCMやWEBムービーで国際的に高い評価を得ている江口カン…

護られなかった者たちへ(2021)

「声をあげてください そうすれば誰かが助けてくれる」 原作は中山七里の同名小説で「宮城県警シリーズ」の第1作 テーマは震災後遺症と生活保護 佐藤健は見るからにヤバそうな雰囲気を醸し出し 清原果耶は静かだけど確かな怒りを目から感じる いい演技してい…

ノイズ(2022)

原作は「グランドジャンプ」に2018年から2020年まで連載された 筒井哲也の漫画作品 藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介を見るという感じ サイコ役の渡辺大知は上手かった(笑) なにもしていなくても怖い怖い怖い 愛知県の猪狩島 農園を営む藤原竜也と妻の…

ベイビーわるきゅーれ(2021)

「2人で生き残ろうね」 「帰ったらケーキ食べようね」 英題は「Baby Assassins」(赤ちゃんの暗殺者) 自分から勧んで見るような映画ではないのですが(笑) 町山氏の解説で、アメリカの辛口映画評価サイト 「Rotten Tomatoes」での評価が100%と知り鑑賞しました…

40歳の童貞男(2005)

「男ってのは どいつも女との話し方を知らない」 原題も「THE 40 YEAR OLD VIRGIN」(40歳の童貞) 最初から最後まで下ネタのオンパレード(笑) でも登場人物が皆いい人ばかりなので、愛情深い物語になっています オープニングだけで主人公アンディがどうい…

ブレット・トレイン(2022)

原題も「BULLET TRAIN」(弾丸列車) 新幹線「ゆかり号」京都行き 停車駅は、品川、新横浜、静岡、名古屋、米原 凄腕だけどツキのない殺し屋が 身代金の入ったブリーフケースを巡り大暴れ 原作は伊坂幸太郎で、日本が舞台ありますが 微塵も実際の日本は描か…

ディープエンド・オブ・オーシャン(1999)

原題も「THE DEEP END OF THE OCEAN」(深い海の果て) 3歳になる息子が、母親が目を離した隙に行方不明になってしまう・・ 映画の出来がイマイチなのが残念ですが(笑) テーマがテーマだけに、胸に突き刺さるものはありました 子どもがいれば、こういう状…

レインボー (2015)

目でなく心で眺める 周りは魔法だらけ 魔法が見えたらつかんで飲み込むんだよ 原題も「Dhanak」(虹) 10歳の姉が8歳になる盲目の弟に 角膜移植の手術を受けさせるため 300キロを旅するロードムービー よかったです 見ず知らずの大人たちの親切に温かい気持…

「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」行ってきました

AWAとは“Accidentally Wes Anderson”の略称で 2017年、NY在住のワリー&アマンダ夫妻が旅の計画のため Instagramコミュニティを開設 (暗い階段(笑)を上り2階の受付へ) 世界の実在の風景から、アンダーソンの映画に出てきそうな場所を 撮影し投稿するとい…

おやすみ オポチュニティ(2022)

「それでは目覚ましソングを流します」 原題は「Good Night Oppy」 よかった、とても感動しました 見終えた後にはタイトルを見ただけで泣きそうになります(笑) 2004年、NASAが打ち上げた双子の火星探検ロ―バー スピリットとオポチュニティ(Oppy)の ドキ…

マーダー・ミステリー2(2023)

原題も「Murder Mystery 2」 アダム・サンドラー&ジェニファー・アニストン共演 「マーダー・ミステリー」の続編 前作同様トリックや謎解きはほとんどなく(笑) 行く先々で関係者が(ギャグ的に)バンバン死んでいき 生き残った誰かが犯人というスタイル …

マーダーミステリー(2019)

原題も「Murder Mystery」 マーダーミステリーとは殺人事件を題材にして 探偵側と犯人側に別れ、会話や演技によって進行する 「推理小説の登場人物」を味わうためのパーティゲーム なので本格的なミステリーを期待してはいけません(笑)バリバリのアメリカ…

ビッグ・ガン(1973)

原題は「Tony Arzenta」(トニー・アルゼンタ) 英題の「big gun」(大砲)はアメリカのスラングで「大物」や「幹部」のこと マフィアに妻子を殺された男の復讐ものですが ポンチョがスーツ、馬が乗用車 ジュリアーノ・ジェンマがアラン・ドロンになっただけ…

シン・仮面ライダー(2023)

どうせamazonプライムビデオですぐに配信されるんだから(笑) 劇場で見るつもりはなかったのですが チネチッタでバリアフリー上映が始まったため鑑賞 1971年に始まった第1作目の「仮面ライダー」の記憶は ほとんど記憶にないので比べることはできませんが …

みじかくも美しく燃え(1967)

原題は「Elvira Madigan」(エルヴィラ・マディガン) 1889年に実際に起きたスウェーデンのシクステン・スパーレ中尉(34歳)と サーカスの綱渡りダンサー、エルヴィラ・マディガン(21歳)の心中事件を ボー・ヴィーデルベリ監督が映画化 ただただ美しい、…

ラ・ジュテ(1962)

原題の「La Jetée」とは空港の搭乗用通路や防波堤のこと 静止画を繋ぎ合わせた構成は「フォトロマン」と呼ばれる手法で セリフはなく、映像にナレーションを被せたショートムービー このわずか28分の作品が、のちの多くの監督に多大な影響を与えたそうです …

暗殺のオペラ(1970)

原題は「Strategia del ragno」(蜘蛛の戦略) 原作はホルヘ・ルイス・ボルヘスの「Tema del traditore e dell'eroe」 (裏切り者と英雄のテーマ) クレジットタイトルはアントニオ・リガブエの絵画が背景 (ポー河流域の風景にライオンや豹の野獣が登場) ベ…

生きる LIVING(2022)

「生きることなく人生を終えたくない」 原題も「Living」(生きる) 黒澤明の「生きる」(1952)のリメイク 監督は南アフリカ出身のオリヴァー・ハーマナスで本作が初のイギリス映画 脚本はノーベル賞作家カズオ・イシグロ プロットはほぼ同じですが セリフ…

梅切らぬバカ(2021)

タイトルの「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」は 桜は枝の切り口が腐りやすいため、むやみに剪定してはならず 梅は無駄な枝を切らないと、良い花や実がつかなくなる 「個性に応じた手の掛け方が大切」という意味だそうです テーマは障害者とその親の高齢化 かとい…

ビブリア古書堂の事件手帖(2018)

これは酷い(笑) まず冒頭の葬式のシーンは「小早川家の秋」(1961)のオマージュ ちなみに「小早川家の秋」舞台は京都ですが 現代の鎌倉でもこのようなお葬式をしているのでしょうか(笑) カツ丼が自慢の食堂を営んでいたやさしい祖母の絹子が死に 孫の大…