マーダーミステリー(2019)

原題も「Murder Mystery

マーダーミステリーとは殺人事件を題材にして

探偵側と犯人側に別れ、会話や演技によって進行する

推理小説の登場人物」を味わうためのパーティゲーム

なので本格的なミステリーを期待してはいけません(笑)
バリバリのアメリカンコメディ

下ネタは多いものの、直接的なシーンはないので

ファミリームービーとしてギリギリのセーフ(笑)

特にご夫婦での鑑賞をおススメします

結婚15年目を迎えるの倦怠期の夫婦
刑事試験に落ちてばかりにもかかわらず、刑事と偽る警官ニックと

ミステリー小説好きの美容師の妻オードリー

美容室でのご婦人の会話は

日本の主婦の井戸端会議と全く同じ

旦那に対する愚痴は万国共通

殿方の皆さん、よく見て聞いて

しっかり肝に命じておくように(笑)

結婚記念日のディナー、ニックの警官仲間で友人夫婦のジミーが

妻のホリーにプレゼントしたという素敵な指輪を見て

その夜ついにオードリーはキレてしまいます

ヨーロッパ旅行に連れて行くとプロポーズで約束したじゃない

ネムーンどころか、15年間旅行さえしたことがない

もううんざり!

わかるー--(笑)

女性なら誰でも、ニックのような人格にイラッチする

しかもアダム・サンドラーこういう男が似合いすぎる

やばい、やばい、やばい、本気で怒ってる

ニックはサプライズだと、ヨーロッパ旅行を予約したふりをし

急遽飛行機を手配しますが

機内ではニックのイビキがうるさくて眠れない

ファーストクラスに忍び込み耳栓を盗むオードリー

そこで大富豪の子爵チャールズと知り合い意気投合

チャールズはニックとオードリーを

叔父のマルコムが主催するクルーズ船のパーティーに招待します

パーティに招待されたのは、チャールズと

チャールズの元恋人で現マルコム夫人のスージー
マルコムのゲイの息子トビー
人気女優グレーズ
モナコグランプリのレースドライバー、カルロス
ムンバイのマハラジャ
ナミビア国の片目片腕のウレンガ大佐

スペツナズ出身でウレンガ大佐のボディーガード、セルゲイ

そしてニックとオードリー

マルコムはその場で遺産は全て妻のスージーに与えると宣言し

書類にサインをしようすると、突然明かりが消え

つぎに照明がついたとき、マルコムは家宝の剣を胸に刺され死んでいました

「まって、夫は刑事よ!」

この中に犯人はいる、しかもふたり

照明を消した人物と、実行犯だ

何にも手を触れず、各自部屋に戻り鍵をかけ

無線でモナコの警察に連絡すること

なのに剣を抜いたりまた刺したり

やることがおバカすぎる(笑)

 

殺人事件の3大動機は、金と愛と復讐

ニックとオードリーは誰が犯人か推理し

息子のトビーが一番怪しいことに気付きますが

そのトビーも何者かに殺されてしまいます

しかもモナコ警察の警部補ドラクロワ第一容疑者に挙げたのは

ニックとオードリーでした

逮捕される前に真犯人を見つけねば!

正直言って全編くだらないのですが(射撃が下手過ぎる 笑)

尺がちょうどいいし、観光気分もそれなりに味わえる

なによりジェニファー・アニストンの好感度が高い

一番許せないのは、夫に嘘をつかれていたこと

ラストはベタだけど、ダメ夫が妻を救うため大活躍

妻の愛と信頼を取り戻したのでした

 

 

【解説】映画.COMより

ヨーロッパ旅行中に殺人事件に巻き込まれたアメリカ人夫婦が真犯人を探すべく奔走する姿を、アダム・サンドラージェニファー・アニストン共演で描いたコメディドラマ。結婚15周年を迎える警官の夫ニックとミステリー小説好きな妻オードリーは、ずっと先延ばしにしてきたハネムーンを実現させるためヨーロッパ旅行へ出かけることに。飛行機内で知り合った大富豪チャールズと意気投合した2人は、彼の叔父マルコムが主催する船上パーティに招待される。セレブが集まるゴージャスなパーティに大はしゃぎするニックとオードリーだったが、船内でマルコムが何者かに殺害される事件が発生。刑事から容疑者扱いされた2人は、自らの手で真犯人を探し出すべく立ち上がる。共演に「美女と野獣」のルーク・エバンス、「007 慰めの報酬」のジェマ・アータートン、「デッドプール2」の忽那汐里Netflixで2019年6月14日から配信。

2019年製作/97分/アメリ
原題:Murder Mystery
配信:Netflix