ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021)

ザ・ファブル」(2019)の続編

こちらのほうが笑いのツボははまりました

 

前作よりヨウコ(木村文乃)の活躍が増え

ミサキ(山本美月)は超明るいキャラに変貌

ミサキの髪型変えた、洋服似合ってる質問に

まさかの佐藤(岡田准一)の答えがヘビ?(ミルクスネーク)

(毒はなく穏やかな性格で飼いやすい=ミサキと似ている?)

ジャッカル(宮川大輔)の決めゼリフが「コンプリート!」 になり

佐藤が突然大笑いしたせいで

ズッコケて頭から落ちるインコ (ありゃ演技じゃないな 笑)

 

井崎 (パンクブーブー黒瀬純)が貝沼(好井まさお)に逃げられ

「へ?へ?」と探してる時の車のナンバーが「へ」

10階建て団地の足場でのアクションは圧巻だけど

絶対、落下死してるだろ(笑)

しかも全員ネイビーシールズの特殊部隊並みの身体能力

(製作費が増えたのがまる判り 笑)

そこに「頑張ってるのに邪魔しちゃ悪い」のか

「失敗する前に支える」べきか
「過保護」に育てられた子どもの行く末というテーマが

微妙に入ってきます

4年前、売春組織の5人の男を殺したファブル

そのなかのひとり、金髪の男の車の後部座席に

少女ヒナコ(平手友梨奈) が乗っていました

車は暴走し立体駐車場から落下

ファブルはヒナコを救出するため、抱えて車の屋根の上に落ちました

車椅子になったヒナコは「子供達を危険から守るNPO団体」代表の

宇津帆(堤真一)の手伝いをしていま

が、子どもたちを見守る活動は表向きで

ウツボ部下殺し屋スズキ(安藤政信)を使い

金持ちの親を持つ若者の弱みを握っては脅迫し

大金を巻き上げたあと殺害するという悪事を働いていました

しかも4年前殺された売春組織のメンバーのボスだったのです

ウツボは新たに元「真黒カンパニー」 の井崎を雇うことにしました

ウツボはファブルに復讐するため、井崎から情報を得ようとしていました

しかしこの井崎、ウザいだけで使えない男

佐藤ミサキと社長の田高田(佐藤二朗)から

時給100円アップを条件にクリスマスのイラストを頼まれ苦労している時

偶然公園で、鉄棒を使い立つ練習をしているヒナコを見かけます

その日から神出鬼没 にヒナコを見守るようになる佐藤

事務所に戻ったヒナコが、思わず佐藤をストーカー呼ばわりしたことから

ヒナコの兄を装ったスズキから「妹に近づくな、変態」

蹴りを入れられてしまう佐藤

「変態なのか・・」納得してどうするねん(笑)

ウツボと井崎は「盗撮盗聴調査会社」と偽りミサキの部屋に入り

盗撮カメラを仕掛け貝沼と貝沼の母親にミサキの盗撮画像を見せ

被害者と示談するために7000万円用意するよう要求します

逆恨みした貝沼はミサキを襲いますが佐藤に止められ

会社を飛び出したところをススキに拉致されてしまいます

佐藤に目撃されたスズキが、佐藤を始末するため貝沼に住所を聞くと

ミサキと親しい妹ヨウコのアパートは知っているといいます

井崎によるとそこは「真黒カンパニー」 の社宅

スズキは佐藤がファブルであることを確信

しかしスズキがヨウコのアパート逆にコテンパンにやられてしまったうえ

「貝沼を殺さない」約束で佐藤に解放され、麻婆豆腐まで勧められる始末

(井崎の手違いで貝沼は死亡)

佐藤がファブルであることを知ったウツボはスズキに

4年前殺された金髪の男は弟だったと泣きます(たぶん出まかせ

さらにヒナコの両親の喉を切って殺したは佐藤だと嘘をつき

ヒナコに銃を渡すのでした

とはいえまともに戦って勝てる相手じゃない

ウツボはファブルを倒すため入念に計画を立て

「ヒナコのことで話がある」と佐藤を事務所に呼びます

罠と知りながら事務所のある団地に向かう佐藤

そこから手榴弾による爆発

おびただしい数の刺客との死闘

屋上からはスナイパー

どんだけ大き組織なんだよ(笑)

 

ろう者の女の子が風船を追いかけて出てくる

崩れる足場を駆け抜け少女を助けに行くファブル

しかもこれだけ派手にやっといて

ファブルをヒナコのいる森に誘うためだけの

ただの前振りだったとは(笑)

 

スズキを追っていたヨウコが捕まり

連れていかれた場所にはウツボとヒナコもいました

ヒナコにヨウコを撃てと命令するウツボでしたが、ヒナコが撃ったのはウツボ

両親の殺害方法を知っているのは警察だけ

ヒナコはウツボが犯人だと気付いていたのです

 

しかしウツボは防弾チョッキを来ていました

そこからウツボが糞喋り過ぎ(笑)

怒ったヒナコが立ち上がるとそこには地雷が仕掛けられていました

少しでも動いたら爆発

そこに助っ人クロの車に乗ったファブルがやってきて、ヒナコを支えます

スズキはヨウコの縄を解き(本当は死体を埋めるための)ショベルカーに乗る

スズキがショベルカーのバスケットで地雷を爆発させる一瞬前

佐藤はヨウコを抱え引き離したのでした

(地雷撤去には専用のアタッチメント必要だから 笑)

 

そこにウツボが手榴弾を投げたため、スズキがウツボを射殺

しかし手榴弾のピンは抜かれていませんでした

ウツボは自ら死を選んだのです

ウツボに手を合わせるヒナコ(殺そうとしたくせに 笑)

事件が解決し会社に戻ると、ミサキと田高田社長

佐藤の書いたイラストをとてもいいと褒めます

それは踊るサンタクロースとツリー

そして車椅子から立ち上がる女の子の姿でした

クリスマスになり、ミニスカサンタのヨウコはひとり酔っぱらい

佐藤はヒナコから届いた手紙を読んでいます

そこには必ず歩いてみせると書かれていました

 

エンドクレジットのあとのお楽しみは

佐藤とヨウコの会話を盗聴する親父(佐藤浩市

アンタ整体師だったんかい(笑)

当然続編ありきと思いますが

文太兄ィの「仁義なき戦いシリーズくらい続くよう

岡田クンにも頑張ってほしいですね

 

 

【解説】映画.COMより

南勝久の人気コミックを岡田准一主演で実写映画化した「ザ・ファブル」のシリーズ第2作。裏社会で誰もが恐れる伝説の殺し屋ファブル。1年間誰も殺さず普通に暮らすようボスから命じられた彼は、素性を隠して佐藤アキラという偽名を使い、相棒ヨウコと兄妹を装って一般人として暮らしている。一見平和に見えるこの街では、表向きはNPO団体「子供たちを危険から守る会」代表だが裏では緻密な計画で若者から金を巻き上げ殺害する危険な男・宇津帆が暗躍していた。かつてファブルに弟を殺された宇津帆は、凄腕の殺し屋・鈴木とともに、復讐を果たすべく動き出す。一方アキラは、過去にファブルが救えなかった車椅子の少女ヒナコと再会するが……。岡田准一木村文乃佐藤浩市ら前作からのキャストに加え、宇津帆役の堤真一、ヒナコ役の平手友梨奈、殺し屋・鈴木役の安藤政信が新たに参加。前作に続き江口カンが監督を務めた。

2021年製作/131分/G/日本
配給:松竹