2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

恋愛適齢期(2003)

原題の「Something's Gotta Give」(何かを諦める、妥協する)には 「このままじゃいけない」「(良い方向に)変わらなきゃ」 という意味もあるそうです まさしく恋愛にも、仕事にも言える言葉ですね テーマはシニアの恋愛とセックス これって見ようによって…

パピチャ 未来へのランウェイ(2019)

原題は「Papicha」 パピチャとは、アルジェリアのスラングで (愉快な、魅力的な、常識にとらわれない)「素敵な女性」や 「綺麗なお姉さん」のことを言うそうです タイトルからして、希望に満ちた明るいハッピーエンドかと思ったのですが 違いました 1991年…

靴をなくした天使(1992)

原題は「Hero」(英雄) 仕事をクビになり、盗品の売買で生計を立て たかが100ドルの靴にこだわるだけの クズで、だらしなく、カッコ悪い 妻に三行半(みくだりはん=離縁状)された中年男が 愛する息子に好かれるためだけに 自分がいかに凄い仕事をしている…

オットーという男(2022)

原題は「A Man Called Otto」 スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」(2015) 原題「En man som heter Ove(オーヴェという名の男)」 のリメイク 最近ではすっかりハリウッドから姿を消した フランク・キャプラのような古き良き時代を思いおこす ノスタル…

アリスの恋(1974)

原題は「Alice Doesn't Live Here Anymore」(アリスはもう、ここにはいない) 夫を突然の交通事故で亡くした専業主婦が 娘の頃からの夢だった歌手になるため 反抗期真っ盛りの息子を連れ、オンボロ車にボストンバッグ1つで ニューメキシコから故郷のモント…

ボディ・ダブル(1984)

原題の「Body Double」 とは、映画やテレビドラマで 出演者に代わりに裸やアクションシーンを演じる代役のこと (エンドロールが「ボディ・ダブル」の説明になってるのが面白い) 権力者の影武者(そっくりさん)という意味でも使われるそうです もうひとつ…

ブロードウェイ・メロディー(1929)

「客は踊り子の顔に10ドル払う訳じゃない」 「それがブロードウェイだ!」 原題は「The Broadway Melody」 第2回アカデミー賞作品賞 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)による 世界初の全編トーキーによるミュージカル作品 ミュージカルとしてはまだ試…

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978)

原題は「Attack of the Killer Tomatoes!」 人間を襲うようになった巨大化し知性をもったトマトと FIA(FBIとCIAをあわせた架空の組織)の 「対トマト特殊捜査チーム」の戦い 伝説のおばか映画 不朽の駄作 B級映画をも下回るZ級映画 ロサンゼルスの映像をニ…

マレーナ(2000)

「あの頃 あなたが世界の全てだった」 「今も胸に残るのは マレーナだけ」 原題は「Malèna」戦争に翻弄される人妻と、彼女を思う少年の初恋と成長 といっても、本当の主人公は美女でも少年でもない 1940年のイタリア、シチリア島 マレーナ(モニカ・ベルッチ…

キャリー(1976)

原題は「Carrie」(ヒロインの名前) 原作はスティーヴン・キング同名小説 キングが最初の3ページだけ書いてゴミ箱に捨てた原稿を 読んだ妻のタビサが最後まで完成させるよう励まし 出来上がってみたら処女作でベストセラー(笑) 小説に惚れこんだデ・パル…

昼顔(1967)

原題は「Belle de Jour」(三色朝顔のことで”昼間の美人”という意味) 原作はフランスの作家ジョゼフ・ケッセルが1928年に発表した同名小説 スペインからフランスへ拠点を移したブニュエルに プロデューサーのアキム兄弟が(何人もの監督に断られた)この企…

いぬ(1963)

原題は「Le Doulos」(ジャン・ポール・ベルモンドの被っていた帽子の名称) 同じくベルモンド主演で「ボルサリーノ」(1970)という映画もありますが (フランス語の)帽子には警察などで使われる隠語の 「いぬ」(密告者)という意味もあるそうです オープ…

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976)

「幸せな人間とは、気楽になれた人間だ」 原題は「The Killing of a Chinese Bookie」(中国人ブッキー殺し) ストリップ・クラブのオーナーが借金返済の代わりに 「チャイニーズ・ブッキー」と呼ばれる 中国マフィアのボス殺しを命じられるというもの 「ゴ…

異邦人(1967)

「昨日ママンが死んだ」 原題は「Lo Straniero」仏題は「L'Étranger」英題は「The Stranger 」 原作はアルベール・カミュの同名小説「異邦人」 私も10代の頃読んだことがあります 有名すぎる文学のわりに本が薄かったから(笑) ヴィスコンティの幻の作品と…

シャンプー台のむこうに(2001)

原題は「Blow Dry」(ドライヤーで乾かしながらヘアスタイルを整えること) イギリスはヨークシャーの田舎町キースリーで 全英ヘアドレッサー選手権が行われることになり 理容師の元夫婦と息子が力をあわせて優勝を目指すというもの 完全にキャスト勝ち 髪型…

A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー(2017)

原題も「A Ghost Story」 (”たくさんいる中のひとりの"ゴーストの物語) 死んだ男がゴーストになり、残された妻を見つめ続ける・・というと 「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990)を思い浮かべますが、ちょっと違う 妻が去ってしまった後も、ずっとその場に…

マダム・イン・ニューヨーク(2012)

「自分を救えるのは自分」(Nobody can help you better than you.) 原題は「English Vinglish」 Vinglishという言語に意味はなく「English」の語呂合わせにつくられた 南アジアのエコーワードというもの 姪の結婚式の準備を手伝うため、ひとりでニューヨー…