マーティン・スコセッシ

アリスの恋(1974)

原題は「Alice Doesn't Live Here Anymore」(アリスはもう、ここにはいない) 夫を突然の交通事故で亡くした専業主婦が 娘の頃からの夢だった歌手になるため 反抗期真っ盛りの息子を連れ、オンボロ車にボストンバッグ1つで ニューメキシコから故郷のモント…

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)

原題も「THE WOLF OF WALL STREET」(ウォール街の狼) 元株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートがモデル 「このペンを僕に売り込んで」 これはその人の営業センスがわかるひと言 普通のセールスであれはその商品がいかに優れているか 使いやすさや耐久…

タクシードライバー(1976)

「You talkin' to me?」(俺に向かって話しているんだろう)は 「アメリカ映画の名セリフベスト100」で常に上位にランクイン 原題も「TAXI DRIVER」 どうしても気になって再見してみました やはり名作ですね メロウな音楽に映像もスタイリッシュ ストーリー…

アイリッシュマン(2019)

原題も「THE IRISHMAN」(アイルランド人) 原作は「アイリッシュマン」と呼ばれた実在したヒットマン フランク・シーランの自白に基づいた(信憑性は定かでない) 2004年に出版されたチャールズ・ブラント(元捜査官)のノンフィクション 「I Heard You Pai…

シャッター アイランド(2009)

原題も「SHUTTER ISLAND 」 シャッターアイランドと呼ばれる 重度の精神異常犯罪者が収容される(架空の)孤島が舞台 「妄想オチかよ」とか「シックスセンス(1999)」だの 「シャイニング(1980)」かよという酷評も多いですが(笑) 特筆すべきは、脇を固める…

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001)

ギャングものと言っても「ゴッド・ファザー」(1972)や 「アンタッチャブル」(1987)のようなマフィアものではなく 1846年と1863年のニューヨークにあるファイブ・ポインツ (現ニューヨーク市クイーンズ、ロング・アイランド・シティ)が舞台 アイルランド系…

ヒューゴの不思議な発明(2011)

「映画を観た観客が変身する魔法使いにも、人魚にも、手品師にも」 「月世界旅行」で有名なジョルジュ・メリエスをリスペクト 過去の映画人たちの功績を改めて世界に知らせ、未来に残したい そんなスコセッシ監督の決意と映画愛がヒシヒシと感じられる作品で…

沈黙 -サイレンス-(2016)

「形だけだよ」 遠藤周作さん原作の「沈黙」(1966)は 江戸時代初期のキリシタン弾圧に遭った ポルトガル人司祭、ロドリゴの苦悩を描いた歴史小説の名作 海外からの評価も高く「死ぬまでに読むべき必読小説1000冊リスト」にも 選ばれているそうです キリスト…

グッドフェローズ(1990)

「俺のどこがファニーなんだ?」 エンディングにセックス・ピストルズをもってくるなんて なんてセンスのいい! リアル・マフィアの世界とロック音楽が うまく合っている作品ですね 私たちは同じ人間でも それぞれ住む世界というものがあります でも、その境…

ハスラー2(1986)

トム・クルーズの数ある主演作のなかで 最もトム・クルーズがオバカでかっこ悪い作品(笑) それでも、トムなら神業的な曲芸でもやってくれるのだろうと 「カクテル」みたいに投げて廻してびしっと決めてくれると 期待しちゃうわけですが・・ まあ普通(笑) そ…