2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マッチポイント(2005)

今までのサスペンスを裏切った 予想外のラストはとても良かった 誰もがあの指輪が橋の欄干に当たり 川底に沈まなかったことで その後の展開を予測したでしょう でも、違った 人生のマッチポイント 本当の犯人は見事な偶然で罪を逃れます 結局はやはり金と名…

ダーティハリー4(1983)

オープニングからブルース・サーティースの特質がよく出されていてこのような空撮はこのあと、どれだけの映画にまねっこされたことでしょう3作目から7年を経ているのでいきなりイーストウッドがかなり老けて見えるのですが(笑)だけどクライマックスの逆光…

ベルリン・天使の詩(1987)

ペーター・ハントケの美しい詩 アンリ・アルカンの超絶的な映像 何度見ても素晴らしい作品 人間って足りないところばかりで 失敗して、争って 欲ばかりが深くてしょうがない生き物 でも、 温度を感じる事 コーヒーを飲むこと 地面を踏みしめること そして誰…

ゲーム(1997)

どれだけ大金のかかった誕生日プレゼントなのでしょう?(笑)そんなに、周到な準備から大勢のスタッフ集めるなんてどれだけの富豪というものだけど人間の考え方や人生を変えるのはやっぱり愛する人の存在なのよね自殺した父親のトラウマに捕らわれ続けている…

S.W.A.T.(2003)

大金をかけて製作したのはよくわかりましたが萌え感はありませんでしたね逮捕された麻薬王を護送することになったS.W.A.T.班しかし犯人が「逃がしてくれたら1億ドル払う」のテレビ発言でさまざまな妨害がおこりますアメリカ人って、1億払うの発言を本当に信…

マイ・インターン(2015)

女性が見たなら「こんなおじさま、私も欲しい」と 100%思える作品ですね(笑) こんなスーパーおじさん、いるわけないとわかっていでも デ・ニーロの安定した演技のおかげで嫌みがなく テンポの良さもありさくっと見れました 70歳のシニア・インターン 会社は…

さらば愛しき女よ(1975)

「お古いタイプなのね」「上半身だけはね」原作ファンからは人気が高いミッチャム版マーロウけだるいながらも、古いミステリー本を読むような展開には評価の高さもうなずけます撮影時には、すでに60歳オーバーのミッチャムは「強くなくては生きてはいけない…

ダーティハリー3(1976)

ベトナム戦争帰還兵の過激派 ブラックパワー ウーマン・リブ・・ アメリカの70年中頃の時代背景を感じます でも作風はシリーズの中で一番コミカル 冒頭から渋さはなく、心臓発作詐欺 ジョークあり、下ネタあり そして犯人はちょっとおバカ・・(笑) 強盗を退…

革命児サパタ(1952)

「暴力しか知らない男が、急に平和をもたらせるのか?」1999年、エリア・カザン監督がアカデミー賞の名誉賞を受賞した時のことを今でも強烈に覚えています数々の映画や演劇の名作の監督や演出の実績においての受賞だったのでしょうだけど、拍手もせず腕組を…

ダーティハリー2(1973)

やはり、カメラがサーティースでないのは残念の一言 とはいえ、それなりには楽しめる作品だと思います 妙にハリーがモテるのは気になりますけれど(笑) 同じアパートの日系人女性、積極的だなあ いきなり「抱いて」なんて、70年代はあんなアプローチもアリだ…

お!バカんす家族(2015)

たまには家族と映画でも見ようとタイトルからしてくだらなそうなのでレンタルしてみました原題は「Vacation」とにかく大笑いはできますでも家族で見るよりこっそりひとりで見たほうがよかったかも(笑)過激な下ネタとブラックユーモア子どもたちは大笑いなが…

ツレがうつになりまして。(2011)

このタイトルだけでも「それは大変だ!」と思ってしまいます女性の場合は、マタニティブルーなどといえば聞こえがいいですが(笑)お子さんのいる方なら、鬱体験をした方は多くいると思います過剰なホルモン量、急激な身体の変化、お産の苦痛、子育ての大変さ…

にあんちゃん(1959)

10歳の女の子の書いた日記が原作だなんて驚きです作中でも、にあんちゃんとその妹がとても素晴らしい「オレ、人に頼るのやめたんや!」昭和28年、九州佐賀の炭鉱町日本人と朝鮮人鉱夫が共同生活していますそこで親に先立たれた兄妹4人どこの家も他人を助ける…

乳母車(1956)

倦怠期に差し掛かった父(宇野重吉)と母(山根寿子)娘のゆみ子(芦川いづみ)は父親に愛人(新玉)と赤ん坊までいることを知ってしまいますそしてゆみ子は愛人の弟の宗雄(裕ちゃん)と出逢うのです今なら未婚の母、シングルマザーは珍しくないですけれど…

無法松の一生(1958)

せつなくて、心が痛くなるこんな感動作があるなんて芝居小屋への入場を断られたことに腹を立てた「無法松」のあだ名で知られる松五郎(三船敏郎)腹いせにニンニクを燃やしたうえ、乱闘騒ぎまでしてなんてやんちゃで、困った男だと思ったのですが(笑)でも見…

反逆児(1961)

世にも恐ろしい嫁姑関係杉村春子さん演じる築山御前の悪女・鬼女ぶりそれに目ヂカラ対抗する嫁の岩崎加根子さん怖い、怖い、怖いそこらのホラー映画なんて可愛いものですギラギラとした残虐時代劇徳川家康の長男であり、織田信長の娘婿である若くに命を絶っ…

スウィングガールズ(2004)

とにかく、ラストの演奏に感動こんなふうになにかやり遂げられたらそんな想いがこみ上げる作品吹奏楽部の生徒たちが食中毒になってしまいます勝ち進んでいる野球部の応援をするため急きょ部員を募集することにやって来たのは補習を逃れたい友子(上野樹里)…

お早よう(1959)

戦前サイレントの「生まれてはみたけれど」の 小津監督のセルフリメイク的な作品だと思います 子どもが主役的な作品なのでほほえましく楽しいですね まあ、うちの子はこんなに理屈っぽくなくて助かりましたが(笑) 東京にある新興住宅地、序盤から事件勃発 中…

009 RE:CYBORG(ゼロゼロナイン リ・サイボーグ)(2012)

西暦2013年超高層ビルが次々と崩壊する同時多発爆破事件が世界各地で発生します犯人に共通するのは、「神の声」に従ったという供述それぞれの国へと戻っていた、9人のサイボーグが事件解決のために再び集結します小中学生の頃はアニメや漫画も大好きでよ…

マイティ・ハート/愛と絆(2007)

実際に起こった「ダニエル・パール誘拐事件」を基にした社会派ドキュメンタリー風映画 ブラッド・ピット製作、アンジェリーナ・ジョリー主演で話題になったということですでも撮影現場でのブラピの仕事は、子守り専門だったとか(笑)フランスのラジオ局に勤め…

いそしぎ(1965)

少年がライフルで鹿を撃ち殺すシーンから始まるこの作品 9歳のダニーは「殺して楽しむことの意味を知りたかった」と答えます 母親のローラは画家でシングル・マザー 何より自由が大切と考え なんと息子を学校にも行かせていません 日本なら児童養護施設か、…

永遠のマリア・カラス(2002)

「眠っていても、彼の夢を見る 目覚めても彼の感触が・・ 呪いは解けない」 『トスカ』よりマリア・カラスと親交のあったゼッフィレリ監督が想像で描いた作品ゼッフィレリ監督の映像美は大好き「ロミオとジュリエット」「ブラザーサンシスタームーン」・・若…

ダーティハリー(1971)

ブルース・サーティースのカメラを一躍有名にした作品オープニングから目を奪われます音楽はラロ・シフリン太陽の光、深い青空夜の闇、車のヘッドライト、ネオンの明かり生々しい女性の裸体そしてアウトローな刑事じつに見事な撮影連続殺人犯のスコルピオは…