洋画・ドラマ

0.5ミリ(2014)

「極限に追い込まれたヒトの輝きは 極限状態を凌駕し自己の実存として覚醒され、それは山をも動かすこととなるその山とは一人ひとりの心、0.5ミリ程度のことかもしれないが その数ミリが集結し同じ方角に動いた時こそが、革命の始まりである今日的日本人にそ…

愛しのシバよ帰れ(1952)

原題は「COME BACK, LITTLE SHEBA」 (戻ってきて、リトルシバ) 「シバ」とはかつて飼っていた小犬のこと ある朝、部屋を探している女子大生マリーがローラを訪ねてきます ローラから話を聞いた夫のドクは渋りますが 再訪してきたマリーを一目見たとたん ド…

チョコレートドーナツ(2012)

「マルコが好きなのはハッピーエンドだった」 原題は「ANY DAY NOW」(いつの日か)でボブ・ディランの「I Shall Be Released」(1967)(私は解放(釈放)されるべきだ)のサビの部分の歌詞になります この映画を見て、ふと思い出したのが2016年7月に発生した…

パターソン(2017)

原題も「Paterson」 映画評論家風に言えば、ジム・ジャームッシュがアメリカのモダニズム詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(1883~1963)の長篇詩「パターソン」に影響を受けて「アメリカ的なるもの」「労働者階級のアーティスト」を追い求めた作品・…

ワンダー君は太陽(2017)

原題は「Wonder」ワンダーは「不思議」や「驚き」という意味がありますがここでは「奇跡の子」ということ トリーチャーコリンズ症候群とは、遺伝子の突然変異によって頬や顎の骨が未発達、または欠損した状態で生まれ耳の穴がなく聴力障害を伴うこともある5…

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012)

原題は「STARLET」(スターレット =愛犬の名前)「STARLET」には「小さな星」や「スターの卵」という意味もあるそうですそれにしても毎度のことながら副題でネタバレする配給会社のやり方はなんだしかもチワワじゃなくてミックスだし(笑) 邦題のせいで損…

 ラッキー(2017)

「どうして俺はリベラーチェの性的指向にこだわっていたんだろうな」 原題も「LUCKY」監督は無名だし、90歳の爺が主演、期待しないで鑑賞しましたが意外にも玄人向けの素晴らしい出来で(笑)2017年9月に91歳で亡くなった名脇役ハリー・ディーン・スタントン…

カンパニー・メン(2010)

「俺が破滅しても誰も気づかない」原題も「THE COMPANY MEN」(会社の男) ざっとしたあらすじは、世界金融危機(リーマンショック)後のサラリーマンの人間模様コロナショックの今、決してよその国や映画の話でなく現実味を帯びています アメリカの映画を見…

ベロニカとの記憶(2017)

原作はジュリアン・バーンズの同名小説「THE SENSE OF AN ENDING」(終わりの感覚) アプローチは「さざなみ」(2016)に似ていてシャーロット・ランプリングがさすがの凄み終盤はミステリー調の展開になっていきます 趣味のライカの中古専門店を営むトニーに…

オンリー・ザ・ブレイブ(2017)

原題も「Only the Brave」(唯一の勇敢な) 日本ではあまり馴染みのない森林火災ですが2019年秋から現在(2020年2月)においてもなお続いているオーストラリアの森林火災はニュースになっていますその規模と被害の大きさに一刻も早い終息を願うばかりです 本…

愛、アムール(2012)

「用意は良いかい? そうか、僕は食器を洗ってなかったね 全て片付けて…さぁ行こう」 公私ともに忙しくなかなかブログの訪問・更新ができていません(泣)それでもたまに映画を見ると秀作や名作にたどり着くことがあって簡単でもいいから、備忘録として残せ…

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016)

原題も「THE FOUNDER」(創始者)ムカつくこと極まりない内容でしたが(笑)わかりやすく、テンポがよく、最後まで引き込まれました マイケル・キートンの代表作になると思いますしマクドナルド兄弟を演じたニック・オファーマンとジョン・キャロル・リンチも…

サーミの血(2016)

原題も「Sami Blood/Sameblod」スゥエーデン出身のアマンダ・ケンネル監督は自分がサーミ人の血を引いていることからサーミ文化の映画制作を考え出演者もサーミ人を起用したそうです(姉妹は本当の姉妹) 「ラップランド」といえば子どもも大人も憧れる”サン…

92歳のパリジェンヌ(2015)

原題は「LA DERNIERE LECON」(最後のレッスン)原作はフランス元首相(1988~1991任期)のリオネル・ジョスパンの妹で作家のノエル・シャトレが、自殺した(2002年92歳)母ミレイユの最期を綴った同名小説 テーマは「尊厳死」 日本でも厚生労働省が、人生の…

イーストサイド・寿司(2014)

原題も「East Side Sushi」 カリフォルニアに住むメキシコ系のシンブルマザーが日本独自の修行に耐え寿司職人を目指す物語中身は深くないものの、わかりやすく見やすいシンプルなサクセスストーリー さらりと性別や国籍に関する差別も盛り込まれていますが日…

きっと、いい日が待っている(2017)

原題はデンマーク語で「Der kommer en dag」(いつの日か) 日本でも親の虐待によって幼い子の命が奪われたり学校での虐めが原因による自殺というニュースが毎日のように流れ最近では学校教諭による、若い教諭への虐めが報道されています でも実際は、虐待や…

奇蹟がくれた数式(2016)

「公式は人間が作るのではなく数学的には既に存在していて ラマヌジャンのような才能に発見されるのを待っている」 原題は「THE MAN WHO KNEW INFINITY」(無限を知った男)第1次大戦下英国に渡り、数々の数式の定理を解いたインドの若き天才数学者ラマヌジ…

未来を花束にして(2015)

原題の「SUFFRAGETTE」(サフラジェット)とは19世紀末から20世紀初頭にかけて女性参政権を求める活動家のこと イギリスといえば紳士の国レディ・ファーストの国というイメージがありますが実際には99%が労働者階級か、中流階級 しかもおよそ100年前まで…

明日の空の向こうに(2010) 

原題は「JUTRO BEDZIE LEPIEJ/ジュトロ・ベジー・ルピエ」 (明日はもっとよくなる)ポーランドと日本、共同制作のウクライナ版「スタンド・バイミー」違いは帰る家がないこと 駅前にあるベンチの下などをねぐらにしている弟のペチャと兄のヴァーシャは物乞…

クスクス粒の秘密(2007)

原題 は「LA GRAINE ET LE MULET」(穀物の”種”、魚の”ボラ”) クスクスとはデュラム小麦粉に水を含ませ1mm大のそぼろ状にしたもの 発祥地の北アフリカから、中東、ヨーロッパ、南米までパンやお米とと同じくらい食べられている食材で日本のご飯や、サフラン…

ジョイ・ラック・クラブ(1993)

下記のallcinemaさんの解説には批判が殺到したようです(笑) 確かに100%女性目線で、女の愚痴のオンパレードなので 男性が見たらキツいものがあるのかも知れませんが(笑) なかなかの佳作ですし、アメリカでヒットしたのも理解できます タイトルは”JOY…

フォエバー・フレンズ(1988)

原題は「BEACHES」(ビーチ 海岸)女同士の親友もの喧嘩して、別れて、またくっついてどちらかが難病になって死ぬ、あるあるしかし私の見解では、これでもかというくらい仲の良い女性同士の親友ほど、いったんこじれたらもとに戻らないそれどころか、かなり…

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014)

「おとぎ話のような人生こそ、おとぎ話だわ」グレース・ケリーグレース公妃の自伝的作品という触れ込みですが、実はほぼフィクショングレース・ケリーを聖人化しようとした演出なのでしょうがモナコの王室は不快感を示し、現大公であるアルベール2世は(父で…

ある少年の告白(2018)

「母の言うことはいつだって正しい」原題は「Boyerased」(引き裂かれた少年)またLGBTモノかよ?と思いましたが(笑)実際にある、同性愛者矯正施設での出来事これが昔の話ならともかく、今でも行われているなんてアメリカの差別意識をなくすることは想像する…

グリーンブック(2018)

「黒人でもなく 白人でもない 俺はいったい何者なのだ」「GreenBook」とは、ヴィクター・H・グリーン(黒人作家で出版業者)により1936年から1966年まで毎年改訂され発行された“黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック”のことこの作品が批判される理…

天才作家の妻 -40年目の真実-(2019)

「本は読まれなきゃ」原題は「TheWife」(妻)マーガレット・ケインという実在する画家をモデルにした「ビッグ・アイズ」(2014)という映画もありましたがこちらはジョゼフ・キャッスルマンという(架空の)ノーベル賞作家とその妻ジョーンイキナリ結婚40年目…

フィラデルフィア(1993)

2016年末時点での世界のHIV感染者数は3670万と推定エイズの流行が始まって以来およそ7610万人がHIVに感染し3500万人がエイズ関連の疾病で死亡したと考えられる日本国内HIV感染発生数は厚生労働省エイズ発生動向委員会に報告され2016年の新規報告数は1448件日…

ブルゴーニュで会いましょう(2015)

原題は「PREMIERSCRUS」(プルミエ・クリュ=1級畑)フランス東部のアロース・コルトンは人口200人に満たない小さな村で優れたワインを産する歴史のあるドメーヌも多くブルゴーニュでは珍しい、赤・白両方の特級畑を持つそうですしかし、農家の後継者不足に…

あなたのママになるために(2015)

原題は「Mama」スペイン語でmamaは「ママ」と同時に、「乳房」という意味もあるそうで「cancerde mama」は「乳がん」のこと女性特有のがんといえば、乳房や子宮の切除抜け毛といった、女性そのものの象徴を失う辛さもある病気出産もまた女性にしか経験のでき…

はじまりへの旅(2016)

「人がたくさんいる公共の場所へ持っていき そのまま速やかにトイレに流してください」原題は「CaptainFantastic」(キャプテン・ファンタスティック)Fantasticには「素晴らしい」とか「優れた」のほかに「風変わりな」「奇怪な」という意味もあるそうです…