悪魔のような女(1955)

 

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高知のチャールズ・ブロンソン(マンダムだぜ←トシがバレるぜ 笑)

ギドラさんからプレゼント、第3弾映画レビュー

 

原題は「LES DIABOLIQUES」(悪魔的な)

本作に触発されヒッチコック「サイコ」を撮ったと言われてますが
「サイコ」よりずっと面白いと思います

リメイク版は見ているので、オチはわかっていたのですが

それでもイライラ度マックス(笑)

こんな奴殺されても当然と思ってしまう

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まず寄宿学校の糞校長ミシェル

妻と愛人に教鞭をとらせ、権力を振りまき威張り腐っている

ケチで子どもたちには糞マズい給食を出している

 

その妻クリスティー

30代半ばでおさげ頭にワンピースという女学生のようないでたち

見た目は可愛いが、優柔不断で神経症

男が思わず殴ってしまいたくなる女というのは、こういう女か

プールの水を抜き死体がついに発見されるかという時に

英語の「find」の活用を授業している(笑)

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そしてニコールことシニョレ姐御

さすがの貫禄、平気で人を殺せるタイプ

でも姐さんになら殺されてもいいわ(笑)

苦しまず一気に仕留めてくれそう

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ニコールは3日間の休暇を利用して、実家のあるニオールの家へ行き

そこに校長を呼び殺害しようとクリスティに提案します

クリスティ怖気づき反対しますが、結局横暴な夫に我慢できず

ニコールの言いなりになってしまいます

睡眠薬入りのウィスキーを飲ませ(ジョニ赤は庶民が飲めない高級酒だったのね)

寝こんだところを浴槽で溺死させ

用意して来た大きなバスケットに死体を詰めトランクに乗せる

パリの学校に戻り死体をプールに投げ込みます

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だけどいつまで経っても死体が浮かび上がってこない

焦るクリスティー

クリスティーナはプールの水を抜くよう命令しますが

そこに夫の死体はありませんでした

 

しかも、校長が着ていたスーツがクリーニングから届けられる

二コールとクリスティナはクリーニング店を訪ね

依頼人の住所を開き訪れますが、そこに住民はいませんでした

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不安と緊張の限界を越えたクリスティーナは警察に全て話す決意をしますが

翌朝、ヌ河で溺死体が発見されたという新聞が届きます

しかし死体公示所で確認した死体は夫のものではありませんでした

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その様子を見ていたフィチェット元老警視は

行方不明の校長を探す捜査に協力すると言います

夫の亡霊に怯え心臓病が悪化したクリスティーナは

フィチェットに夫を殺したと告白してしまう

 

そんな彼女にフィチェットは断言します

アンタは心臓病で死なないし、校長は必ず見つかると

 

 

ニコールシモーヌ・シニョレ

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寄宿学校の理科の先生で校長の愛人

図太い性格で生徒たちに厳しい

校長の妻クリスティーナに校長殺害計画をもちかける

 

クリスティーヴェラ・クルーゾー

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夫のミシェルと寄宿学校を経営する理事長で英語教師

心臓が弱いことで夫から役立たず扱いされDVを受けているが

敬虔なカトリック教徒のため離婚できないでいる

 

本作の6年後監督で夫のアンリ=ジョルジュと

ブリジット・バルドーの仲が取り沙汰され

神経衰弱に陥ったヴェラがホテルの浴室で心臓発作をおこし

溺死してしまったという本当に怖い話(自殺説もある)

 

ミシェルポール・ムーリス

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パリにある二流の寄宿学校の校長でクリスティーナの夫

学校も財産も実は妻クリスティーナのものであるが

ケチで横暴、公認でニコールと不倫している

 

フィチェットシャルル・ヴァネル

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元警視の探偵

身元不明の死体の面会場所で、行方不明の届け出のない面会者を探ってる

クリスティーナを不審に思い無償で夫を探す約束をする

 

プランティヴォージャン・ブロシャール

ミセス・プランティヴォーアミンダ・モントセラト

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寄宿学校で働く用務員の夫と、厨房で給食を作る妻



ドレイン先生(ピエール・ラルケ)/レイモンド先生(ミッシェル・セロー)

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ワイン好き、口うるさい校長がいなくなってせいせいしている



ミセス・ヘルブー(テレーズ・ドーニ)/ ミスター・ヘルブー(ノエル・ロクヴェト

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ニコールが管理人をしているアパートに住む夫婦

ラジオのクイズ番組の大ファン



モワネ少年(ジョニー・ハリーデイ)

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生徒のひとり、パチンコで窓ガラスを割る

虚言癖があると先生たちから信用されていない



モワネ少年の言葉から心臓発作で死んだクリスティーナが実は生きていた

という、どんでん返しのどんでん返しになるのですが

終盤のフィチェットの推理による謎解きが描かれないまま

イキナリ結末を迎えたのが残念なところ

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ここは部屋に残されたジョニ赤の空き瓶や

アパートに住む夫婦の旦那のほうが

夜中にお風呂にお湯を入れる時間をチェックしていたこと

ガソリンスタンドの親父が荷台の不審な水たまりに気付くところなど

伏線回収して事件解決してほしかった

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そして私から見たらニコールやクリスティーナは

嫉妬深かったり強欲だったり、決して悪魔的ではなく普通の女

殿方のみなさん、貴方もいつ奥さんや恋人に

「殺したい」と思われているかもしれません(笑)

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それにしても、シニョレ姐御はやっぱりカッコいい

ギドラさんのおかげで、またしても素晴らしい名画を堪能させていただきました

 

そしてブニュエルへと続く

私のフランス映画愛が止まらない

 

 

【解説】allcinema より

P・ボワローとT・ナルスジャックのミステリを、H=G・クルーゾーが映画化した作品で、「恐怖の報酬」(52)とはまた質の異なる突出したサスペンス描写に彩られた傑作。
 舞台はパリ近郊の寄宿学校。校長のミシェル(P・ムーリス)は妻クリスティナ(V・クルーゾー)の莫大な財産の上に今の地位を築いていたが、その横暴ぶりにクリスティナの心労は極みに達していた。ミシェルの愛人でもある女教師ニコル(S・シニョレ)は彼女に同情し、二人して彼の殺害を企む。クリスティナとニコルは週末を利用してニコルの実家に赴き、ミシェルへ離婚の決意を告げる。やがて彼女を連れ戻そうと現れたミシェルは、薬入りの酒を飲まされバスタブで溺死させられる。死体をトランクに隠すと、学校に戻りプールの底に沈めてしまうクリスティナとニコル。後は死体が誰かに発見されるのを待つばかりであったが、なかなかその状況が生まれない。やむなく理由をつけてプールの栓を抜くことを命じるクリスティナ。だが、そこにはミシェルの死体など存在しなかった……。
 ここから先の物語は礼儀として記す訳にはいかないが、じわじわと醸造される緊迫感、白黒の映像だからこそ活きてくる怪しい雰囲気など、全編に渡って実に巧妙な造りである。74年に“REFLECTIONS OF MURDER”(監督ジョン・バダム)としてTVムービー化された他、96年にはシャロン・ストーンイザベル・アジャーニ共演によるリメイクも製作された。

処女の泉(1960)

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高知のジョージ・チャキリス(勝手に言ってます 笑)

ギドラさんからのプレゼント第二弾レビュー

 

原題は「Jungfrukällan(英題The Virgin Spring)」(処女の春)

原案はスウェーデンの南部地方に伝わる民話(言い伝え)

ベルイマン黒澤明(というか宮川和夫)の「羅生門」に

インスピレーションを受けたという本作

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ベルイマンは難解、キリスト教を理解していなければわからないと

よく評されていますが、そんなことはないと思います

むしろ単純

一貫したテーマは遠藤周作の「沈黙」と同じ

「神の不在」

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ひとり娘のカリンを遠くの教会におつかいに出した片田舎の富豪

娘はまだ幼く我儘で無邪気、お出かけ用の一張羅に身を包み

妊婦の養女(といっても侍女の扱い)インゲリを従い

森の中を進みます

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途中カリンとインゲリは妊娠のことでちょっとした口論になり

インゲリは体調が悪くなったとカリンをひとりで教会に向かわせます

貧しい羊飼いの兄弟三人とすれ違ったカリンは

彼らにパンと飲み物を分け与えました

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世間知らずのやさしいカリン、そのまま兄ふたりに強姦されてしまう

それを岩陰で見ていたインゲリ、手には石を持っていた

カリンを襲った男たちを殴りに行こうと、でもしなかった

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その夜、3兄弟が宿を求めたのは

なんとカリンの父親、テーレの家でした

テーレは快く彼らに温かい食事と簡易な寝床を与える

そのうえよかったらウチで働いていいとまで言う

しかし妻メレータが兄弟から「高価なものだから買って欲しい」と

受け取った衣装は愛娘のものでした

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彼女はどこかで身包みを剥がされたのだ、しかも衣装は血だらけ

テーレは何があったのかインゲリに詰め寄ります

そしてカリンが恥辱され殺されたことを知らされるのです

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テーレはインゲリを咎めませんでした、なぜか

人の不幸を望むことは正しいことではないけれど

神や悪魔に祈ったからといって、簡単に願いが叶うものではない

(告白すれば許される)

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本当の罪は娘を殺した男たちにある

そして罪は、若い娘だけで日帰り出来ないような遠い教会に行かせた

自分にもある

 

テーレは一本の木を倒し、インゲリに風呂(サウナ)を沸かすよう命じます

なんのためか

自らの死を覚悟し挑むときは身を清めなければならない(日本の切腹と似ている)

そしての無念を晴らすため、男たちを殺しに行く

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たとえテーレでなくても、娘を持つ父親ならば

(今の時代でも出来ることなら)同じことをすると思います

 

ただ無実の幼い少年にまで衝動的に殺してしまいます

罪のない人間を殺した罪、自分も鬼畜たちと同じなのか

テーレは激しく後悔することになるのです



テーレ (マックス・フォン・シドー

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裕福な地主で敬虔なクリスチャン

カリンに教会にろうそくを届けるよう命じる

(処女でなければ届けることができないらしい)



メレータ(ビルギッタ・ヴァルベルイ

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テーレの妻でありひとり娘のカリンを溺愛している

カリンが自分より夫に甘ることで夫に嫉妬している



カリン(ビルギッタ・ペテルソン

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テーレとメレータのひとり娘

両親に溺愛され、我儘だけれど純真で率直、他人を疑うことを知らない

教会にろうそくを届けに行く途中

貧しい羊飼いの兄弟に食事と飲み物を分け与えたところ

強姦され殴り殺され、衣服まで剥ぎ取られてしまう



インゲリ(グンネル・リンドブロム

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テーレの養女で妊娠していて、カリンを妬み嫌っている

オーディン(バイキング時代811世紀頃まで信仰されていたゲルマン神)を信奉し

カリンが陵辱され死ぬばいいと願ったことを告白する



シンアクセル・デュベルクミュートハーズマントー・イセダル

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羊飼いの兄弟

カリンの家とは知らずテーレの屋敷に宿を求め

カリンを殺したことがばれてしまいテーレに殺されてしまう



少年オーヴ・ポラス

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兄弟の末の弟(血が繋がっているかどうかは不明)

カリンの死の罪悪感に悩まされ、兄たちに折檻されている



乞食アラン・エドウォール

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「見ることができないものを見、聞こえないものが聞くことができる」という

森の小屋に住む謎めいた男、インゲリに同じ仲間だと告白する

呪術的な薬を差し出し「3人の死神がカリンに近づいている」と言うと

インゲリは男の小屋から逃げカリンを追うことにする



サイモン(オスカー・リュング)

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テーレの家に住む僧、少年への小児性愛を匂わせる



一家はカリンを森に探しに行く

昨日まで無邪気に甘えてきた娘が、今は動かない肉の塊

そして昨日までは信仰を信じ、神の教え通り人に親切に

貧しい人間に糧を与え続けてきたのに

こんなにも惨い仕打ち、しかも今朝には罪人になってしまった

天(神)を仰ぎ「私には分からない」と呟くテーレ

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だから娘の亡骸のそばに教会を立てようと誓う

(若い娘が遠くの教会までいかなくてもいいように)

そうして両親がカリンを抱きかかえたとき

カリンの頭の下から突然水が湧き出ます

 

人々のを洗い流す如き流れる処女の泉(湧水=春の訪れ)

インゲリはそっとその水をすくい顔を洗うのでした

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純真無垢な少女が恥辱され殺され、父親が復讐するというプロットと映像は

リリース当時はかなりセンセーショナルを巻き起こし

上映中に観客は出ていく、観客が泣き崩れる

強姦シーンはカット、地域によってはわいせつとして上映禁止されたそうです

 

だけど美しい

西洋の絵画と同じ、怖さとグロテスクのなかにあるからこそ

美しいものがより美しく輝く

万人向けする作品ではありませんが

「アート・クラッシック」好きの方にもオススメだと思います



ギドラさんのおかげで、ベルイマン傑作中の傑作のひとつも

見ることができました

感謝感激、愛と投げキッスをお返しさせてください(笑)



【解説】allcinema より

16世紀のスウェーデン、片田舎の豪農の一人娘がある日曜日、遠方の教会にロウソクを捧げにいく。お供の養女は、今は邪教となったバイキングの古い信仰に傾倒しており、美しく世間知らずの娘に嫉妬して途中で同行を渋る。先に出発した娘は森で三人組の少年乞食に会い、弁当を振舞うが、その優しさが仇となって殺されてしまう。その後彼らは、豪農の家に一夜の宿を求めるが、娘から奪った衣服に気づいた豪農に報復される。翌朝、娘の殺害現場に出向いた彼は、亡骸を見て泣き崩れる。そして、自分のしたむごい仕打ちを悔やみ、償いとしてこの地に教会を建設すると神に誓う。すると娘の死体の下から、こんこんと泉が溢れ出す……。この上なく美しいバラッドの世界。復讐という概念を乗り越えてこそのキリスト教信仰を、ベルイマンは静謐な映像で問いただすのだ。

Z(1969)

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高知のチャールストン・ヘストン(のほうが嬉しいと本人からリクエスト 笑)

ギドラさんからのプレゼント第一弾レビュー



原題も「Z

1963522日にギリシャで起きた

左派平和主義者グリゴリス・ランブラキス(Grigoris Lambrakis)暗殺事件が題材

Z」とはギリシャ語の「Ζει」「彼(ランブラキス)は生きている」に由来する

ギリシャにおける政治的抗議をするときのスローガンということ

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舞台は東地中海に位置する架空の国

物語は、葡萄の病気を防ぐためには

3度の農薬散布がいかに大切であるかという

農業政策における政府の講義とスライドショーから始まります

同じく人間(危険分子)の予防も、幼少期、中等期、高等期に渡り3度必要だと

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196773年軍事政権下だったギリシャ

アメリから資金援助され、ロシアの共産主義の侵攻を防ぐことに

力を入れていた国のひとつ

人々の自由は警察により、脅迫や暴力によって押圧され

教育は幼少期から海外からのさまざまな思想の流入を排除し

自分の考えを持てなくする思想弾圧と統制を図ろうとしていました

(結局は資本主義も共産主義も同じ、中国はアメリカの二番煎じ)

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そんなとき、軍事政権に反対する気鋭の議員で、左派の政治指導者

Z氏の講演が行われることになります

しかし予約していた会場が使えないというトラブル

しかもどの会場も貸してくれない、これは何者かによる圧力に違いない

そこに仲間の妻から緊急の電話

「誰かからは言えないが、確実な情報で先生の暗殺計画がある」

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スタッフは警察に相談に行き、警察はZ氏を警備することを約束

自称中立的な立場の警官から、小さな会場を借りることもできました

だけどそれも全て罠だったのです

 

Z氏は脅しなんていつものことさ、予定通り講演をするといい

会場に入れない人たちのためにスピーカーで路上放送しようと提案します

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時同じくして「ボリジョイバレエ団」の公演

すべての官僚たちは公演に向かい(無政府状態)美しい踊りを堪能しています

共産主義は否定しても、ロシアの女の子は大大好き 笑)

 

一方Z氏の講演の場外では暴動が起こり

Z氏と間違えられた議員が暴行され病院に運ばれる

話し合いによる解決をしようとしたZ氏も

突然現れたトラックの荷台に乗った何者かによって

頭を強く殴られ倒れてしまいます

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厳重な警備にもかかわらず、なぜ

予審判事がこの不可解な事件の謎を、ひとつひとつ紐解いていく

 

検事も警察も、私欲しかない愚かで滑稽な黒幕たちに操られる

今見ても、遠いどこかの国の出来事ではないという恐怖

にもかかわらず、全編に漂うゾクゾクとした色気

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イヴ・モンタン、トランティニャン、イレーネ・パパス・・

俳優たちの完璧な演技と配役が

この作品をさらに素晴らしいものにしています

カメラはゴダール組のラウール・クタール





Zイヴ・モンタン

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モデルはギリシャの医師、政治家、反戦活動家のグリゴリス・ランドラキス

機動隊に囲まれた真ん中で、何者かにこん棒で殴られ殺されてしまう



ピエール(ジャン=ピエール・ミケル)マットベルナール・フレッソン

マヌエル(チャールズ・デナー)ピロウ(ジャン・ブィーズ)

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Z氏の支援者

 

予審判事(ジャン=ルイ・トランティニャン

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モデルは法学者のクリスト・サルツェタキス

ランドラキスの暗殺事件最後まで調査追求した不屈の検察官

殺人に関与した警察官僚に有罪判決を下すことに成功

196774ギリシャ軍政によって更迭されたものの

その後最高裁判事を経て、198590ギリシャ大統領を務めた



新聞記者ジャック・ペラン

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フォトジャーナリスト(パパラッチ)

事件当時Z氏の暗殺現場にいて、カメラを通じ予審判事に協力する

 

レーヌ(イレーネ・パパス

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Z氏の妻、Z氏の浮気の現場を目撃してしまい別居中だったが

夫の危篤を知らされ急遽病院にやってくる

 

警察長官ピエール・デュ

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大佐(ジュリアン・ギオマール

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ニックジョルジョ・ジュレ

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ペンキ屋、トラックの配達人ヤゴが棍棒を持っていたこと

その夜騒動ついて自慢していたことを評言しに行く途中

彼もまた何者かに殴られ入院してしまう

お金や損得より、真実が大切だと信じている



ニックの母親アンドレ・テインシー

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バカ正直な息子を案じ、評言を取りやめるよう願う

 

ニックの妹(マガリ・ノエル)

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夫は極右で政府の僕、出世願望があり信念のぶれない兄にキレる

(画像見つからずフェリーニから)

 

病院長(ヴァン・ドゥード)

解剖によりZ氏の死因は警察が発表した転倒によるものでなく

殴打によるものと報告する

 

ヤゴ レナート・サルヴァトーリ

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トラックの運転手

警察と口裏をあわせた動かしがたいアリバイを持っている

心臓が悪いと入院し(なぜか足にギブス)ニックを殺そうとするが未遂に終わる



ヴァゴ(マルセル・ボズーフィ

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いちじく売り、Z氏を襲った実行犯

ヤゴと違いあっさり罪を認める

共産主義のことなんか判らないし、本当はどうでもいい

小鳥を飼うのが趣味だが、警察長官からクレームがきてるから小鳥を殺すと脅され

おまけにイチジク売りの販売許可証も協力しないと更新しないと念を押され

生活のため家族のためやるしかなかったという、本当は気弱でやさしい人間だった

彼のエピソードがいちばん印象深く

封建主義下の庶民がどのような立場か理解しやすい



検察官フランソワ・ペリエ

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味方だと思っていたが、彼さえも予審判事に捜査の中止を命じる



運転手(シド・アフメド・アゴウミ)

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瀕死のZ氏を病院に運ぶ運転手

わざと車を追突させたり、遠回りして病院に到着する時間を遅らせる

実は警察組織の一員



やがて警察の陰謀を疑い調査を続けるのは予審判事ただひとりになります

それでも確実に証拠を掴み、妨害に屈することなく

検察庁長、憲兵隊長、将軍を暗殺の共犯者として告訴

スキャンダル明るみなり、当局事件を隠すことができなくなりますが

予審判側の7人の証人は次々と交通事故等で命を落としてしまいます

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政府は彼らの死は警察のスキャンダルと無関係であると発表

その後起訴された警察幹部は釈放

予審判側は更迭されたのでした

そして体制側はこの混乱を利用し、さらに権力の強化をしていくことになります

 

冒頭の「設定した人物等は意図したものである。」という挑戦的な言葉

ラストの結局は権力暴力の前に潰される虚しさ

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しかしところどころに緊張感を解すユーモアもあり

社会的プロテストとしてもエンタメとしても一級品

当然これは「お気に入り」しかないでしょう



しかもしかも、2002年に東北新社よりDVDが発売されたのを最後に

ソフトのリリースが止まっており、日本で見るのは難しい作品のひとつということ

その証拠にamazon29,190円(日本語字幕で見れるかは不明)

ヤフオクでは中古で24,800円(1129日現在)



こんな貴重な映画を見ることが出来たのもギドラさんのおかげ

家宝のひとつとして大切にさせていただきます(笑)

 

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【解説】allcinema より

地中海に近いある国で、革新政党の指導者モンタンが暴漢に襲われた後、死亡する。当局は自動車事故による脳出血と発表するが、これに疑問を抱いた予審判事トランティニャンは新聞記者ペランの協力を得て真実に迫ろうとする。そして事件の背後に隠された陰謀にたどり着くのだが……。コスタ=ガヴラスが、故国ギリシャで63年に起きた自由主義者ランブスキ暗殺事件に材をとったヴァシリコスの原作を基に、軍事政権の恐怖と陰謀を描き出した問題作(当然、ギリシャでは上映中止となった)。その淡々とした描写は、リアリズムを生むと同時に緊迫感を盛り上げ、作品の持つメッセージを強く打ち出す。アカデミー外国語映画賞をはじめカンヌ国際映画祭審査員特別賞など多くの賞に輝いた。

 

007/美しき獲物たち(1985)

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ありがとう、サー・ロジャー・ボンド

ありがとう、ロイス・マックスウェル・マネーペニー

シリーズ第14作目
原題はA VIEW TO A KILL」(殺しへの眺め)



オクトパシー」のやりすぎで時代との誤差を少しは感じたのか(笑)

試験管ベビーやらシリコンバレーといった時事ネタが取り入れ

再びジョン・グレン色を取り戻したもののマンネリ感を拭うことはできず

007はオジサンの見る映画」と評される時代に突入

 

そこで当時絶大な人気だったデュラン・デュランに主題歌を歌わせ

高視聴率番組のMTVに便乗しティーンにも知名度UPを測る

興業のためにはなんのプライドも恥もないわけですが(笑)

ここまでやり遂げたのは、サー・ロジャーのサービス精神のおかげ

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実際サー・ロジャーボンドの伝説も多くあるそうで

カビー・ブロッコリら制作者、スタッフとも関係が良好なうえ

自他共に認める運動音痴については各所で

「アクション映画はいい危険なシーンはスタントがやってくれる

と自虐ネタ (スタントチームへの賛美)を披露

 

そんな人柄からか、スタントチームからは

サー・ロジャーは本人が言うほどスタントに消極的ではな

むしろティモシー・ダルトンの方スタントに任せきり、と

何か理由でもあるのかダルトンに矛先が向く(笑)

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003ソ連の雪山で遭難し、彼が持っていたICチップをボンドが回収

そのことに気づいたソ連軍がボンドを追いかける逃げ延びるボンド

そのICチップは電磁波力の影響を受けない特別なチップで

ボンドは製造元であるゾリン産業を調査することになります

 

競馬場ゾリンと謎の女性メイデイを発見

そこではゾリンの所有している馬が勝ちます

八百長と思われる)

 

その後パリでゾリンを調査している探偵がいると知ったボンドは

彼から、常人離れした能力を持つゾリンとメイデイは

ナチ収容所で「ステロイドによる知能向上のための遺伝子実験」によって

産まれたステロイド児だと聞かされます

しかし探偵は話終わる前に毒針によって殺されました

犯人はメイデイでした

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パリから再びサンフランシスコに向かったボンドは

ゾリン所有の馬のオークションや、馬小屋を調べるうち

ゾリンに捕らえられてしまいます(殺されないのはお約束)

そしてゾリンがIC製造と販売国際カルテル牛耳るため

地下道を掘り海水を取り込んだあと地震を起こし

シリコンバレーを水没させる計画を知るのです



 

主題歌A View to a Killデュラン・デュラン

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ジェームズ・ボンドロジャー・ムーア

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本作がファイナル・アピアランス

 

マックス・ゾリンクリストファー・ウォーケン

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ソ連から亡命した実業家、ナチの遺伝子実験の産物

シリコンバレーを破壊し、エレクトロニクスの分野でトップに立つことを企んでいる

メイデイさえもいとも簡単に裏切る冷淡で狂人的な性格



ステイシー・サットンタニア・ロバーツ

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石油大物の孫娘、ゾリンに不正に会社を奪われ復讐に燃えている

ゾリンを倒すためボンドに協力する

 

メイデイグレース・ジョーンズ

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ゾリンの恋人であり、忠実な僕で優秀な殺し屋

ゾリンに裏切られたことにショックを受け、最後はボンドの味方に付き爆死する

あまりのビジュアルのインパクトの強さに

見終わった後は彼女しか印象に残らない(笑)

 

ジェニー・フレックス(アリソン・ドゥーディ)

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メイディのアシスタントのひとり

 

パン・ホー(パピヨン・ソー・ソー)

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メイディのアシスタントのひとり

 

スカーピンパトリック・ボーショ

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ゾリンの部下で殺し屋

 

カール・モートナー博士ウィロビー・グレイ

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ナチスの科学者でゾリンの父親



ボブ・コンリーマニング・レッドウッド

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ゾリンの部下で鉱山技師イーストベイで石油の利益を扱う

 

チャック・リーデヴィッド・イップ

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サンフランシスコでボンドとステイシーを支援するCIAエージェント

 

ポーラ・イワノバフィオナ・フラートン

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ゴゴール将軍が派遣したKGBエージェント

NIPPON RELAXATION SPAHOT TUBS」という看板のある場所で

その名の通りお風呂でくつろぐボンド(笑)

 

ベンツドルフ・ラングレン

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KGBの殺し屋

 

防大フレデリック・グレイ卿(ジョフリー・キーン)

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Mロバート・ブラウン)/ティベット卿パトリック・マクニー

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右=M

中央=ティベット卿

馬のトレーナー、ボンドがゾリンの屋敷や厩舎に潜入するのを手伝う

 

Qデスモンド・リュウェリン

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マネーペニーロイス・マクスウェル

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本作がファイナル・アピアランス

 

ゴゴール将軍ウォルター・ゴテル

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ボンドにレーニン勲章を授与したい考えをMに伝えるが

Mはボンドが行方不明であることを理由に辞退する

 

 

クリストファー・ウォーケンの怪演もだけど、何と言っても見どころは

シリーズいち笑いを忘れないアクション

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車の前半分だけで走るカーチェイス

消防車の梯子にぶら下がるハードなスタントしながら

運転中のおじさんのカツラを蹴り飛ばしハゲをさらしたり

停車中のカップルの車の屋根を吹っ飛ばしたらエチしていたり

幸せなカップルの結婚式にお邪魔して台無しにしてしたり

飛行船からロープでぶら下がるシーンでは避雷針に股間をぶつけてしまう(笑)

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さらば、お茶目でコミカルで

愛しきジェームズ・ボンド

 

 

【解説】KINENOTEより

地球破壊を狙う実業家ゾリンとイギリスの諜報部員ジェームズ・ボンドの対決を描くスパイ・アクション。“007”シリーズ第14作目。製作はアルバート・R・ブロッコリ。エグゼキュティヴ・プロデューサーはマイケル・G・ウィルソン。監督は「オクトパシー」のジョン・グレンイアン・フレミングの原作を基にリチャード・メイバウムとマイケル・G・ウィルソンが脚色。撮影はアラン・ヒューム、音楽はジョン・バリー、主題歌はデュラン・デュランが担当。出演はロジャー・ムーアなど。

極寒のロシア氷河からの脱出に成功してイギリスに戻った諜報員“007”ことジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)は、休む間もなく、M(ロバート・ブラウン)と国防相に呼ばれた。英国が開発した防衛システムに不可欠のマイクロチップが奪われたが、どうやらKGBが関係しているらしいというのだ。早速調査を依頼されたボンドは、その事件に、大富豪のマックス・ゾリン(クリストファー・ウォーケン)が関わっていることをキャッチ、ゾリンをマークすることにする。彼は石油で大もうけし、それを基にエレクトロニクスと高度技術を開発し、さらに競馬で巨大な財産を築いた実業家であり、一方では反共産主義者として知られていた。ロイヤル・アスコット競馬場でゾリンの持ち馬が次々と勝ち続けるのを目にするボンド。フランスの競馬クラブが、ゾリンの勝ち方に疑問をもち探偵オーベルジン(ジャン・ルジュリ)を雇って調査にのり出すが、オーベルジンは何者かの手によって殺された。Mから紹介されたチベット(パトリック・マクニー)と共にゾリンの種馬飼育場に乗り込むことに成功したボンドは、そこでゾリンの忠実な部下、スカーピン(パトリック・ボーショウ)や飼育コンサルタントのカール・モートナー博士(ウィロビー・グレイ)等に会った。ゾリンの所有する豪華な城での種馬オークションが終了すると、ミステリアスなアメリカ美女、ステイシー・サットン(タニア・ロバーツ)が到着。ボンドは彼女に500万ドルの小切手が渡されるのを見た。その夜、ボンドとチベットは、ゾリンの馬が勝つ秘密を知り、さらに木箱につめられたマイクロチップを目撃する。しかし、チベットは、ゾリンの片腕、メーデーグレース・ジョーンズ)に殺され、ボンドもピンチに遭う。一方、ゴーゴル将軍(ウォルター・ゴテル)は、ゾリンが反ソに転向したもとKGBのスパイであることをつきとめた。サンフランシスコ郊外にあるシリコン・バレーを破壊して、一挙に電子科学の分野を制圧、世界を征服しようと企みアメリカに渡ったゾリンを追うボンド。ステイシーは市の地質に関する資料をゾリンに提供していたのだが、ゾリンの正体を知らされた彼女はボンドの目の前で13億円もの小切手を破り捨て、二人はシリコン・バレーへと急ぐ。シリコン・バレーの地下鉱山では、大爆発の準備が進められていた。ゾリンはそこで側近以外の部下をすべて射殺。裏切られたと知ったメーデーはボンドらに協力し、自らは爆裂死を遂げる。ステイシーを人質にしたゾリンは飛行船で逃げるが、金門橋上で遂にボンドと格闘することになり、激闘の末、ゾリンは滅びた

 

庵野秀明展ふたたび

庵野秀明展、行けないファンのために

雰囲気だけでも味わってください

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すべてのレフ版を一枚づつ撮影する少年

将来はアニメーターになりたいのかな

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同行した長男クンも隅から隅までスマホ撮り

(自称39歳なのに社会人の息子がいるのは気にしないでください 笑笑)

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庵野秀明監督と安野モヨコさんって夫婦だったんですね
今回グッズ売り場で初めてしりました(遅いよ)
でもモヨコさんのペンネームが同じ「アンノ」でも
絵本作家の安野光雅氏からの拝借ということ(笑)
モヨコさんの描く監督像が可愛いくて微笑ましい

 

おまけ(自撮り)

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すっぴんだし、髪ボサボサやん(笑)

ハッピー・バースディ♪トゥ・ミー

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高知のクリストファー・リーこと

四丁目のギドラさんから

川崎のブリジット・バルドーことベベちゃんに

39回目(笑)の誕生日にプレゼントが届きました

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あらかじめ欲しいDVDのタイトルを尋ねられたので

39歳になるまで見たいと思いながらなかなか見れなかった

過去の名作をいくつかリクエス

ギドラさんの莫大で幅広いジャンルのコレクションの中から

5点贈ってくれました

ラベルも超かっこいい!

 

Z(1969)

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処女の泉(1960)

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悪魔のような女(1955)

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シャロン・ストーンイザベル・アジャーニのリメイク版は見ています

 

哀しみのトリスターナ(1970)

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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972)

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変態ブロガーは変態監督の映画を制覇しないと(笑)

 

39歳(しつこい 笑)でやっと念願かなって

今まで見る機会がなかった巨匠の名作を堪能できます

 

ギドラさん、本当にありがとうごさいます

レビューも楽しみにしていてね(笑)

 

ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)

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原題も「NEVER SAY NEVER AGAIN」(もう言わないで)

サー・コネリーの妻ミシュリーヌ(フランス人の画家 )が

「もうボンドを演じないなんて言わないでネバーセイ・ネバーアゲイン

と言ったのが由来

 

ダイヤモンドは永遠に」から12年ぶりにボンド役に復帰

そして「再び任務に就いて欲しい」というMの依頼に

「二度とごめんだ(ネバーアゲイン)ウインクを決める華麗なラスト

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言わずと知れた007シリーズ番外編で「サンダーボール作戦」のリメイク

1950年代007の映画化にあたって、原作者のフレミングが友人の脚本家を集め
映画用オリジナル・ストーリーのアイデア出してくれと頼みます

そこでケヴィン・マクローリーが、実在する「スメルシュ」を

 

スペクター」SPECTRE

(SPecial Executive for Counter-intelligence, Terrorism, Revenge and Extortion「対諜報、テロ、復讐、強要のための特別機関」という秘密結社にして

首領はブロフェルドという名にしようと

サンダーボール作戦」を書き上げたのですが


予算がかかるという理由でボツ、「ドクタ-・ノオ」が映画化
スペクターのアイデアだけ採用されます

 

その後映画用オリジナル・ストーリーのノートが見つかった」と

レミングはその内容を基に小説「サンダーボール作戦」を発表

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【ここから妄想入ります】

怒ったクローリー「あの時みんなでアイデア出したやつだろ」と

レミングに詰め寄ると
そんなこと忘却の彼方のレミング「はあ?何のことと冷たくあしらう

しかも4作目として映画化まで決まってい

クローリーちきしょう!裁判起こしてやる!」
ダンジャック(イオン・プロの親会社)

「すみません、すみません、マクローリー さん許して」

プロデューサー名義はケヴィン・マクローリーにするからそれで映画化を許可して」
クローリー、渋々しょうがないなあと和解

しかしその後もクローリー に無断で、5作目、6作目、7作目と

「スペクター」と「ブロフェルド」を使い続けたレミングイオン・プロ

ブチ切れたマクローリー

「今後一切スペクターもブロフェルドも使用禁止!」と提訴
そうして007シリーズからスペクターは消えたのでした

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1976年、マクローリーはオリジナルのボンド映画を制作すると発表

今度はダンジャックとユナイテッド・アーティストがマクローリーを訴える

最終的に最高裁判所まで紛争はもつれ込みマクローリーが勝利

裁判官はボンド映画を作る権利を与えますが

 

カビ―・ブロッコ「だけどマクローリーさんよ、アンタ自分の権利だけ主張して

ボンドやM、Q、マネーペニーの著作権はこっちにあるのに

スペクターだけでどうやって映画作るんだい?」

クローリー「そういえば、そうかも」(やっと気づく)

 

ということで、カビ―・ブロッコリとダンジャックは

興行収入18パーセントを受け取ることと

制作権をマクローリーでなく初代ボンド、サー・コネリーにすることで

映画化に同意(たぶん)

 

そこでサー・コネリーは盟友で

ボンド役の引退を証明していサー・ロジャーに主演を依頼するわけですが

サー・ロジャーの後任が見つからなかったため、不本意にも続投することになり

(そのかわりMGMからは破格の出演料を突き付けられた)

結局妻のススメもあって、サー・コネリーがボンドに復帰することになります



今になって見るとどっちも、そこまでの映画か?って感じですが(笑)

元祖ボンドと、現役ボンド同年の公開とあって当時はとても話題になりました

どちらもヒットしましたが軍配は「オクトパシー」にあがります

 

サー・コネリーの007はやっぱ、バーナード・リーのM

デスモンド・リュウェリンQロイス・マクスウェルのマネーペニー

ジェームズ・ボンドのテーマがあってこそ

 

エドワード・フォックスのMは悪くはなかったけど

ラルゴ役のクラウス・マリア・ブランダウアーと逆の配役がヨカッタと思う

白いスーツの富豪、女にモテるが容赦ない殺し屋、悪の華

ニヤケ顔の薄らハゲより(ハゲ専はむしろ堂々としたハゲが好き 笑)

フォックスのほうが断然似合う

 

マックス・フォン・シドーのプロフェルドはさすの貫禄でございます

プロフェルド=スキンヘッドのイメージを完全に覆しても違和感ない

ただしボンドよりキマっているのがマズい(笑)

 

キム・ベイシンガーはトップモデルから女優に転じてブレイク前する前

悪い男ダメ男に惚れてボロボロになる雰囲気が、この頃から板についています

薄々ピンクのレオタード姿でやたら開脚するのは

80年代のダンス映画ブームに無駄に乗っかったのでしょうか(笑)

 

 

かって仕事も女もバリバリだった007も現役引退のお年頃

MI6も世代交代、若くてインテリで健康志向のMから

クリニックで長年の不摂生をデトックスすることを命じられます

 

クリニックでは療法士のお姉さんが美人だから言うことを聞いているだけで

綺麗な女性は口説くのがマナーだと思ってるし

スーツケースの中はキャビアシャンパンが隠してある

 

そこに角膜手術するために軍人の患者が運び込まれ

怪しく思ったボンドは彼を探ることにします



 

ジェームズ・ボンドショーン・コネリー

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パトリシア・フィアリングプルネラ・ジー

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クリニックの理学療法士、看護師



リッペパット・ローチ

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クリニックでボンドを殺そうとするSPECTRE暗殺者

 

ジャック・ペタチ大尉ギャヴァン・オハーリー

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スペクターが核ミサイルを盗むため角膜移植されたUSAFアメリカ空軍)パイロット

 

ドミノ・ペタチキム・ベイシンガー

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ジャック・ペタチの妹でラルゴの愛人

 

ラルゴクラウス・マリア・ブランダウアー

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SPECTRE's No.1(サンダーボールのエミリオ・ラルゴに基づく)

スペクターのエージェント、億万長者の実業家

 

プロフェルドマックス・フォン・シドー

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スペクターのドン



ファティマ・ブラッシュバーバラ・カレラ

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SPECTRE's No.12(サンダーボールのフィオナに基づく)

ボンドを追い詰め殺すよう命令を受けている

 

ナイジェル・フォーセットローワン・アトキンソン

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ボンドのバハマでの連絡係

スパイに憧れてるちょっとお間抜けな外務省役員

(のちに007のパロディに主演する 笑)



フェリックス・ライターバーニー・ケイシー

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CIAエージェント、ボンドとは長年の盟友

 

アンブローズ卿アンソニー・シャープ

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ダブル0セクションを再活性化するためにMを命じる外務長官

 

Mエドワード・フォックス

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Qアルジャーノンアレック・マッコーエン

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マニーペニーパメラ・セイラム

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作品そのものはサー・コネリーも100点中60の出来と答えたくらい

100%満足できるものではなかったのでしょうが

2020年に90歳で亡くなった、初代ボンドを偲ぶのに相応しい作品

 

 

サー・トーマス・ショーン・コネリー

1930年に英スコットランドエディンバラで誕生

13から牛乳配達員として働き、16のときイギリス海軍に従事

除隊後は肉体労働や美術学校のモデルで身銭を稼ぎ、ボディビルで鍛え

23歳の時「ミスター・ユニバース」長身部門3位受賞したとき

ミュージカル監督にスカウトされ南太平洋のコーラスデビュー
32
歳の時007ドクター・ノオ」でジェームズ・ボンド役に抜擢

番外編含む7作でボンドを演じます

しかし最後までスコットランド訛りを矯正することはありませんでした



私がシティガールになって何年経っても、北海道弁抜けないのと同じね

(サー・コネリーと同じだと思ってるし、しかもガールだし 笑)



 

【解説】KINENOTEより

スペクターによって奪われた核ミサイルを、英国情報部員ジェームズ・ボンドが取りもどすまでを描くアクション映画。イアン・フレミング著「サンダーボール」(早川ポケットミ・ステリ)の映画化権を持つケヴィン・マクローリーが、その権利をジャック・シュワーツマンに売り、シュワーツマンが製作に当った。マクローリーはエグゼクティヴ・プロデューサーとクレジットされているが、名前だけで製作にはタッチしていない。監督は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(80)のアーヴィン・カーシュナー。脚本はロレンゾ・センプル・ジュニア、撮影はダグラス・スローカム、音楽はミシェル・ルグランが担当した。主題歌をラニ・ホールが歌っている。第2班監督はミッキー・ムーア、水中場面監督はリコウ・ブラウニングがつとめている。出演は「007ダイヤモンドは永遠に」(71)以来12年振りにボンド役を演じるショーン・コネリーの他に、クラウス・マリア・ブランダウアー、バーバラ・カレラ、マックス・フィン・シドー、キム・べイシンガー、バーニー・ケーシーなど。パナビジョンで撮影。日本版字幕は戸田奈津子テクニカラーシネスコサイズ。1983年作品。

ジャングルにある要塞に侵入するジェームズ・ボンドショーン・コネリー)。彼は敏捷な行動で敵を倒し、捕らわれの身となっている若い女性のところへ行く。彼女をたすけ起こそうとした時、彼女は隠し持っていたナイフで彼を刺す。以上は訓練の一つで、それを記録したビデオ・テープを見ながら、新しいMは言う。「私は前任者ほど君を買っていない。スパイ学校で講師をしている間に君の身体はなまったらしいな。シュラブランド療養所に行き、鍛え直したまえ」。一方、対謀報・テロ・復讐・強要機関スペクターは部下を集め、首領のブロフェルド(マックス・フィン・シドー)が、新たなる謀略行動アラーの涙作戦2を発表する。実行にあたる部下 No.1のラルゴ(クラウス・マリア・ブラウンダウアー)が、TVスクリーンを通じ、「我々は在英米軍のジャック・ペタチ大尉を手なづけた。彼の右目の眼球反応は大統領と一致するように手術して、最終訓練をシュラブランドで行なうことにしている」と説明する。シュラブランドにやって来たボンドは厳しいトレーニングを受けつつ、持ち前の性的魅力を発揮して美人の療法士とベッドイン。ある夜彼は1人の患者のあやしげな行動を見て、部屋を覗き込む。その患者こそペタチで、看護しているのはスペクターの女殺し屋ファティマ(バーバラ・カレラ)だった。見られたことを知ったファティマは、巨漢の殺し屋をさしむけた。激しい乱闘の末にボンドは敵をやっつける。ペタチは基地にもどると、大統領でなければ出せない核ミサイル発射命令を眼球反応が同じことを利用してコンピューターに命じた。ミサイルは基地を発射し、途中で海中に降下し、スペクターのフロッグマンが回収した。そして、スペクターはNAT0諸国に、年間石油購入予算の25%相当の金を渡せ、さもなければ、7日後にミサイル2機を爆破すると脅迫。ペタチはファティマの手で始末された。Mはボンドにミサイル回収を命じる。ボンドはペタチの部屋で見たヤマ型マークを手掛りに、そのマークが東欧出身の大富豪ラルゴのトレード・マークであることをつきとめた。新兵器開発担当のアルジーの作った特製万年筆銃を持って、ボンドはバハマに飛ぶ。ここにラルゴの豪華ヨット空飛ぶ円盤号が停泊しているのだ。ラルゴは愛人のドミノ・ペタチ(キム・ベイシンガー)にアラーの涙というペンダントを与え、「裏切ったら喉を裂く」という。ボンドの姿を見たファティマは彼を誘って海へ出る。2人はヨットのなかでメイク・ラヴ。やがて海へ潜り、ファティマはボンドのウェット.スーツに鮫を呼びよせる発信器をくっつける。鮫に襲われたボンドは危ういところで難をさけ、セックスポットのボートに救出された。ホテルで生きているボンドを見たファティマは、彼の部屋に爆弾を仕掛けたが、彼はセックスポットの部屋で抱き合っていたので無事。ニースに向かったラルゴを追ってボンドも南仏へ。そこで友人のCIA局員フェリックス・レイターと英情報部員ニコールに出会う。豪華なカジノで、ボンドとラルゴは初めて対面した・ドミノとタンゴを踊り、彼女に「君の兄はラルゴに殺された」と告げるボンド。ファティマによってニコールが殺された。彼女を特製オートバイでボンドが追いかけ、激しいカー・チェースの末に万年筆銃で倒した。空飛ぶ円盤号に忍び込んだボンドをラルゴが歓待する。コンピューター室で見たアラーの涙という文句がボンドの脳裏に焼きつく。ヨットはアフリカのパルマイラにあるラルゴの別宅につく。ここは中世以来の砦になっていた。ラルゴは2人を鎖でしばり、ミサイルの1つはワシントンにあるといって去る。ボンドは特製レーザー時計で鎖を切り、ドミノを救出すると馬に乗ったまま砦の城壁から海中へ。ただちにレイターが2人を救出。ワシントンのミサイルは発見された。残る1つはどこに? パルマイラ湾が、ドミノのペンダントの模様に似ている。よくみると、その模様は地図になっており、海底の洞窟には古代の神殿があった。ここには油田が埋蔵している。もし爆破されれば、被害は甚大だ。ボンドはレイターやCIA局員らと中に潜入して、スペクター一味と闘う。逃げ出したラルゴとボンドは海中で争い、ボンド危うしという時、ドミノの放った水中銛がラルゴに命中。ミサイルの爆破装置も解除されて、世界に平和がもどった。