tick, tick... BOOM!チック、チック...ブーン! (2021)

原題も「Tick, Tick...Boom!」(チクタク...ドーン!) ブロードウェイの人気ミュージカル「レント」の作曲者 ジョナサン・ラーソンが、自作自演の曲と歌詞にあわせた 漫談のような舞台「Tick,Tick…BOOM!」を完成させるまでのお話 スティーブ・ジョブズやマ…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)

原題も「ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」 (むかしむかし、ハリウッドで) 私はタランティーノの露悪で与太話的な作風が あまり好きではないのですが、これは単純に面白かったです 初共演というレオとブラピのコンビの息もぴったり マーゴット・ロビーのキ…

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021)

原題も「The Power of the Dog」(犬の力) 海外の批評家からは絶賛され 第79回ゴールデン・グローブ賞では3冠に輝きましたが これは手強い、見る人を選ぶ作品でした LGBTQ(性的マイノリティ) ギフテッド(IQ130以上の発達障害) 身分の差や、アルコール依…

アイリッシュマン(2019)

原題も「THE IRISHMAN」(アイルランド人) 原作は「アイリッシュマン」と呼ばれた実在したヒットマン フランク・シーランの自白に基づいた(信憑性は定かでない) 2004年に出版されたチャールズ・ブラント(元捜査官)のノンフィクション 「I Heard You Pai…

シカゴ7裁判(2020)

「文脈を無視すれば言葉は好きに解釈できる」 原題も「The Trial of the Chicago 7」(シカゴセブン裁判) 2022年北京冬季オリンピックにおいて 香港での政治的自由や民主化デモの弾圧 ウイグル族に対する残虐行為 テニス選手の彭帥さんの安否の懸念などの理…

ファーザー(2020)

原題も「The Father」(父) 認知症の親、またはパートナーの介護の苦労を描いた作品は多くありますが 認知症になった人間側から見える世界を描いているのは珍しい しかも自分も認知症を患ったかのように疑似体験できる 顔が判断できなくなる 記憶の時系列が…

マリッジ・ストーリー(2019)

原題も「Marriage Story」(結婚物語) ですが、正確には離婚物語 監督でもあるノア・バームバック自身の実体験に基づいた 「離婚なんて勘弁」ものですが ラストはまるで古いラブレターを見つけたような センチな気持ちになります 才能ある舞台監督、夫チャ…

消えない罪(2021)

原題は「THE UNFORGIVABLE 」(許されざる者) サンドラ・ブロック制作主演(57歳と思えば若い) しかも女らしさを全てかなぐり捨てて熱演 元受刑者が社会復帰する難しさ 世間からの偏見、厳しい風当たり 被害者家族の復讐心 それぞれの人々の立場は違うけど…

田舎司祭の日記(1951)

原題も「Journal d'un cure de campagne」(田舎司祭の日記) マーティン・スコセッシの「タクシードライバー」に 影響を与えた作品として有名 ブレッソンはよくベルイマンと比較されるそうですが ベルイマンが「神とは何か」「神の不在」への思索を展開する…

にがい米(1948)

原題も「RISO AMARO」(苦い米) 面白かったですね まず田植えが背景になっているところ イタリアはパスタの国というイメージが強いですが 実は水田面積は日本よりはるかに多く ヨーロッパでは主要な米の生産国であるということ 舞台は1948年5月、イタリア北…

ブラックホーク・ダウン(2001)

原題も「BLACK HAWK DOWN」 (ブラックホークの墜落を確認) 1993年10月3日、アメリカ軍の統合特殊作戦コマンド(JSOC)が ソマリア民兵のアイディード将軍の側近二人を捕らえる作戦で (後に「モガディシュの戦闘」と名づけられる) 1機目のヘリ「スーパー6…

象は静かに座っている(2018)

原題は「大象席地而坐」(象は席に座る) ハンガリーの名匠タル・ベーラ (「サタンタンゴ」(上映時間7時間30分)で知られる) を師と仰いだというだけあって(雰囲気はガス・ヴァン・サントだけど 笑) 長回しの圧倒的な力のある、監督の胡波(フー・ボー 19…

パリのランデブー(1994)

原題も「Les rendez-vous de Paris」(パリで待ち合わせ) パリを舞台にした男女の恋の駆け引きを3話に分けて展開するオムニバス 路地で男女二人組がアコーディオンを手にして歌う♪巴里は恋の街~♪は ルネ・クレールの「巴里の屋根の下」へのオマージュ 第1…

「聖この夜」は「最高のお酒」で

仕事から帰ると、なんとたっふぃーさんから クリスマス・プレゼントが届いていました 箱だけでもお洒落な 「アランブル・モスカテル・デ・セトゥーバル」 さすがグルメなたっふぃーさん、センスがいい 中身を見ると、黄金に輝くトパーズ色のワイン これはも…

レネットとミラベル/四つの冒険(1986)

エリック・ロメールが「喜劇と格言劇」シリーズと 「四季の物語」シリーズの狭間に残した「ガール・ミーツ・ガール」 原題も同じ「QUATRE AVENTURES DE REINETTE ET MIRABELLE」 微笑ましい4つのドラマが続く、絵本のような映画 対称的な女の子同士の友情が…

友だちの恋人(1987)

ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第6作目(最終作) 原題は「L'ami de mon amie」(”私の”ガールフレンドのボーイフレンド) 副題は「Les amis de mes amis sont mes amis」(友だちの友だちは 友だち) 友だちの彼氏(彼女)を好きになったらどうする?と …

満月の夜(1984)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第4作目 原題も「Les nuits de la pleine lune」(満月の夜) 副題は「Qui a deux femmes perd son âme, qui a deux maisons perd sa raison」 (ふたりの妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をな…

海辺のポーリーヌ(1983)

エリック・ロメール「喜劇と格言劇」シリーズ第3作目 ロメールの中でもっとも有名な作品 原題「Pauline à la plage」(ビーチでポーリン) 副題は「Qui trop parole, il se mesfait」(言葉多き者は災いのもと) ショートボブに青い襟のセーラー服、どこか寂…

美しき結婚(1982)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第 2作目 原題は「Le beau marriage」(理想の結婚) 29歳になり結婚に焦り出した女性、クラリスが ズルズルと不倫関係を続けてきた恋人が 妻と離婚する気がないことにやっと気付き 別の結婚相手を本気で探そう…

飛行士の妻(1981)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」1作目 原題も「La femme de l'aviateur」 ロメールならではの「論争して論争して和解」 この後あらゆる恋愛映画が、ロメールの影響を受けているんだろうな 法学生のフランソワは 恋人のアンヌのアパートの配管を直す都…

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972)

高知の「ロッキー」か「ランボー」か シルベスター・スタローン(勝手にマッチョ)こと ギドラさんからのプレゼント 原題は「LE CHARME DISCRET DE LA BOURGEOISIE」 (ブルジョワジーの控えめな魅力) 簡単に言えば、裕福な男女6人が食事しようとするにも …

ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021)

これが私たちの「アメリカン・グラフィティ」 卒業、友情、恋が、音楽とともにあった 青春の邂逅(かいこう) 原題は「SHOPLIFTERS OF THE WORLD 」(世界中の万引者よ)で ザ・スミスのヒット曲のタイトル 今思うと「万引き犯たちよ、どんどん万引きしよう…

QUEEN 50周年展 - DON’T STOP ME NOW - に行ってきました

1971年、フレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンの4人となってからの 「QUEEN 50周年展 - DON’T STOP ME NOW -に行ってきました ライブやメンバー本人、関係者のコメント映像や プロモーションビデオ、未公開写真を公開 思ったより見ごたえありました 2017…

哀しみのトリスターナ(1970)

高知のリチャード・ギアこと、ギドラさんからのプレゼント レビュー第4段 原題は「TRISTANA」(ヒロインの名前) 徹底した省略 感情を現わさない表情 唐突な展開 説明のない精神分析 これはかなり手強い作品でした 16歳で身寄りを無くし、老貴族ロペの養女…

悪魔のような女(1955)

高知のチャールズ・ブロンソン(マンダムだぜ←トシがバレるぜ 笑) ギドラさんからプレゼント、第3弾映画レビュー 原題は「LES DIABOLIQUES」(悪魔的な) 本作に触発されヒッチコックは「サイコ」を撮ったと言われてますが「サイコ」よりずっと面白いと思い…

処女の泉(1960)

高知のジョージ・チャキリス(勝手に言ってます 笑) ギドラさんからのプレゼント第二弾レビュー 原題は「Jungfrukällan(英題The Virgin Spring)」(処女の春) 原案はスウェーデンの南部地方に伝わる民話(言い伝え) ベルイマンが黒澤明(というか宮川和…

Z(1969)

高知のチャールストン・ヘストン(のほうが嬉しいと本人からリクエスト 笑) ギドラさんからのプレゼント第一弾レビュー 原題も「Z」 1963年5月22日にギリシャで起きた 左派平和主義者グリゴリス・ランブラキス(Grigoris Lambrakis)暗殺事件が題材 「Z」とは…

007/美しき獲物たち(1985)

ありがとう、サー・ロジャー・ボンド ありがとう、ロイス・マックスウェル・マネーペニー シリーズ第14作目原題は「A VIEW TO A KILL」(殺しへの眺め) 「オクトパシー」のやりすぎで時代との誤差を少しは感じたのか(笑) 試験管ベビーやらシリコンバレー…

庵野秀明展ふたたび

庵野秀明展、行けないファンのために 雰囲気だけでも味わってください すべてのレフ版を一枚づつ撮影する少年 将来はアニメーターになりたいのかな 同行した長男クンも隅から隅までスマホ撮り (自称39歳なのに社会人の息子がいるのは気にしないでください …

ハッピー・バースディ♪トゥ・ミー

高知のクリストファー・リーこと 四丁目のギドラさんから 川崎のブリジット・バルドーことベベちゃんに 39回目(笑)の誕生日にプレゼントが届きました あらかじめ欲しいDVDのタイトルを尋ねられたので 39歳になるまで見たいと思いながらなかなか見れなかっ…