アカデミー賞受賞作品
原題は「The Holdovers」(残留者たち) すでに副題とキャッチコピーでネタバレしていますが(笑) この映画を公開年のクリスマス・シーズンに上映しなかった 配給会社はバカだ ひさびさに劇場で「ミラマックス」のロゴを見ましたね(笑) アメリカン・ニュ…
原題は「Promising Young Woman」(将来有望な若い女性) これは、若いころやんちゃしていた男性が見たら 背筋が凍りつくような映画でしょうね(笑) なので殿方が読むには「取扱い注意」なレビューになっておりますので ご用心を(笑) 派手な銃撃戦や暴力…
原題は「The Zone of Interest」 300万人のユダヤ人を虐殺した(現在ではおよそ100万人強というのが通説) アウシュビッツの所長で戦犯、ルドルフ・ヘスとその家族がモデル ここでの「関心領域」とはアウシュビッツを隔てている壁のこと そして壁1枚隔てたヘ…
「マーゴット・ロビーが言っても説得力ゼロ」(笑) (Margot Robbie is not the actress to get this point across.) 原題は「Barbie」 「バービー」の世界観を忠実に再現したと評価が高く ワーナー・ブラザースの長い歴史の中で最も稼いだということです…
「物理学300年の成果が大量破壊兵器か?」 「ノーベルもダイナマイトを発明した」 原題は「Oppenheimer」 原作はピュリッツァー賞受賞の 「オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇」 (American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. R…
第96回アカデミー賞長編アニメーション賞を獲得し 日本語字幕付き(英語吹替版)が公開されたので 今更ですが鑑賞してきました 受賞の結果を受けた鈴木敏夫プロデューサー氏によると 「旧約聖書のような物語ですので、もともと アメリカのお客様のほうが受け…
「それで要点は?」 「要点なんかないよ」 原題は「Boyhood」(少年時代) まるでどこかの家庭のドキュメンタリーを見せられているようですが(笑) れっきとしたフィクション 12年もの間、毎年同じスタッフ同じキャストが集まり 脚本にミーティングで出た…
原題は「Poor thing」(かわいそうなもの) 原作はスコットランドの小説家アラスター・グレイの1992年に発表した代表作で 自ら命を絶った妊婦に、胎児の脳を移植して生き返らせ 理想の女性に育てあげようとした天才外科医の物語 原作はもちろん未読ですが 映…
「家」は心の中にある 原題は「Nomadland」 ノマドとは英語で「遊牧民」転じて放浪者のことで 原作はジェシカ・ブルーダーが2017年に発表した ノンフィクション「ノマド: 漂流する高齢労働者たち」 国際的にも高い評価を受けた映画で ひさびさに凄い才能を見…
「ずっと待っていた」「たった8日間じゃないか」「いえ、ずっと待っていたのよ」 原題も「МОСКВА СЛЕЗ АЛ НЕ ВЕРИТ」(モスクワは涙を信じない) 1985年、レーガン大統領がゴルバチョフ大統領と初めて会う前に 「ロシアの魂」を理解しようと、この作品を少な…
原題も「Nicholas and Alexandra」 (ロシア皇帝ニコライ2世と、皇后アレクサンドラ) ロマノフ王朝の滅亡を描いた歴史大作 どこまでが史実で、どこからが脚色かはわかりませんが 3時間超もあるわりには見やすく、わかりやすい フランクリン・J・シャフナー…
原題は「جدایی نادر از سیمین (英:Nader and Simin, A Separation)」(ネーダーとシミン、分離)ネーダーとシミンという夫婦の離婚問題と平行に介護や経済格差、宗教や女性差別という社会問題が描かれていきますそこに妊婦の転落事件にまつわるミステリーが加…
「他人の夢を撮ってどうなる?夢の為なら戦え」 「アメリカで最低の映画監督」と呼ばれたエド・ウッド しかし没後、深夜テレビ映画枠で繰り返し放送されたことにより カルト的な人気を得たそうです(いるよね、クソマニアって) タイトルもいいかげんな「原…
イギリス王室ものなので(笑) 間違いなく何かしら誰かしら アカデミー賞は受賞する(はず)の作品 時は1708年 跡継ぎがいなかったスペインを、血縁のフランス王が継承しようとしたのを イギリスが阻止しようとフランスと戦った「スペイン継承戦争」 その戦…
「ビルボード」とはアメリカの道路沿いに 自動車で通りすぎる人のために立っている広告看板のこと ある日ミズーリ州の田舎町の街道沿いに 3枚の大きな看板が立てられます そこに書いてあるのは RAPEDO WHILE DYING 「レイプされて死亡」 AND STILL NOARRES …
ウェス・アンダーソン監督の作品はお初です 海外では高い評価を受け、ヒットしたという本作 ごめんなさい、映画の質は別として どこがそこまで面白いのか、よくわかりませんでした 戦争や、差別、ファシストや、共産主義に対する 風刺や皮肉が込められている…
「人生に立ち向かい 、いかなる時も 人生から逃れようとせず あるがままを見つめ 、最後には受け入れ あるがままを愛し 、そして立ち去る 」 時代も居場所も違う、三人の女性のある一日の様子。 私には難解な作品でした。 この作品を理解するためには、レズ…