メリル・ストリープ

ジュリー&ジュリア(2009)

原題も「JULIE & JULIA」 ジュリア・チャイルド(1912〜2004)は1961年にフランス料理本 「Mastering the Art of French Cooking」 (フランス料理の芸術をマスターする)を発表し 翌62年にはテレビの料理ショーの司会者として活躍した アメリカの有名な料理…

ドント・ルック・アップ(2021)

原題も「Don't Look Up」(見上げないで) アプローチは「アルマゲドン」(1998)か「ディープ・インパクト」(1998) この2作品は元のアイディアが同じなので内容が酷似しており 地球に隕石、あるいは彗星が衝突することがわかり 核ミサイルで破壊しようとする…

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019)

原題は「LITTLE WOMEN」(小婦人) 戦場から送られて来た父からの手紙を 4姉妹に囲まれ母が読み上げる有名なシーンは本作でも美しい 「若草物語」といえば、真っ先に 1949年のマーヴィン・ルロイ版を思い出しますが (それしか見ていないからな) こちらは「…

未来を花束にして(2015)

原題の「SUFFRAGETTE」(サフラジェット)とは19世紀末から20世紀初頭にかけて女性参政権を求める活動家のこと イギリスといえば紳士の国レディ・ファーストの国というイメージがありますが実際には99%が労働者階級か、中流階級 しかもおよそ100年前まで…

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017)

原題は「ThePost(ザ・ポスト)」ワシントン・ポスト紙のこと 「大統領の陰謀」(1976)は”ウォーターゲート事件”(1972)を調査した ワシントン・ポストのふたりの記者の手記を元にしたドラマですが こちらはその前年の1971年、NYタイムズがスクープした ベトナ…

恋におちて(1984)

デヴッド・リーン監督「逢いびき」のリメイク 今でいうダブル不倫 しかも不倫とはまったく無関係のような 妻子ある普通のサラリーマン、フランクと(デ・ニーロ)と 裕福な主婦モリー(ストリープ)が 突然恋に「おちて」しまいます クリスマス近いある日、…

31年目の夫婦げんか(2012)

結婚31年の熟年夫婦 夫婦喧嘩というよりは 中高年のセックスを真面目に考えて レスを解消するための手引書のようなお話 だけど、夫婦で一緒に見るのには ちょっとためらってしまう作品(笑) トミー・リー・ジョーンズにしろメリル・ストリープにしろ 超が付く…

マンハッタン(1979)

アレン作品の中でも「アニー・ホール」と並ぶ人気があり 評価も高め やはり良かったです ジョージ・ガーシュウィンのスタンダード・ナンバーも ゴードン・ウィリスのシャープな映像も マンハッタンの風景にぴったりで マンハッタンという街が主人公と言って…

愛と哀しみの果て(1985)

原題は「アフリカの日々」(Out of Africa) 同じ作者の「運命譚」(Anecdotes of Destiny)という作品は 「バベットの晩餐会」のタイトルで映画化されました 大人になって改めて見たほうが、良かったですね 文芸的で、哲学的、そして自然回帰 だからといっ…

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011)

「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。 やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」 メリル・ストリープが素晴らしい。 役を演じるのではなく、自分の中に取り込む・・ 本人になりきっていて、もはや演技には見えません。 長年にわたって主役級を演…

プラダを着た悪魔(2006)

「君は努力していない。自分は努力していると愚痴っているだけだ」 数あるメリル・ストリープの主演作のなかで 私が最もぴったりな役柄だと思うのがこの「プラダを着た悪魔」 演技にすら見えない。 素としか思えない!笑 綺麗な女性、最高級のファッション 見て…

マディソン郡の橋(1995)

原作が大ベストセラーで当時とても話題になり、私も読みました。 普段読書をしない人でも、読みやすい内容と長さの 恋愛小説なのが人気の理由でしょうか。 マディソン郡の田舎町、そこに写真撮影のために 都会からやって来たカメラマンのキンケイド。 農場の…

クレイマー・クレイマー(1979)

子育てって、大変ですよね。 病気にはなる、怪我はする。好きなものしか食べない、ジュースはこぼし 家は散らかし、反抗する。 特に年齢が幼いときは、24時間営業で面倒をみなければなりません。 それでも可愛い、離れて暮らすことなんかできません。 (で…

めぐりあう時間たち(2002)

「人生に立ち向かい 、いかなる時も 人生から逃れようとせず あるがままを見つめ 、最後には受け入れ あるがままを愛し 、そして立ち去る 」 時代も居場所も違う、三人の女性のある一日の様子。 私には難解な作品でした。 この作品を理解するためには、レズ…