ウディ・アレン
「現実は夢を諦めた人のもの」 原題も「A RAINY DAY IN NEW YORK 」(雨の日のニューヨーク) ストーリーとしては中くらいの出来で 「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)の二番煎じといった感じ(笑) しかもハリウッドの#MeToo運動で、日の目をみなかった悲…
原題は「CRISIS IN SIX SCENES」 (6つの場面での危機) ウディ・アレン監督、脚本、主演で手掛けた 初めての(約23分×6話完結)TVコメディ 批評家からは「重い」「面白くない」「話が離脱している」と酷評 ウディ自身も「何故こんなことになったのか分から…
「女性は見られてないと存在する意味がなくなるのよ」 原題は「FADING GIGOLO」 ”fading”とは”色あせていく”ということ 本作では「いぶし銀」(華やかさはないが、実力や魅力があるもの) とでもいう意味でしょうか ウディが自身の監督作品でなく、俳優とし…
原題は「WONDER WHEEL」 (コニーアイランドにある観覧車のこと) 「女と男の観覧車」というより「疲れた女の観覧車」(笑) しかもジム・ベルーシは回転木馬の操縦士だし(笑) ウディにしてはコメディ要素が少なく モテ男が恋人の娘を好きになってしまうと…
「哲学は言葉による自慰」原題は「IrrationalMan」(理不尽/不合理な男)批評家の意見の要約は「ホアキン・フェニックスの熱狂的なファンや、ウディ・アレン映画のマニアには好評を博すだろう。しかし、そうではない人々には受けない映画だろう」まったくそ…
「シドニーベシェーや、コルトレーンなら 何を演っても常に創造的だが 私などはいつも練習しないとダメなんだ」アレン率いるバンドの、イタリア、フランス、イギリスでの演奏旅行を追ったドキュメンタリー各地のホテル内での妻や妹とのやりとりがほほえまし…
原題は「SMALL TIME CROOKS」(セコイ悪党)中盤までは初期のアレン映画のようなコメディ路線でした前科者で泥棒な亭主レイ(アレン)が、仲間と一緒に銀行強盗するため店を借り、地下に銀行の金庫まで穴を掘ろうとするのです妻のフレンチー(トレイシー・ウ…
「彼は何を言われても気にしない映画製作者というよりも芸術家の感性」原題は「WOODY ALLEN: A DOCUMENTARY」これからアレン映画を見ようとしている若い世代のムービーファンには「ウディ・アレン入門編」として最適だと思います少年時代からギャグライター…
「普通と違う人と言われたいけれど、本当は全くもって普通の人 アーティストと付き合うことで、その欲求は満たされるけれど 本当に普通じゃない世界の人になりそうになると やっぱりそれを求めていないことを知る」 ペネロペ・クルスが見事、助演女優賞でオ…
原題は「To Rome with Love」ローマへ愛をこめて4つのお話が同時進行するというオムニバスそれぞれの話に繋がりはなくイタリア式喜劇のような作りになっていますソフィア・ローレンはペネロペ・クルスマストロヤンニはアレック・ボールドウィン、なのですね…
ヒロインがバナナでフェラチオの練習をしているシーンのとき(皮をむく、むかないが妙に凝った編集)いつもは仕事で帰りの遅い夫が急に帰ってきて慌てて画面を切り替えた私です(笑)公開当時はディカプリオファンがディカプリオ目当てに見に行き主演時間がた…
「Blue Moon」ケイト・ブランシェット演じるジャスミンはこの曲がすごく好きアレンの選曲はいつも上品でセンスがいいですねでも、そんな上品な映画ではありませんでした実在する史上最大級の巨額詐欺事件の犯人バーナード・マドフという人物のルースという奥…
「オレは世界で二番目にギターが上手い 一番上手いのはジャンゴ・ラインハルト」うわあ、見事に騙されました(爆)ウディ・アレンお得意のインタビュー形式で物語は進行しいかにも評論家が真面目にエメット・レイという人物を語ります(ナット・ヘンホフという…
面白かったですアレンはあわないという「アレン・アレルギー」のムービー・ファンでも楽しめる作品ではないでしょうか1920年代のブロードウェイ「ミッド・ナイト・イン・パリ」で主張していた通りアレンは本当に20年代が好きなのですね(笑)黄金色のクラシ…
マドンナはミラ・ソルヴィーノとヘレナ・ボナム・カーターアレンは配役を選ぶことにかけても天才だと思いますアレンの映画に主演すればアカデミー賞にノミネートされることもしばしばミラも見事オスカーを受賞しましたねアフロディーテとは、「愛と美と性を…
マドンナは、ゴールディ・ホーンにジュリア・ロバーツアレン作品を見ていくうちに(プラトニックではない)「男はつらいよ」に見えてきました(笑)身勝手な屁理屈醜男が美女と出会い、恋をする寅さんは毎回振られてしまいますがアレンは振られるときもあるけど…
「あなたの人生はニヒリズム(虚無)とサーカズム(風刺)とオルガズムよ!」「その標語ならフランスでは選挙に勝てる」原題は「Deconstructing Harry」直訳すると「解体 ハリー」女性賛美的な邦題ですが、性的描写も露骨ですしデートムービーには絶対おすす…
アレン作品の中でも「アニー・ホール」と並ぶ人気があり評価も高めやはり良かったですジョージ・ガーシュウィンのスタンダード・ナンバーもゴードン・ウィリスのシャープな映像もマンハッタンの風景にぴったりでマンハッタンという街が主人公と言って過言で…
「昔はよかった」男性がよく使う言葉のような気がします(笑)主人公のギルも現在でない過去に憧れていますそれは作家や芸術家が集う20年代のパリ憧れのパリで、憧れの作家の足跡をたどりたい古いアパートの屋根裏部屋を訪ねたい雨に濡れて散歩したいだけれど…
今までのサスペンスを裏切った予想外のラストはとても良かった誰もがあの指輪が橋の欄干に当たり川底に沈まなかったことでその後の展開を予測したでしょうでも、違った人生のマッチポイント本当の犯人は見事な偶然で罪を逃れます結局はやはり金と名声を持つ…
クドくて、しつこくて、イヤミで、女好きなウディ映画。でも毒×毒は良薬になるのか結局、結構素敵な映画に仕上がっているのよね。その中でもこれはラブストリーとしても私にとっては逸品。ウディは自分はチビだし、てっぺんハゲだし、顔もブサイクだけれど女…
これがお気に入りムービー?と驚かれる方が多いかもしれません。笑ウディ・アレン監督の映画って苦手な方が多いと思うのですが私は相性がいいですね。 今作品も口八丁で仕事もろくにしない偏屈オヤジが主人公。ウディ様、決して自分のスタイルは崩しません…