2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェントルメン(2019)

原題は「The Gentlemen」(紳士たち) 1979年にワインスタイン兄弟によって設立された「ミラマックス」 2017年#MeToo運動によりハーヴェイ・ワインスタインが解雇、2018年に逮捕 現在はカタールのドーハに本社のあるbeINメディアグループと パラマウント・ピ…

パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024)

原題は「Paddington in Peru」(ペルーのパディントン) 家族愛、故郷愛、ルーツ愛、産みの母愛、育ての母愛 感謝、反省、裏切り、やり直し、恩返し、独立、そしてまた家族愛 何気に人生を見直すための教訓的秀作 近頃は恐ろしい害獣というイメージが定着し…

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016)

原題は「Contratiempo」(不慮の出来事) 英題の「The Invisible Guest」は「見えない(透明な)客」という意味 噂通り見事なプロットでした いわゆるネタバレ禁止などんでん返し系で どれくらい禁止かというと 「ユージュアル・サスペクツ」(1995)くらいと…

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022)

「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズのような邦題ですが(笑) 原題は「عنکبوت مقدس」(聖なる蜘蛛) イランの首都テヘランに次ぐ第2の都市で 多くのシーア派の信徒が訪れる聖廟都市(聖地)でもあるマシュハド (「富者はマッカへ、貧者はマシュハドへ」 と…

今さら2025年アカデミー賞を考察してみた・・話

2025年3月2日ハリウッドのドルビー・シアターで授賞式が行われた 第97回アカデミー賞(2024年公開映画を対象) 作品賞ノミネート全10作品をやっと見終えることができました そこで「もし私が映画芸術科学アカデミーの会員だったら」 実際の受賞作と、自分が投…

アイム・スティル・ヒア(2024)

原題は「Ainda Estou Aqui」(私はまだここにいる) ブラジル軍事独裁政権中に行方不明になった人々とその家族のため また先住民族の人権(不当な暴力や土地を奪われている)のため行動し ブラジル連邦政府、世界銀行、国連の顧問を務めた弁護士 エウニセ・…