
「沈黙の艦隊」とは「潜水艦戦力」を意味する「Silent Service」の直訳によるもの
原作は1988年から1996年までモーニングで連載された(コミック全32巻)
かわぐちかいじによる漫画
製作は日本映画に携わるのは本作品が初めてとなるAmazonスタジオ
2023年劇場公開された劇場版「沈黙の艦隊」に未公開シーンと
その後のストーリーを追加した配信ドラマ

(日本語字幕付き上映が、今までの邦画に比べて早いし(川崎では)日程も長い)
連載開始から40年近くの時を経ていても
やっぱめちゃくちゃ面白かったです
日本の軍国主義思想を助長しているという批判もあるそうですが
決してそんなことはない
「バルジ大作戦」(は戦車だけど)のような知的戦闘映画

海上自衛隊の(架空の)潜水艦「やまなみ」がソ連の原子力潜水艦と衝突し圧潰沈没
全乗員76名の生存は絶望的と報道さます
一方で日米が極秘裏に建造したアメリカ海軍第7艦隊所属する
日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」の試験航海が行われることになり
「シーバット」艦長および乗組員は
海江田四郎二等海佐以下「やまなみ」から選抜された海上自衛隊員でした

「やまなみ」の沈没は日米政府による偽造工作だったのです
ところが海江田艦長は全乗員と共に反乱を起こすと
音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡
海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を宣言します
さらに出港時、核弾頭を積載した可能性を匂わせます

例え領土がなくとも、核を使用する能力さえあれば
一国家として名乗れるという奇抜なアイディアに
日米安保という条約でアメリカに守ってもらえるという日本人の勘違い
利益がなくなれば条約などすぐ破棄され
核保有国だと、テロ国家だと、事実無根の因縁をつけられ
すぐにでも攻撃されるかもしれないという現実を、世界に知らしめるため
一隻の潜水艦が、アメリカの巨大な艦隊に挑む
その「やまと」を米軍から日本の海域を守るため
援護するという決断を下す海上自衛隊

こんなストーリーを考えついた
かわぐちかいじ先生が天才なのはもちろん

なんと本作は(日本映画史上初)海上自衛隊潜水艦部隊の撮影協力を得て
実際の海上自衛隊潜水艦が使用されているのです
さらにリアルな表現を演技するため
海上自衛隊の潜水艦乗組員に所作指導を受けるという
真剣、真面目に作った作品
(CGも頑張ってはいるものの、ハリウッド大作に比べるとやはりショボい 笑)

空母エイブラハム・リンカーンを沈没させるなんてマジかよ!の(笑)
ハラハラドキドキの展開に
それぞれのキャラクターが個性的で魅力的、セリフさえない脇役がまた巧い
登場人物が非常に多いにもかかわらず(それでも原作よりはかなり端折ってる)
わかりやすく迷子になることもありません

(架空の)原子力潜水艦「やまと」乗組員
艦長海江田(大沢たかお)
副長山中(中村蒼)
ソナーマン溝口(前原滉)
艦長深町(玉木宏)
副長速水(水川あさみ)
ソナーマン南波(ユースケ・サンタマリア)


日本政府
外務大臣、影山誠治(酒向芳)

アメリカ政府および海軍
ベネットアメリカ合衆国大統領(リック・アムスバリー)
太平洋艦隊司令官、スタイガー(アレクス・ポーノヴィッチ)
第3艦隊司令官兼空母「ミッドウェイ」艦長、アラン(マイケル・ゲンチャー)
第7艦隊司令官兼空母「カール・ヴィンソン」艦長、ボイス(ロブ・フラナガン)

「北極海海戦」の次は「ニューヨーク沖海戦」
Amazonスタジオには、「やっぱりそうなるのか・・」の
あの衝撃のラストまで、きっちり描き切ってくれることを願います
【解説】映画.COMより
かわぐちかいじの名作コミック「沈黙の艦隊」を、大沢たかお主演・プロデュースで実写化。2023年9月に公開された劇場版にはない未公開シーンや、劇場版の続きとなる沖縄沖海戦、そして東京湾海戦というクライマックスまでを含め、全8話の連続ドラマとして描く。
海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突して沈没する事故が発生。潜水艦の艦長・海江田四郎を含む乗員全員が死亡とされたが、実はその事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを搭載すると突如反乱を起こし、逃亡。海江田を元首とする独立戦闘国家「やまと」と名乗りを上げる。アメリカはやまとを核テロリストと認定して撃沈を図り、海自ディーゼル艦「たつなみ」はそれよりも先にやまとを捕らえようと追跡を開始する。そして、たつなみ艦長の深町洋は海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。出演は大沢のほか玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、笹野高史、夏川結衣、江口洋介ら。Amazon Prime Videoで2024年2月9日から配信
