ゴールデン・グローブ賞受賞作品

ある結婚の風景(1973)

「そんなことは誰にでも当てはまる」 原題は「Scener ur ett äktenskap」(結婚の風景)ですが 「結婚の形而上学(けいじじょうがく)」といったほうが 正しいタイトルの気がします(笑) イングマール・ベルイマンが 公私ともにパートナーだったリヴ・ウル…

君たちはどう生きるか(2023)

第96回アカデミー賞長編アニメーション賞を獲得し 日本語字幕付き(英語吹替版)が公開されたので 今更ですが鑑賞してきました 受賞の結果を受けた鈴木敏夫プロデューサー氏によると 「旧約聖書のような物語ですので、もともと アメリカのお客様のほうが受け…

6才のボクが、大人になるまで。(2014)

「それで要点は?」 「要点なんかないよ」 原題は「Boyhood」(少年時代) まるでどこかの家庭のドキュメンタリーを見せられているようですが(笑) れっきとしたフィクション 12年もの間、毎年同じスタッフ同じキャストが集まり 脚本にミーティングで出た…

落下の解剖学(2023)

原題は「Anatomie d'une chute 」(落下(転落)の解剖) 第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール 第81回ゴールデングローブ賞で脚本賞と非英語作品賞を受賞 第96回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネート 人里離れた雪山に立つフランスの山荘…

TAR/ター(2022)

原題も「Tar」(主人公の名前) 突然エンドクレジットから始まるこの映画 アメリカ映画は組合の要請で キャストリストの他に(わずかでも)映画にかかわったスタッフや 企業の名前を全部出すという決まりがあるそうです だからやたらと長いんですね なのでエ…

スリー・ビルボード(2017)

「ビルボード」とはアメリカの道路沿いに 自動車で通りすぎる人のために立っている広告看板のこと ある日ミズーリ州の田舎町の街道沿いに 3枚の大きな看板が立てられます そこに書いてあるのは RAPEDO WHILE DYING 「レイプされて死亡」 AND STILL NOARRES …

めぐりあう時間たち(2002)

「人生に立ち向かい 、いかなる時も 人生から逃れようとせず あるがままを見つめ 、最後には受け入れ あるがままを愛し 、そして立ち去る 」 時代も居場所も違う、三人の女性のある一日の様子。 私には難解な作品でした。 この作品を理解するためには、レズ…