めぐりあう時間たち(2002)

 
 
「人生に立ち向かい 、いかなる時も 人生から逃れようとせず
 あるがままを見つめ 、最後には受け入れ
 あるがままを愛し 、そして立ち去る 」

 
時代も居場所も違う、三人の女性のある一日の様子。
 
私には難解な作品でした。
 
この作品を理解するためには、レズビアン的な要素が必要な気がしますね。
そして、自殺願望。
自分の死に方が、老衰や病気や事故ではなく、自殺することという決定。
私の偏見かもしれませんが、文芸的に特別な才能に恵まれた人間って
破滅や死への誘惑に抗しれない心を持っているような気がします。
 
 
正直、この作品が訴えるメッセージも、ストリーも、私には合いませんでした。
主役の3人のキャラが、(私から見て)女性としての魅力を感じませんでしたし。
でも、見る人が見たら、魅力的だし面白いのかもしれませんね。
 

 
【あらすじ】allcinemaより
時を隔て、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』に関係する3人の女性たちそれぞれの人生を凝縮した運命的1日を綴った文芸ドラマ。ピュリッツァー賞を受賞したマイケル・カニンガムのベストセラー小説を、ニコール・キッドマンジュリアン・ムーアメリル・ストリープの豪華女優陣の競演で映画化。監督は「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー。2002年のアカデミー賞ニコール・キッドマンが主演女優賞を受賞したのをはじめ、ゴールデン・グローブ賞作品賞&主演女優賞、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞などを受賞。
 1923年、ロンドン郊外のリッチモンド。作家ヴァージニア・ウルフは病気療養のためこの地に移り住み、『ダロウェイ夫人』を執筆していた。午後にはティー・パーティが控えている…。1951年、ロサンジェルス。『ダロウェイ夫人』を愛読する妊娠中の主婦ローラ・ブラウンは、夫の望む理想の妻を演じることに疲れながらも、夫の誕生パーティを開くためケーキを作り始める…。2001年、ニューヨーク。『ダロウェイ夫人』の主人公と同じ名前の編集者クラリッサ・ヴォーンは、親しい友人でエイズ患者の作家リチャードが栄えある賞を受賞したことを祝うパーティの準備に取りかかっていた…。