北国の帝王(1973)


 
 
 
リー・マーヴィンジェームズ・コバーンの顔の区別がイマイチつかないのは
ムービーファンとして失格でしょうか?私・・(笑)。
 
列車に無銭乗車することを生きがいとする「ホーボー」と呼ばれる
ホームレスのナンバーワンの男と
彼らを乗せまいとする車掌との意地と誇りをかけた争い。
 
鉄道員演じるアーネスト・ボーグナインが凄い。とにかくおっかないのです。
無賃乗車した者を列車から容赦なく突き落としたり
ハンマーで殴ったりして殺してしまいます。
ラストはリー・マーヴィンと、ド迫力の鎖と斧の戦い。
 
このラストの戦いで、ボーグナインは「シャイニング」のジャック・ニコルソンの怖さを私的に超えました。
そしてなぜか頭の中でボーグナインのハンマー男とニコルソンの斧男が
戦う妄想がはじまってしまった・・(ばかだ)
 
ロバート・アルドリッチ監督らしい、荒々しい男臭さが剥き出しになった
骨太なバイオレンス作品。
70年代の暴力的な作品が好きな方には、たまらない味わいがあるかも
しれません。
 

 
【あらすじ】yahoo!映画より
大不況真っ只中の1933年、オレゴン。列車にタダ乗りし各地を移動する失業者たちは“ホーボー”と呼ばれていたが、そんなホーボーを絶対に許さないのが19号列車の鬼車掌シャック。その列車に乗る事は死をも意味していた。だが、“帝王”と呼ばれる一人のホーボーがその19号列車に真っ向から勝負を挑んだ。かくして爆走する蒸気機関車上で、帝王vsシャックの死闘が開始された。