
原題は「MaXXXine」
アメリカの映画レーティング(年齢区分)の 「X」とは
(1990年以降は「NC-17」に変更)
過激なバイオレンス、成人映画という指定で
「XXX」とはハードコア・ポルノのこと
お洒落なタイトルにしようと思ってつけたわけじゃないのね(笑)

テキサスでの殺人事件から6年後の1985年
ハリウッドではナイト・ストーカーによる連続殺人事件が相次ぎ
(13人を殺害した自称悪魔崇拝者、殺人鬼リチャード・ラミレスのこと)
不要な外出や単独行動を避けるようにとテレビニュースで警告しています

人気ポルノ女優となったマキシーン・ミンクス(ミア・ゴス)は
新鋭監督のエリザベス・ベンダー(エリザベス・デビッキ)に認められ
(髪をブロンドに染めて監督にヒチコック女優に例えられる)
新作ホラー映画「ピューリタンII」のオーディションに合格
一方でポルノショーでも働き、ひたすらにお金を稼いでいます
(ナイト・ストーカーと思われる革ジャンの男がそれを見ている)

マキシーンの同僚でポルノスターのアンバーは
ハリウッドヒルズでのパーティーに招待されたので一緒に行こうと誘いますが

マキシーンはそれを断りひとりで帰宅途中
バスター・キートンの変装をした男に尾行され、マキシーンが銃を取り出すと
キートン男は「ふざけただけ」と手を上げますが
マキシーンは男を裸にさせ地面にふせさせると
「以前私を殺そうとしたやつは頭を潰してやった」と(殺人鬼婆さんのことね)
男の睾丸をヒールで踏み潰したのでした
(それよりバスター・キートン対して謝らせろ 笑)

マキシーンが自宅に戻ると、何者かが部屋をノックし封筒を置いていきます
中には6年前テキサスの農場で撮影したポルノ映画のVHS
マキシーンはビデオ店の従業員で親友のレオン(モーゼス・サムニー)に
VHSの出所を探してほしいと頼みます

さらに子供の頃の写真と電話番号が書かれたメモが届き
マキシーンが番号に電話すると、とあるホテルに来るように言われます
そこには私立探偵のジョン(ケヴィン・ベーコン )がいて
ジョンはスターライトドライブ(架空の道路)にある住所(セレブの住居)を教え
彼の雇い主と会わなければ過去の犯罪を明かすと脅迫します
自分にかかわるなとジョンを痛めつけるマキシーン

同じ頃、ハリウッド・ヒルズの墓地で
(フォレスト・ローン記念公園という有名な観光地でもある)
アンバーとタビー(ホールジー)の遺体が発見され
遺体には悪魔のシンボル(五芒星)の烙印が押されていました
警察は「ナイト・ストーカー」の犯行だと確信
さらにレオンがビデオ店に現れた革ジャン男に殺され
刑事のウィリアムズ(ミシェル・モナハン)と
トーレス(ボビー・カナヴェイル)がマキシーンを尋ねてきます
「警察と話さない」と相手にしないマキシーン

マキシーンはジョンにつきまとわれていることを
エージェントのテディ(ジャンカルロ・エスポジート) に相談し
「ピューリタンII」の撮影準備に入ります
ユニバーサル・スタジオで前作のヒロイン
モリー(リリー・コリンズ) 会ったマキシーンは
彼女もアンバーとタビー同様

マキシーンに殴られた腹いせに、ユニバーサル・スタジオまでやって来たジョンは
(鼻の絆創膏が「チャイナタウン」笑)警備員に捕まり追い出されますが
ジョンを廃車置き場に誘い込んだマキシーンは
テディと友人のシェパードとともに
ジョンを車ごとコンプレッサーで押しつぶし

ジョンが指定したハリウッド・ヒルズの住所を訪ねると
マキシーンを見張っていた警察も後を追います
邸宅ではテレビ伝道師と幼い頃のマキシーンのビデオが流れ
(「X」でパールの家でかかっていたのと同じテレビ伝道番組)
階段から滑り落ちてきたスーツケースの中からモリーの切断された遺体
邸宅はマキシーンの実父のアーネスト・ミラー神父と

当時はこういうテレビ伝道番組が多くあって
中絶に反対したり進化論を否定、不倫、売春、当然ポルノも罪
ロックンロールやホラー映画も子どもの教育に悪影響な
悪魔の仕業だと教えていたそうです

ミラーは信者たちとハリウッドの堕落した人々を殺して撮影し
重罪を暴露するためスナッフフィルム(実際の殺人シーンを撮影した映画)を
制作しているといいます

ミラーはマキシーンを神を信じていた純粋な幼いころのように戻そうと
木に縛り付けると、信者たちと悪魔祓いをはじめその様子を撮影します
そこにトーレス刑事とウィリアムズ刑事がやってきて銃撃戦になり

マキシーンは手に持っていたナイフで縛られていた紐を切りとると
ショットガンを手に入れ父親を追い詰めます
ミラーが「父のようになりたいというお前を裏切ってしまった」と言うと
「裏切ってない」と
(父親がテレビ伝道でマキシーンに唱え続けさせていた)
「私らしくない道は認めない」と囁くのでした

マキシーンが父親にとどめを刺そうとしたところに
警察のヘリコプターが到着(父親は逮捕)
俗説によると、ミラーはパールの息子
パールはマキシーンのおばあちゃん(だから顔が瓜二つ)ということ
(でも「Pearl」でパールは堕胎したと告白しているから辻褄があわない 笑)
どちらかといえば、パールがその地で何十年も暮らしたのに対して
(黒髪のせいでオーディションに落ちた)
マキシーンは父親が望むのと全く別の道を歩んだというのは
(ブロンドに染めてポルノ女優として成功し、映画デビューも果たした)
マルチバース(複数の宇宙が同時に存在するという理論)的に思えます

マキシーンは連続殺人鬼が父親だったというスキャンダルを利用して
ハリウッドスターの道を歩みはじめます

前2作よりこじんまりした展開で、マキシーンもおとなしめ
やっぱこの手のB級ホラーは
田舎小屋と、沼と、バカップルが登場しないとだめなのかしら(笑)
【解説】映画.COMより
タイ・ウェスト監督&ミア・ゴス主演によるスリラー映画「X エックス」「Pearl パール」に続くシリーズ第3作。実在の連続殺人鬼ナイト・ストーカーの恐怖に包まれた1985年のハリウッドを舞台に、「X エックス」で描かれたテキサスでの猟奇殺人事件から生還した女優志望のマキシーンが、邪魔する者たちに立ち向かいながらハリウッドの頂点を目指す姿を描く。
テキサスで起きた凄惨な殺人事件の現場から、マキシーンがただひとり生き残ってから6年が過ぎた。ポルノ女優として人気を獲得した彼女は、新作ホラー映画の主演の座をつかみハリウッドスターへの夢を実現させようとしていた。その頃ハリウッドでは連続殺人鬼ナイト・ストーカーの凶行が連日ニュースで報道されており、マキシーンの周囲でも次々と女優仲間が殺されていく。やがてマキシーンの前に、6年前の事件を知る何者かが近づき……。
ミア・ゴスが引き続きマキシーンを演じ、彼女を主演に抜てきする映画監督役でエリザベス・デビッキ、スクリームクイーンとして人気を博す女優役でリリー・コリンズ、6年前の事件を知る私立探偵役でケビン・ベーコンが共演。
2024年製作/103分/R15+/アメリカ
原題または英題:MaXXXine
配給:ハピネットファントム・スタジオ