人生万歳!!(2009)


 
 
これがお気に入りムービー?と驚かれる方が多いかもしれません。笑
ウディ・アレン監督の映画って苦手な方が多いと思うのですが
私は相性がいいですね。
 
今作品も口八丁で仕事もろくにしない偏屈オヤジが主人公。
ウディ様、決して自分のスタイルは崩しません。
色っぽい天然金髪ギャルという女性のお好みも変わりません。
最初から最後まで屁理屈トークがさく裂でございます。
 
でもこの鬱陶しい屁理屈に共感してしまうんです・・
でも実際にこういう男性とおつきあいするなら
言葉には出さずに心の中で思うだけにしてほしいけど。
 
そこはやっぱり
ここまでお喋りだとウザいから。笑
 
かってはノーベル賞候補にもなった天才科学者ボリス。
今は職も失い、妻とも離婚し、友人に愚痴をこぼし、子どもに毒を吐き
NYのボロアパートでつつましく暮らしていました。
ある日南部から家出してきたおバカな娘メロデイを家に泊めたのをきっかけに
ふたりは同居することになります。
そして結婚までしてしまいます。
 
見た目はどう見てもおじいちゃんと孫のカップル。
だけれどハゲでチビでセンスもない毒舌老人に対して
癒し系おバカ女子がちょうどいい解毒剤になって
だんだんとバランス良く感じてきます。
 
年の差、同性愛、不倫、複数・・・
世間の常識や、見た目や、形にとらわれる必要はない。
自由で、自分が一番好きな相手と
心地良い恋愛をするのが幸せなのです。
人生は1度きりで、そして短いのだから。
 
やっぱりウディ・ワールドはいいなあ。
 
現実にはできないし(出会いもないし。笑)
遊んで暮らせるはずもないし
こんなにウマくまとまる話もないとは
わかっているのだけれど。笑
 

 
【解説】allcinemaより
名匠ウディ・アレン監督が「メリンダとメリンダ」以来、久々に故郷ニューヨークを舞台に手掛けたロマンティック・コメディ。ひょんなことから出会った偏屈な中年学者と世間知らずな家出娘の、おかしな共同生活と恋愛模様の行方を軽妙なタッチで描く。主演はTVシリーズ「ラリーのミッドライフ★クライシス」のラリー・デヴィッドと「レスラー」のエヴァン・レイチェル・ウッド
 かつてはノーベル賞候補になるなど天才物理学者と持てはやされ、順風満帆かに思われたボリス。だがそんな彼も、自ら招いた災いを機に今ではすっかり落ちぶれ、冴えない独身中年に成り下がっていた。こうして淡々と日々をやり過ごしていたボリスはある夜、南部の田舎町から家出してきた若い娘メロディと出会う。彼女に同情したボリスは、数日だけという約束で自分のアパートに泊めてやることに。ところが一緒に暮らすうち、メロディはなぜか親子ほども歳が離れ、会話もまるで噛み合わないボリスを“運命の相手”と思い込んでしまう。さらには、愛する娘の後を追って彼女の両親も相次いで現われる始末で、事態はますます複雑になってしまい…。