ジャン・ピエール・メルヴィル

仁義(1970)

「東京日仏学院 エスパス・イマージュ」で開催された「追悼 アラン・ドロン」 2本目はジャン=ピエール・メルヴィルの最高傑作とも言われている「仁義」 2度目のレビューになるので、前回とは違うアプローチをしたいと思います(笑) 原題は「Le Cercle Roug…

いぬ(1963)

原題は「Le Doulos」(ジャン・ポール・ベルモンドの被っていた帽子の名称) 同じくベルモンド主演で「ボルサリーノ」(1970)という映画もありますが (フランス語の)帽子には警察などで使われる隠語の 「いぬ」(密告者)という意味もあるそうです オープ…

リスボン特急(1972)

原題は「UN FLIC」(警官)ジャン・ピエール・メルヴィルの早すぎる遺作享年55歳 始まってすぐ引き込まれる画の美しさメルヴィル・ブルーサングラスに鍔のあるソフト帽子とトレンチコートのハード・ボイルドスタイルセリフと無駄を削ぎ落とした演出に酔う 1…

サムライ(1967)

銀座タクトにて、11月9日(土)12:30(開場12:00)からチェイサーさん主催する「アラン・ドロン生誕84年記念祭」の勝手に前夜祭(笑) 第1回目はもちろんこれ、原題も「LE SAMOURAI」メルヴィルの描く”男の美学”にはいつもこだわりがあるストイックで、渋く…

影の軍隊(1969)

原題も「L'ARMEE DES OMBRES」(影の軍隊) 第二次世界大戦勃発後に起きたレジスタンス運動を ドキュメンタリー・タッチに描いた ジャン・ピエール・メルヴィルの代表作 凱旋門をバックに、シャンゼリゼ通りを行進するナチスの行列 これはもうオープニングか…

仁義(1970)

まるで東映ヤクザ映画の邦題ですが(笑) 原題は「LECERCLE ROUGE」(セルクル・ルージュ=赤い輪) 冒頭で紹介される「人はそれと知らずに必ずめぐり逢う たとえ互いの身に何が起こり、どのような道をたどろうとも 必ずや赤い輪の中で結び合う」というブッ…