男と女 人生最良の日々(2020)

「人生最良の日々を、(わたしたちは)まだ生きてはいない」 ヴィクトル・ユゴー 原題は「Les plus belles annees d'une vie」(人生で最も美しい年) 「男と女」(1966)の続編、想像したよりかなり好い出来で トランティニャンの遺作として本当にふさわし…

タクシードライバー(1976)

「You talkin' to me?」(俺に向かって話しているんだろう)は 「アメリカ映画の名セリフベスト100」で常に上位にランクイン 原題も「TAXI DRIVER」 どうしても気になって再見してみました やはり名作ですね メロウな音楽に映像もスタイリッシュ ストーリー…

007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)

シリーズ第18作 原題も「TOMORROW NEVER DIES」(明日は必ずやって来る) 中国での放映権100年分を得ようとしている メディア王とボンドが対決 モデルは、1991年カナリア諸島沖で 「レディ・ギレーヌ」(愛娘の名)号から転落し水死体で発見された イギリスの…

007/ゴールデンアイ(1995)

シリーズ第17作 原題も「Golden Eye」(黄金の目) 「ゴールデンアイ」とはソ連時代に開発された EMP(電磁パルス)爆弾搭載の(架空の)衛星秘密兵器のこと EMP爆弾とは、原爆と同レベルの電磁波を発生する化学兵器で 広範囲にわたる電子機器の基盤を破壊 …

JUNK HEAD(ジャンク・ヘッド)(2021)

知らないで見たら、日本のアニメと思わなかったかも(笑) ちょっとグロくて残酷だったり、性的な要素があったり ヨーロッパのアニメのように、シュールでディストピアな世界観 しかも映画制作ド素人の堀貴秀氏が 本業のアートワーク専門の内装業のかたわら …

ラブ・アゲイン(2011)

原題は「CRAZY, STUPID, LOVE.」(クレイジー、愚かな愛) 結婚25年目で妻から突然離婚を言い渡された男が 自分を磨き、再び家族との絆を取り戻すというもの が、そこまでの道のりが一筋縄にいかない ドンドン変な方向に話が進んでいきます(笑) 下品さもエ…

マグノリアの花たち(1989)

原題は「STEEL MAGNOLIAS」(鋼のマグノリアたち) マグノリアとは木蓮(モクレン)のことで ここではアメリカ南部を象徴する花木「タイサンボク」のこと 「STEEL MAGNOLIA」とはアメリカ南部女性の気質を表す言葉で 意味は、外見はモクレンの花のように可憐…

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019)

「現実は夢を諦めた人のもの」 原題も「A RAINY DAY IN NEW YORK 」(雨の日のニューヨーク) ストーリーとしては中くらいの出来で 「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)の二番煎じといった感じ(笑) しかもハリウッドの#MeToo運動で、日の目をみなかった悲…

トップガン マーヴェリック(2022)

原題も「Top Gun Maverick」 「トップガン」(1986)36年振りの続編として オールドファンを裏切ることなく、奇跡的に成功 ある「ならず者国家」がウラン濃縮プラントを建設 稼働前に破壊すべく特殊作戦に参加させるため トップガン卒業生であり精鋭パイロッ…

オードリー・ヘプバーン(2022)

原題は「Audrey」 オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリーで よくある関係者によるインタビュー形式のもの といっても1929年(昭和4)生まれのオードリーが 生きていたとしたら93歳 彼女の黄金期を共に過ごし知る人がそういるわけでもなく 「知られざる素…

アラン・ドロン祭スピンオフ会しました

去る6月11日 毎年11月に行われている、アラン・ドロン生誕祭の スピンオフ会しました 昼の部は有楽町駅前のイタリアン・レストラン 「マイアミ・ガーデン」でランチ会 はてなブログ友をはじめ映画ファン8人が集まります 「BZD39」 映画ブログ界のカリスマ・…

スイッチ(2020)

「悪い人間はどこにでも行ける」 リーガル(法廷)サスペンス&ラブコメディ ストーリーに現実離れしたところはあるけれど ワードセンスとテンポがよく 1時間40分という短さなので見やすい 隙間時間にサクッと楽しめました 横浜地検の駒月直(阿部サダヲ)と…

空白(2021)

行き過ぎた行動ばかりだったけど 古田新太の気持ちに寄り添いました ある日突然子どもを失ったら、気が違っても 世界中の人間を敵に回しても当然 いい人になんてなれない 猟師の添田(古田新太)は腕は一流だけれど 粗野で頑固で融通が効かない、口も悪い 妻の…

ソロ活女子のススメ (2021)

出版社で派遣社員として働く40歳の五月女恵(江口のりこ) 休日や仕事帰りに様々なソロ活動に挑戦していく物語 シチュエーションは「孤独のグルメ」とほぼ一緒 ただ「孤独のグルメ」が食事、主に大衆食堂に特化しているのに対し こちらは特に自分の趣味や好…

怒り(2016)

信じていた人に裏切られたことへの怒り愛する人を信じてあげられなかった怒り そもそも人間は人間を何の疑いもなく 本当に信じることができるのでしょうか 2007年、千葉県市川市で英語講師をしていたイギリス人女性 リンゼイ・アンホーカーさん(当時22歳)…

罪の声(2020)

1984年3月から約1年半にわたって世間を震撼させた 「グリコ森永事件」に基づいたフィクション 「三億円事件」と並ぶ昭和の2大未解決重大事件ですね そのなかの「わかっていること」「新たにわかったこと」を 極力史実通りに再現しながら 事件に関わった人た…

犬に名前をつける日(2015)

監督の山田あかねさんの実体験と4年間200時間に及ぶ取材をもとにした ドラマ仕立てのセミドキュメンタリー タイトルだけで犬と飼い主のハートウォーミングな映画だと 勝手に思い込み見たら大間違い 癒されるどころか大砲を撃ち込まれましたね 愛犬を亡くしロ…

バスターのバラード(2018)

「The Ballad of Buster Scruggs 」(バスター・スクラッグスのバラード) 全6話 1話約20分程度のオムニバス西部劇集 アメリカでしか作れないブラックユーモア映画 テーマは死にまつわる古いアンソロジー(詩文の美しいものを選び集めた本) 舞台は19世…

カセットテープ・ダイアリーズ(2019)

原題は「BLINDED BY THE LIGHT 」(光で目もくらみ)で ブルース・スプリングスティーンが1973年に発表した楽曲のタイトル 悪くない邦題ですが、スプリングスティーン・ファンからは ブーイングですね(笑) ブルース・スプリングスティーン大・大・大・大好…

わが命つきるとも(1966)

原題は「A MAN FOR ALL SEASONS」(どんな状況でも頼りになる人間) 「ユートピア」の著作で知られるイングランドの大法官(官職)、法律家 人文主義者のトマス・モアが反逆罪で処刑されるまでの物語 8年ほど前に鑑賞してレビューしているんですけど(笑) …

ロスト・ドーター(2021)

原題も「The Lost Daughter」(失われた娘) これは手強い映画でした 単に酷い母親を描いているようだけど一筋縄にいかない 女性監督が女性の「裏側」にメスを入れます 英国からギリシャへ避暑のためバカンスにやって来た 自称「文学を教える教授」のレダ(…

映画より猫?

なかなかブログの更新・訪問できず BZDファンクラブ(存在しない 笑)のみなさま 申し訳ございません その理由のひとつがこの子っ! 先月、車の中から猫の鳴き声がすると近所の方にお教えていただき ボンネットを開けると産まれたばかりの子猫を発見 タオル…

グッバイ、リチャード!(2018)

原題は「THE PROFESSOR」(教授) 末期ガンの宣告を受けた大学教授の余生の過ごしかた 死期の迫った主人公が、どう生きるべきか 多くの映画で扱われるテーマのひとつですね 市役所の課長が、胃癌で余命わずかと知り 市民公園の整備に注ぐ姿が描かれた黒澤明…

パリからの贈りもの~フレンチヒッツ

「アラン・ドロン・クラブ・トーキョー」のマドンナ ナタリーちゃんからサプライズなプレゼント その名も「パリからの贈りもの~フレンチヒッツ」 (原題:Souvenirs De Paris(パリのお土産) 50 Grands Succes Francais ) エディット・ピアフ、ジョルジュ…

金曜日はカレーの日  鹿屋海軍航空カレー

fpdさんからサプライズなプレゼント 鹿屋(かのや)海軍航空カレー たまたまネットで見つけたので、自衛隊好きのベベちゃんのために わざわざ送ってくださったということ なんていい人なんだ(笑) 鹿児島県、鹿屋海軍航空基地といえば知る人ぞ知る 零戦(零式…

灼熱(2016)

原題は「Zvizdn」(クロアチア語で真昼) ユーゴスラビアの分離独立に伴っての クロアチア人と、セルビア人(とスロベニア人)の 旧ユーゴスラビアからの分離と民族対立をめぐった紛争の 前とその後を描いた3つのオムニバス(ラブ・ストリー) クロアチア、…

2人のローマ教皇(2019)

「壁ではなく橋を作れ」 原題も「The Two Popes」 ベネディクト16世(在位2005~2013)とフランシスコ教皇(在位2013~) 2代に渡るローマ教皇の実話に基いたフィクション 日本人にはあまり知られていないバチカンの儀式を知れるのは面白い 教皇選挙の…

スポットライト 世紀のスクープ(2015)

「こんなのを報道して誰が責任をとるんだ」「報道しなかったら誰が責任をとるんだ」 原題も「SPOTLIGHT 」(ここではボストン・グローブ紙の取材チームのこと) ピューリッツァー賞受賞の実話ベースの映画化 アカデミー賞では6部門にノミネートされ作品賞と…

チリの闘い 第1部「ブルジョワジーの叛乱」(1975) 第2部「クーデター」(1976) 第3部「民衆の力」(1978)

原題も「La batalla de Chile」 凄い映画でした これが本物のドキュメンタリー かなり画像は悪いんですよ、手ブレも酷くて でもそれが見ていくうち どれほど命がけの撮影だったか、ということがわかります 1970年チリ、国民による初の公正な選挙によって選ば…

アダム&アダム(2022)

原題は「The Adam Project」(アダムの計画) 「スターウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 「ターミネーター」オマージュあるある &マーベル感たっぷりのタイムトラベルもの 新しさはない(笑) おまけにタイムパラドックスなんて起こらず 時間…