洋画・名作/傑作

セックスと嘘とビデオテープ(1989)

「恋をすると 男は女の望む男になろうと努力するが 女はより魅力的な女になろうとする」 原題も「SEX, LIES AND VIDEOTAPE」 当時26歳だったスティーブン・ソダーバーグの(監督/脚本)デビュー作にして カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞(ジェームズ・スペ…

ROMA/ローマ(2018)

「本当は子供なんか欲しくなかった」 原題も「ROMA」(ローマ) 公開年の主たる映画賞のノミネート及び受賞を総なめにし この作品を見るために、NETFLIXに加入した ムービーファンも多いのではないでしょうか(笑) タイトルの由来は監督、製作、脚本、撮影…

田舎司祭の日記(1951)

原題も「Journal d'un cure de campagne」(田舎司祭の日記) マーティン・スコセッシの「タクシードライバー」に 影響を与えた作品として有名 ブレッソンはよくベルイマンと比較されるそうですが ベルイマンが「神とは何か」「神の不在」への思索を展開する…

にがい米(1948)

原題も「RISO AMARO」(苦い米) 面白かったですね まず田植えが背景になっているところ イタリアはパスタの国というイメージが強いですが 実は水田面積は日本よりはるかに多く ヨーロッパでは主要な米の生産国であるということ 舞台は1948年5月、イタリア北…

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972)

高知の「ロッキー」か「ランボー」か シルベスター・スタローン(勝手にマッチョ)こと ギドラさんからのプレゼント 原題は「LE CHARME DISCRET DE LA BOURGEOISIE」 (ブルジョワジーの控えめな魅力) 簡単に言えば、裕福な男女6人が食事しようとするにも …

悪魔のような女(1955)

高知のチャールズ・ブロンソン(マンダムだぜ←トシがバレるぜ 笑) ギドラさんからプレゼント、第3弾映画レビュー 原題は「LES DIABOLIQUES」(悪魔的な) 本作に触発されヒッチコックは「サイコ」を撮ったと言われてますが「サイコ」よりずっと面白いと思い…

処女の泉(1960)

高知のジョージ・チャキリス(勝手に言ってます 笑) ギドラさんからのプレゼント第二弾レビュー 原題は「Jungfrukällan(英題The Virgin Spring)」(処女の春) 原案はスウェーデンの南部地方に伝わる民話(言い伝え) ベルイマンが黒澤明(というか宮川和…

赤ちゃん教育(1938)

原題は「BRINGING UP BABY」(赤ちゃんを育てる) ハワード・ホークスの「どうやって撮影した?動物シリーズ」 第一弾(が、たぶんこれ 笑) 「赤い河」(1948)では1万頭の牛を運ぶロングドライブ 「モンキービジネス」(1952)でのチンパンジーの名演 「ハタリ…

巨星ジーグフェルド(1936)

SF映画を思わせる邦題ですが(笑) 原題は「THE GREAT ZIEGFELD 」(偉大なるジーグフェルド) 1896年から1931年の間 50本以上のブロードウェイのステージをプロデュースし 数々のスターを発掘したことでも有名な フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニア(1…

都会の牙(1949)

「殺人事件だ 殺されたのは私だ! 原題は「D.O.A.」(dead on arrival=到着時死亡 「Dead Or Alive」(生死を問わず)じゃなかったのか(笑) フィルム・ノワールの傑作犯罪映画 ヒッチコック作品に似た、巻き込まれ型サスペンスですが ツッコミどころがあ…

勝手にしやがれ(1959)

ゴダール28歳、ベルモンド26歳、ジーン・セバーグ20歳 若い才能が生みだした傑作 映画史上最高の邦題 原題は「A BOUT DE SOUFFLE」(息切れ) ゴダールとロベルト・ロッセリーニのふたりを 映画を破壊した映画監督の代表だと淀川長治は批判したそうですが(…

禁断の惑星(1956)

原題も「FORBIDDEN PLANET」(禁じられた惑星) 「2001年宇宙の旅」(1968)がこの世に誕生する前のスペースオペラの傑作 多くのSF的要素、デザイン、音楽、哲学的思考まで 今でも映画はもちろん、あらゆるカルチャーに 影響を与え続けているのがわかります 円…

哀愁(1940)

原題は「WATERLOO BRIDGE」( ウォータールー橋 ) ヴィヴィアン・リーが生前、出演作の中で 最も好きなのがこの「哀愁」だと語っていたそうです 一目惚れ、身分の差、秘密の過去、結ばれない結末、という王道メロドラマ シンプルにそれだけに徹している(笑…

舞踏会の手帖(1937)

原題は「UN CARNET DE BAL 」(プロムブック) プロムブックとは舞踏会で踊る男性の順番待ちを記したリスト ダンスプログラムのこと ストーリーはシンプルで 夫に先立たれた未亡人が20年前、16歳の時舞踏会でプロポーズされた 男性たちを探し会いにいくオム…

巴里の屋根の下(1930)

「お代は結構だから お嬢さんも一緒に唄ってください」 原題も「SOUS LES TOITS DE PARIS」 トーキー半分、サイレント半分トーキー初期の作品なので、このような音楽と無声が入り混じった スタイルになったのかと思いましたが 実は完全に計算しつくされてい…

若草の頃(1944)

原題は「MEET ME IN ST. LOUIS」 (セントルイスで会いましょう) 「オズの魔法使」から5年後、ジュディ・ガーランド22歳 ヴィンセント・ミネリの初監督作品にして出世作 ジュディはすでにこの頃神経症と薬物依存で 最初はしぶしぶ演技をしていたそうで、映…

ウエスト・サイド物語(1961)

原題も「WEST SIDE STORY」 BSプレミアム「年越し映画マラソン」ミュージカル特集で鑑賞 10代の頃民放の吹替(かなりカットされていたと思う)で見たきり 152分版はお初でございます まず序章の音楽が長すぎて笑った 何でココ、誰も突っ込こんでこない(笑)…

天国は待ってくれる(1943)

原題も「HEAVEN CAN WAIT 」 エルンスト・ルビッチ初のテクニカラー作品のファンタジー・コメディ 生涯女好きだった男が、閻魔大王に地獄の受付で 自分の人生を語って聞かせる話 セリフのやり取りがお洒落で(英語が理解できたらもっと面白いのだろう) ルビ…

大地(1937)

原題は「The Good Earth」(良い地球) 原作者のパール・バックはウェスト・バージニア生まれですが 幼少時代に宣教師の両親と共に中国江蘇省に渡り 英語と中国語のバイリンガル、しかも自分は中国人と信じて育ったそうです 自称「生まれと祖先はアメリカだ…

5時から7時までのクレオ(1962)

「若い女は愛されることを愛す 」 原題も「Cleo de 5 a 7 」(クレオ5~7) なかなか見ることの出来ない、ヌーヴェルヴァーグ左岸派の傑作を まさか無料配信で見れる時代がやってくるとは(笑) 不思議で、密度が濃く、文学的で、洒落ている さらに、本作…

民衆の敵(1931)

「民衆の敵とは特定の人物の事ではない それは社会全体で解決すべき問題である」 原題は「THE PUBLIC ENEMY 」(公共の敵) デビュー間もないジェームズ・キャグニーを有名にし その後「ゴッド・ファーザー」(1972)に代表される 全てのギャング映画の楚となっ…

眼下の敵(1957)

「艦長がどんな男か一度会ってみたい」 原題は「The Enemy Below」(下の敵)「宇宙戦艦ヤマト」の沖田十三艦長と敵将ドメルの死闘は この映画がモデル(笑) 第二次大戦中の南大西洋 アメリカの駆逐艦ヘインズ号に、商船から召集された民間人艦長 ロバート…

若草物語(1949)

原題は「Little Woman」(小婦人) 「リトル・ウィメン」を「若草物語」にした邦題は素晴らしい 原作はアメリカの女流作家、ルイーザ・メイ・オルコットの 1868年に発表された自伝的小説 モンゴメリの「赤毛のアン」(1908年)と同じくらい女性に共感され 同…

深夜の告白(1944)

「私はひとりの女のために人を殺した だが金も女も手に入らなかった」 原題の「Double Indemnity」は「倍額保障」という保険用語 ここでは自動車に比べ鉄道は事故が少ないので 鉄道の死亡事故の場合、車の倍額保険金が支払われる特約付保険のこと その後数多…

アメリカン・グラフィティ(1973)

♪~One Two Three O'clockFour O'clock rockFive Six, Seven O'clock Eight O'clock rockNine Ten Eleven O'clock Twelve O'clock rockWe're gonna rock around the clock tonight~♪ オープニングの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が 流れた瞬間から…

ニノチカ(1939)

クリーム抜きコーヒーを頼んだら 「クリームが無いのでミルク抜きコーヒーにしてくれませんか」と言われた 原題も「NINOTCHKA」 伝説の女優グレタ・ガルボ、初のコメディ主演 「笑わない女優」ガルボが笑うシーンがあることから 「Garbolaughs!」(ガルボ笑…

オズの魔法使(1939)

かかとを三回鳴らして唱えるのよ「There’s no place like home!」(おうちほどいい場所はない!) 「いのちを守るSTAY HOME (ステイホーム)週間」にぴったりの名作ぜひ家族で楽しんでほしいと思います原題も「THE WIZARD OF OZ」 もうすぐ第二次…

仮面/ペルソナ(1967)

原題は「PERSONA」(人格)「魔術師」(1958)も「口の利けない(利かない)」主人公だったので気になって2度目の観賞(あらすじ、ネタバレあり) 映写機のカーボンライト、回るフィルム、子どもの手、どたばた喜劇蜘蛛、生贄の羊、鳥の内臓、眼、釘を打ちつけ…

魔術師(1958)

「見るものは 見た」「知るものは 知った」 原題は「Ansiktet」(顔)原作は英ミステリー作家のG・K・チェスタトン「魔術-ある幻想的な喜劇」旅芸人の魔術師の一座と、科学主義者たちの科学と魔法の対立を喜劇にして描いた必見の傑作ベルイマンのなかでは宗教…

地球の静止する日(1951)

原題は「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」(地球が静かになった日)いわゆる”ファーストコンタクト”もので最初はB級どころか、C級かD級を思わせるあまりのチープさに失笑してしまいまいましたが(笑) ロバート・ワイズだけにドラマ部分がしっかりしていてSF…