洋画・恋愛/青春

アマンダと僕(2018)

原題は「Amanda」ですが 物語の主題である「Elvis has left the Building」(エルヴィスは建物を出た) のほうが、結果として良くも悪くもしっくりする 独身男が身寄りのなくなった幼い女の子を引き取って面倒を見る、という プロットは「うさぎドロップ」(2…

素敵なウソの恋まじない(2015)

「想いは相手に伝えて初めて、それは愛になるんだ」 原題は「ROALD DAHL'S ESIO TROT」(ロアルド・ダールのエシオトロット) ロアルド・ダールとはイギリスの小説家、児童作家の名前 エシオトロット” ESIO TROT”とはトータス(亀)”TORTOISE”の逆さ言葉 日本…

ローズの秘密の頁(2016)

原題は「The Secret Scripture」 (秘密の聖書) 原作はセバスチャン・バリーの同名小説(2008) 私的には予想外の結末で面白かったのですが(笑) 批評家からはかなりの酷評と低評価だったそうです 原作のほうがあまりに素晴らしいのか 南北アイルランド人の描…

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2018)

原題は「Maudie」(モード=ヒロインの名前) モード・ルイス(1903年-1970年)はカナダの フォークアート(土地固有の文化を描いたアート) 画家 カナダの田舎の風景、動物や草花をモチーフ絵を描き カナダで最も愛されている画家のひとり 身体障害者に対…

希望の灯り(2018)

原題は「In den Gängen 」(通路にて) ざっくりとしたあらすじは巨大スーパーマーケットに入った新人従業員が 周りのスタッフと触れ合いながら、一人前になる話 アキ・カウリスマキやジム・ジャームッシュ作品のような 繰り返す日常を淡々と描いていて そん…

天使の入江(1963)

原題は「La baie des anges」(天使の湾) 天使の湾とはニースから、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュールの アンティーブ岬まで広がる地中海の湾のこと 日本では長らく未公開で、初めて公開されたのは 2007年3月のフランス映画祭での特別上映 モナコとカ…

ジャック・ドゥミの少年期(1991)

原題は「JACQUOT DE NANTES」(ナントのジャコット) ナントとはフランスのロワール河の河口にある都市で ジャック・ドゥミ(=ジャコット)の故郷のこと アニエス・ヴァルダが、病気を患い映画監督から離れたドゥミのために ドゥミの少年時代を描いた作品 …

イエスタデイ(2019)

原題も「Yesterday」(イエスタデイ) ポール・マッカートニーがガールフレンドの部屋で寝ているとき 夢の中で「Yesterday」のメロディが流れ 忘れないよう起床後すぐにコードを探し曲を完成 それがあまりにも完璧な曲だったので、既に誰かの曲かと疑い みん…

コーヒーをめぐる冒険(2012)

原題は「Oh Boy」 フランソワ・トリュフォーのような映像と ウディ・アレンのような鬱陶しさと ジム・ジャームッシュのような時間の使い方 コーヒー、煙草、ウォッカという小物使いがうまく 全編に流れるジプシー・ジャズもいい 早朝、ガールフレンドが寝て…

ナイロビの蜂(2005)

「君を守るよ」「私もあなたを守るわ」 原作と原題はジョン・ル・カレの「The Constant Gardener」(誠実な園芸家)ヒロインのモデルは、ル・カレが「本書を捧げる」と記した難民問題に取り組んだ人道主義者イヴェット・ビアパオリ(1938~1999) 原作はわかり…

予期せぬ出来事(1963)

原題は「The V.I.P.s」(Very Important Person=重要な人物たち=要人)この邦題はいいですね ロンドンのヒースロー空港若い賭博師と駆け落ちしようとする結婚13年目を迎える経済界の大富豪の奥様脱税のため英国を離れたい映画製作者と女優大手企業に買収さ…

ワンダー君は太陽(2017)

原題は「Wonder」ワンダーは「不思議」や「驚き」という意味がありますがここでは「奇跡の子」ということ トリーチャーコリンズ症候群とは、遺伝子の突然変異によって頬や顎の骨が未発達、または欠損した状態で生まれ耳の穴がなく聴力障害を伴うこともある5…

最初で最後のキス(2016)

「ブルーは好きだが、ロレンツォは好きになれないな」原題は「UN BACIO」(キスを一つ=じゃあ、またね) イタリア映画にしてはずいぶん保守的で差別的な映画だなと思ったのですがそれもそのはず2008年にアメリカ・カリフォルニア州でおこったゲイの少年が同…

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018)

原題も「I FEEL PRETTY」(可愛くなった気がする) ありきたりのサクセスコメディですが、私は好かった仕事や人間関係で辛さを感じているコンプレックスで生きることが苦しいそんな悩める女の子達が、少しでも元気になってほしいというメッセージを感じます …

オンリー・ザ・ブレイブ(2017)

原題も「Only the Brave」(唯一の勇敢な) 日本ではあまり馴染みのない森林火災ですが2019年秋から現在(2020年2月)においてもなお続いているオーストラリアの森林火災はニュースになっていますその規模と被害の大きさに一刻も早い終息を願うばかりです 本…

チョコレート(2001)

非白人女性(ハル・ベリー)が初のアカデミー主演女優賞を受賞したことで話題になりました 原題は「Monster's Ball」(怪物の舞踏会)アメリカの刑務所は死刑執行前日に看守たちが行う宴会のことをこう呼ぶそうです 面白かったです車の中でビリー・ボブ・ソ…

女は女である(1961)

原題も「UNE FEMME EST UNE FEMME」(女性は女性です)ミシェル・ルグランによる、歌わないミュージカル(笑) ゴダールとアンナ・カリーナまだ新婚で一番ハッピーだったときアンナ・カリーナは着せ替え人形の如く衣装を変え、最高に可愛いわがままも、喧嘩も…

ぼくを探しに(2013)

原題は「Atila Marcel」(アッティラ・マルセル)プロレスラーの父親のリングネーム 数々の傑作アニメを生み出し、日本でも評価の高いシルバン・ショメ初体験でございます(笑)ポップでキュートな映像、メルヘンと現実の中間のような世界観どの画面も切って…

青いパパイヤの香り(1993)

原題も「L'ODEUR DE LA PAPAYE VERTE」(グリーンパパイヤの匂い) 全篇フランスのスタジオで撮影されたというフランス製ベトナム映画このセットがすばらしい吹き抜け、格子の窓、豊かな緑と水の庭昆虫たち、蛙、鳥のさえずりその庭で座って作る美味しそうな…

タイタニック(1997)

「船の切符は最高の贈り物だった、君に会えたからね 今も感謝でいっぱいだ、本当だよ 絶対、生き延びると約束してくれるね 絶対、あきらめるな」 ついにYahoo!ブログ終了私が有終の美を飾るのに相応しい最後のレビューに選んだのは「タイタニック」(笑)公…

フランシス・ハ(2012)

タイトルの「FRANCESHA」は アパートのポストのネームプレートに FRANCESHALLADAYの名前が長くて入らず、折って入れたところ FRANCESHA(フランシス・ハ)になったことから ネームプレートに収めようと考えもせず名前を書く それがフランシス27歳 タイトルもで…

ゆれる人魚(2015)

原題は「CORKI DANCINGU」(ダンスの娘) 「本当は怖い世界の童話」ではないですが(笑)本当は怖い、「人魚姫」 だけどこういう、残酷で、エログロで(R15指定)独特のカルトティックな味わいは私好みテクノミュージカルというのも新しい 浜辺で練習するロッ…

さざなみ(2016)

原題は「45years」原作はデビット・コンスタンティンの「In Another Country」 これはいままでにない、ある意味最強の夫婦映画こんなにも熟年夫婦(特に妻)の心理描写をリアルで絶妙に描いた作品があったでしょうかでも、いい映画でした 結婚45周年のパー…

デイジー・ミラー(1974)

原作は「ねじの回転」や「ある貴婦人の肖像」で有名なヘンリー・ジェイムズアメリカ人でありながら、晩年にイギリスに帰化するという経歴を持ち1940年に発刊された本作は、日本でも多く読まれてきたそうです無邪気で天真爛漫な美女に振り回される育ちのいい…

パリ、嘘つきな恋 (2018)

原題は「Toutle monde debout」(さあ立ち上がって) 予告でほとんどネタバレ(それもいかがなものか)しているので 期待しなかったのが好かったのか(笑) 素直に感動しました この恋を、ふたりの未来を、応援せずにいられない もうすぐ50歳になるジョスラ…

フェリスはある朝突然に(1986)

原題は「FERRISBUELLER'S DAY OFF」(フェリス・ビューラーの休日)フェリス(マシュー・ブロデリック)は仮病を使って学校をサボる常習犯その日の朝もフェリスに甘い両親を騙し気の弱い同級生キャメロン(アラン・ラック)を誘い恋人スローン(ミア・サラ)…

ファントム・スレッド(2017)

オートクチュールの世界の華やかさ、絢爛な壮観階段、扉、仕事場を行き来するパタンナーやお針子主人公がが運転する車(ブリストル40)スリリングで強烈な圧倒的な画面の面白さ美しい映像、音楽(レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド)主演者たちの声…

ビール・ストリートの恋人たち(2018)

「人間の違いは、生まれてくる母親が違うだけ」原作は黒人作家のジェームズ・ボールドウィン(1924~1987)の「IfBeale Street Could Talk」(ビール・ストリートに口あらば)死後も文学界に大きな影響を与え、存命なら間違いなくノーベル賞の候補になっていた…

僕と彼女とオーソン・ウェルズ(2008)

「ビフォア~」シリーズのリチャード・リンクレイター監督つながりで鑑賞原題は「MEAND ORSON WELLES」で邦題の「彼女」成分はかなり少なめです(笑)役者志望の高校生のリチャード(ザック・エフロン)が後に伝説的映画作家になるオーソン・ウェルズ率いる…

ビフォア・ミッドナイト(2013)

「今の私と列車の中で出会ったら、声をかけてきた?」「今の僕に誘われたら、一緒に列車を降りたかい?」それは100%ありえない(笑)「恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)でのウィーンの一夜の恋「ビフォア・サンセット」(2004)でのパリで再会した…