スウィングガールズ(2004)




とにかく、ラストの演奏に感動
こんなふうになにかやり遂げられたら
そんな想いがこみ上げる作品

吹奏楽部の生徒たちが食中毒になってしまいます
勝ち進んでいる野球部の応援をするため
急きょ部員を募集することに

やって来たのは補習を逃れたい
友子(上野樹里)、良江(貫地谷 しほり)、香織(本仮屋ユイカ)など
ダメダメ女子16人
しかも、なにひとつ楽器の演奏ができません
ビックバンドの猛特訓が始まります

こんな女子高生、ムリ!と思って見ていましたが(笑)
だんだんと引き込まれましたね

選曲がいい
ただ毎日をダラダラと過ごしていた女の子たちが
ジャズの良さに気が付き
楽器の演奏の楽しさに目覚め
ついには音楽祭に出場する

そして本当に頑張った演奏を披露するのです
それはプロとは比べものにはならないでしょう
それでも、ここまで感動的なフィナーレを迎えたのは
ゼロから出発した本物の努力があったからでしょう

ポシティブな気持ちになれる学園ドラマ
思わず身体がスウィングしてしまうし
ベニー・グッドマンが聞きたくなります



【解説】allcinemaより
ウォーターボーイズ」で男子のシンクロナイズドスイミングを取り上げた矢口史靖監督が、今度は東北の高校を舞台に、ひょんなことからビッグバンドを組んでスウィング・ジャズの演奏にハマっていく女子高生たちを描いた青春音楽ドラマ。17人の落ちこぼれ高校生たちがジャズに触れ没頭していく姿を爽やかに綴る。主演は「チルソクの夏」の上野樹里。バンドのメンバー全員が4ヵ月にわたる猛特訓の末に、劇中で演奏される楽曲すべてを吹替えなしでこなした。
 東北地方のとある片田舎の高校。夏休みのある日、13人の落ちこぼれ女子生徒たちは教室で数学の補習を受けていた。その時、補習組の一人、鈴木友子が高校野球予選の応援に行ったブラスバンド部の仕出し弁当が遅れて届いたことに気づき、弁当運びを口実に13人はまんまと補習を抜け出すことに成功する。だが道中、弁当は長い時間炎天下に晒されてしまい、それを口にしたブラスバンドの生徒たちは、次々と腹痛を起こして入院する事態となった。唯一難を逃れた拓雄は、次の試合までに即席のブラスバンドをつくることにするが、集まったのは補習をサボるのが目的の友子たち13人と、ちょっと変わった女子3人だけだった。そこで拓雄は、17人でも演奏可能なビッグバンドジャズをやろうと思いつくのだが…。