ダーティハリー(1971)




ブルース・サーティースのカメラを一躍有名にした作品
オープニングから目を奪われます

太陽の光、深い青空
夜の闇、車のヘッドライト、ネオンの明かり
生々しい女性の裸体
そしてアウトローな刑事
じつに見事な撮影

連続殺人犯のスコルピオは
若い娘や子どもばかりの命を奪う
最低の鬼畜野郎

警察をあざ笑い
自分の人権は主張する




キャラハン刑事でなくても
ただ殺しただけでは生ぬるいと思ってしまう
被害者と同じ苦しみを味あわせたいと願ってしまう

だけど法律はそんな犯罪者を擁護する
つけこんだかのように、キャラハン刑事を陥れようとする犯人
(人を殴るという商売があるんですね)

弾を何発撃ったかの伏線もよく効いていますね
見るたびに何発撃ったか確認しようと思うのですが
映画に夢中になって忘れてしまうんです(笑)

どの作品でもかっこいいイーストウッドだけれど
これはダントツで痺れる作品
44マグナムが背の高い彼に良く似合う

お気に入りで



【解説】allcinemaより
 サンフランシスコを脅迫する“さそり”と名乗る殺人鬼と市警察の一匹狼の刑事の戦いを描いたシーゲル&イーストウッドの代表作。サンフランシスコ。屋上プールで泳ぐ女性が何者かに狙撃されるという事件が発生した。捜査にあたるのは、いつも汚い仕事をまかされることから“ダーティハリー”なる異名をつけられたハリー・キャラハン刑事。やがて“さそり”と名乗る犯人から「十万ドルを渡さなければ市民を殺し続ける」という脅迫が届いた。予告通り、次々に無差別殺人を繰り返す“さそり”だったが、ハリーと相棒のチコはついに犯人の正体に迫る……。「フレンチ・コネクション」と共に70年代に一大刑事映画ブームを巻き起こした傑作アクション。