ブラッド・ワーク(2002)



イーストウッド、72歳のときの主演作

役は60歳くらいの設定でしょうか
正直、もう少し若い俳優サンのほうが
よかったような気もしますが(笑)

しかも心臓移植したばかりなのに
若い女性と仲良くなってしまうのもいかがなものか(笑)
腹上死は男のロマンか?と思ってしまいましたよ
(主人公がそれでは死なないだろうけれど)

かといって、つまらなかったということはなく
無難に楽しめます

まず、心臓移植のためという
殺人の動機が新しい
殺人犯の、元凄腕FBI捜査官に対する変質愛

「ハッピーバレンタイン」のメッセージ
そばに引っ越してきて、同じように船で生活をし
行動を共にしようとするストーカー

そして、アランゴ刑事とウォーラー刑事の
ドジでおかしな二人組の刑事
こういう刑事、アメリカの警察小説でもよく登場しますよね
いちいち悪態をつくアランゴ刑事がおちゃめです(笑)

イーストウッドが美味しそうにドーナッツを
美味しそうに食べるシーンには
「クリスピークリームドーナッツ」が食べたくなりました
この映画を見た人の多くが買いにいったはず(笑)

内容がそれほど重くないので
サクッと見れる娯楽サスペンス

仕事も、恋愛も、生涯現役!
ラストも粋にクルージングに
洒落た音楽で終わっています(笑)



【解説】allcinemaより
クリント・イーストウッドが製作・監督・主演の3役を務めたサスペンス・ドラマ。心臓移植をした元FBI心理分析官の男が、移植に絡む因縁のために猟奇殺人犯を追う姿を重厚なタッチで描く。原作は犯罪記者出身の作家マイクル コナリーの傑作サスペンス『わが心臓の痛み』。「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本を担当。
 元FBI心理分析官テリー・マッケイレブは2年前、連続殺人犯“コード・キラー”を追跡中、突然心臓発作で倒れてしまい、犯人を捕り逃す。心臓を移植して何とか一命を取り留めたテリーは早期退職し、現在はクルーザーでの隠居生活を送っている。そんな彼の前にある日、グラシエラと名乗る見知らぬ女性が現れた。そして、自分の姉を殺害した犯人を探してほしいと依頼する。心臓移植したことを理由に断るテリーにグラシエラは、その心臓が殺された姉のものであることを伝える。その事実がテリーを再び捜査の現場へと引き戻すことになったのだったが…。