倦怠期に差し掛かった父(宇野重吉)と母(山根寿子)
娘のゆみ子(芦川いづみ)は父親に愛人(新玉)と
赤ん坊までいることを知ってしまいます
そしてゆみ子は愛人の弟の宗雄(裕ちゃん)と出逢うのです
今なら未婚の母、シングルマザーは珍しくないですけれど
ちょっと昔なら偏見の目で見られていたでしょう
そのうえ相手の男性は政治家でも会社重役でもない
家庭持ちの普通の男性で年齢もかなり上
経済的な援助は見込めません
しかしドロドロはしていませんでしたね
不倫よりも、女性の自立のほうに
重点が置かれていますし
なにより「赤ちゃんには罪はない」ということを
全面に押し出しています
個人的には、子どものことを持ち出しては
なんでも正当化してしまうのには
あまり共感はできませんでしたが
だけど、芦川いづみさんに、新玉さんに、裕ちゃん
これにはどんな内容でも、やはり爽やかになってしまう(笑)
特に、芦川いづみさんの可愛らしさは必見
ママに変身する姿なんてめっちゃキュート
彼女を見る作品でしょう(笑)
【作品情報】MovieWalkerより