ダーティハリー2(1973)

 
やはり、カメラがサーティースでないのは残念の一言
とはいえ、それなりには楽しめる作品だと思います
 
妙にハリーがモテるのは気になりますけれど(笑)
同じアパートの日系人女性、積極的だなあ
いきなり「抱いて」なんて、70年代はあんなアプローチもアリだったの?
そのうえ同僚の奥さんにまで口説かれています
子どもたちまで「ハリーおじさん!」なんてなついているし
でもさすがに同じ職場関係はマズイよな(笑)
 
物語のほうはといいますと
 
法では裁けない極悪人が次々と始末されていきます
犯人は白バイ警官4人組
彼らは正義のため治安のため、犯罪者の処刑を行うのです
 
これはある意味、1作目でのハリーですね
しかし若さや、経験不足だからでしょうか
保身のためには、善人の命まで奪ってしまいます
 
ハリーにはそれが許せませんでした
彼らは自分たちの仲間にならないハリーを消そうと計画します
相棒を殺され、ハリーは白バイ集団と対決
しかし黒幕は警察幹部でした
 
射撃練習場や、射撃大会のシーンがいいですね
銃だけでなく弾丸にまでこだわってる
細かいです(笑)
 
オープニングから、とにかくガンマニア的
だけれど、ミリアスが自身の監督デビュー作
デリンジャー」の準備のため抜けてしまい
代わりにシナリオ担当になったのがマイケル・チミノということ
 
それで後半は流れも変わるのですね
ダーティなハリーが、法に目覚めてしまっています(笑)
終盤の空母での戦いでは、シンボルのM44まで奪われてしまい
銃撃戦などはありません
ハリー、素手で戦っています
 
何かに意地張ったの?(笑)
 
それでも、さすがに決め台詞はカッコいいですなあ
3ではその決め台詞、相棒役のヒロインに持っていかれていますけど(笑)
 

 
【解説】allcinemaより
 法の目をかいくぐる犯罪者が次々と殺される。ハリーは、事件の裏で私的制裁を行う白バイ隊員たちがいる事を知る。警察内部の腐敗、抗争に焦点を当て社会派の色を濃くしたが、その分一作目のようなアクション映画としての面白さは薄くなった。
 組織の大物や悪党など、法の目をかいくぐってきた犯罪者たちが次々と何者かに殺されていく。サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事は、射撃大会で優勝を争った白バイ警官デイヴィスと3人の仲間が犯人であることを突き止めるが、彼らは法に代わって制裁を行っているだけだと主張。ハリーの協力が得られないと知るや、今度はハリーの命までを狙うようになる。友人の警官や、相棒である黒人刑事スミスまで犠牲になるに及び、ついにハリーは上司であるブリッグスに全てを明らかにしようとするのだが…。