ルイス・ブニュエル

昼顔(1967)

原題は「Belle de Jour」(三色朝顔のことで”昼間の美人”という意味) 原作はフランスの作家ジョゼフ・ケッセルが1928年に発表した同名小説 スペインからフランスへ拠点を移したブニュエルに プロデューサーのアキム兄弟が(何人もの監督に断られた)この企…

ロビンソン漂流記(1954)

「文明社会が怖くないか」 「あなたがこわくないならフライデーもこわくない」 原題は「Adventures of Robinson Crusoe」(ロビンソン・クルーソーの冒険) 1659年、嵐で船が難破し漂着した無人島で 28年と2ヶ月と19日生き続けたクルーソーの物語 この児童文…

欲望のあいまいな対象(1977)

原題は「Cet obscur objet du désir」(このあいまいな欲望の対象) 7 年前に妻を亡くした富豪の老人マチューは 新入りの若く美しいメイド、コンチータを気に入り その夜、部屋に呼び言い寄りますが 翌朝彼女は、不意に姿を消してしまいます その後なぜか、…

忘れられた人々(1950)

原題は「Los olvidados」 (忘れられたもの) ルイス・ブニュエルの作品の中でも評価の高い映画 メキシコでは公開時3日で打ち切りになったそうですが 第4回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞 2003年にはユネスコの「世界の記憶」に登録 舞台はメキシコシテ…

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972)

高知の「ロッキー」か「ランボー」か シルベスター・スタローン(勝手にマッチョ)こと ギドラさんからのプレゼント 原題は「LE CHARME DISCRET DE LA BOURGEOISIE」 (ブルジョワジーの控えめな魅力) 簡単に言えば、裕福な男女6人が食事しようとするにも …

哀しみのトリスターナ(1970)

高知のリチャード・ギアこと、ギドラさんからのプレゼント レビュー第4段 原題は「TRISTANA」(ヒロインの名前) 徹底した省略 感情を現わさない表情 唐突な展開 説明のない精神分析 これはかなり手強い作品でした 16歳で身寄りを無くし、老貴族ロペの養女…

アンダルシアの犬(1928)

偉大な映画です。 有名なシーンもいくつもあります。 ですが作品は初見でした。 これだけの名作、数えきれないくらいの批評や解釈があると思いますが 画像以外はなにも検索せず、他の情報は一切知らないまま DVDの淀川長治さんの解説のみ参考にさせていただ…