2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤンヤン 夏の想い出(2000)

「Thanks 蓮實重彦先生」 (エンドクレジットより) 台湾と日本の合作映画で、エドワード・ヤンの出世作にして遺作 カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞しています 原題の「Yi Yi: A One and a Two」は、ピンイン(音声記号)の「イーイー」と ”A One and a Tw…

ヘレディタリー/継承(2018)

原題は「Hereditary 」(遺伝性の) 「ここ50年のホラー映画の中の最高傑作」 「21世紀最高のホラー映画」と評されている アリ・アスターの長編映画監督デビュー作 ですが「全米No.1ヒット」「今世紀最高」「最も怖い」「世界が震撼した」・・とか 使いまわ…

遺灰は語る(2022)

原題の「Leonora Addio」(イタリア語で「さらば、レオノーラ」 )は ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」からの引用で お互い血縁関係にあることを知らない 吟遊詩人のマンリーコと、兄のルーナ伯爵が 同じ女性(レオノーラ)を愛してしまい それぞ…

惑星ソラリス(1972)

「人は幸せな時は人生の意味などに関心を持たないものだ」 原題は「Солярис」(太陽の) 原作はポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムが 1961年に発表した小説「ソラリス」 海に覆われた未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションに 調査のため…

大都会/ビッグ・シティ(1963)

レイの映画を見ていないということは 太陽も月も見ずにこの世に生きているのと同じことだ 黒澤明 原題は「Mahanagar」(強大な都市) 今から60年以上前の映画で、真のフェミズム (女性に対する差別や不平等の解消を主張する考え方)とは何か 女性が自ら仕事…

恋の秋(1998)

原題は「Conte d'automne」(秋の物語) エリック・ロメールの「四季物語」の第4部であり最終作 (「冬物語」は来年におあずけ 笑) メインのあらすじは、夫に先立たれ子どもたちも独立 ひとりワイン農場を営むアラフィフの女性マガリ(ベアトリス・ロマン)…

夏物語(1996)

「女性とはただの散歩でもうまく事が運ばない」 原題は「Conte d'ete」(夏の物語) 夏の海で出会った友達以上、恋人未満の男女のゆくえ 女性たちの水着姿が眩しい(笑) 物語は7月17日から8月6日までの 毎日のタイトルカードが表示されながら進行していきま…

春のソナタ(1990)

「ALWAYS四丁目 ギドラのお城」の管理人であり ブロ友のギドラ伯爵から、誕生日&年間ポイントプレゼントが届きました エリック・ロメールによる「四季の物語」シリーズのBlu-rayディスク3作品 しかも(たぶんディスク版でしか見れない)短編映画の特…

血(1989)

原題は「O Sangue」(ポルトガル語で血) ペドロ・コスタが29歳の時に撮影した長編第一作目で 今なお「最も美しいポルトガル映画」と評されている本作 映画愛好家でもあるコスタが フリッツ・ラング、溝口健二、ロベール・ブレッソン、ニコラス・レイといっ…

溶岩の家(1989)

「子どもに死を、老人に生を」 原題も「Casa de Lava」(ポルトガル語で溶岩の家) 始まりがなく、終わりもない 映画の上映が終わった時、「私は無意識のうちに寝てたのか?」思ったほど 内容が飲み込めなかったんですけど(笑) 続けて「血」を鑑賞したら …

WEAPONS/ウェポンズ(2025)

原題は「Weapons」(武器) ペンシルベニア州メイブルックの小学校 3年生のクラスの授業に現れた生徒はアレックスただひとり ほかの17人の児童たちは、深夜2時17分 自宅の家の寝室から抜け出し姿を消してしまったのです 保護者から失踪事件の犯人として疑わ…

鬼龍院花子の生涯(1982)

「なめたらいかんぜよ!」の名セリフ以外何も知らずに鑑賞 夏目雅子が「鬼龍院花子」という役名で主役だと思っていたのに それさえもまったく違っていたというザマでございます(笑) 物語は昭和15年、京都の遊郭で死んだ娼妓 花子のもとに駆け付ける松恵(…

炎上 (1958)

原作は1950年(昭25)に実際に起きた「金閣寺放火事件」をモデルにした 三島由紀夫の小説「金閣寺」 (1956) 噂にたがわず見事な作品で オープニングのタイトルバックから名作の香り宮川一夫のカメラに 美術は(大映京都時代市川組の)西岡善信 クライマック…