エリック・ロメール

パリのランデブー(1994)

原題も「Les rendez-vous de Paris」(パリで待ち合わせ) パリを舞台にした男女の恋の駆け引きを3話に分けて展開するオムニバス 路地で男女二人組がアコーディオンを手にして歌う♪巴里は恋の街~♪は ルネ・クレールの「巴里の屋根の下」へのオマージュ 第1…

レネットとミラベル/四つの冒険(1986)

エリック・ロメールが「喜劇と格言劇」シリーズと 「四季の物語」シリーズの狭間に残した「ガール・ミーツ・ガール」 原題も同じ「QUATRE AVENTURES DE REINETTE ET MIRABELLE」 微笑ましい4つのドラマが続く、絵本のような映画 対称的な女の子同士の友情が…

友だちの恋人(1987)

ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第6作目(最終作) 原題は「L'ami de mon amie」(”私の”ガールフレンドのボーイフレンド) 副題は「Les amis de mes amis sont mes amis」(友だちの友だちは 友だち) 友だちの彼氏(彼女)を好きになったらどうする?と …

満月の夜(1984)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第4作目 原題も「Les nuits de la pleine lune」(満月の夜) 副題は「Qui a deux femmes perd son âme, qui a deux maisons perd sa raison」 (ふたりの妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をな…

海辺のポーリーヌ(1983)

エリック・ロメール「喜劇と格言劇」シリーズ第3作目 ロメールの中でもっとも有名な作品 原題「Pauline à la plage」(ビーチでポーリン) 副題は「Qui trop parole, il se mesfait」(言葉多き者は災いのもと) ショートボブに青い襟のセーラー服、どこか寂…

美しき結婚(1982)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第 2作目 原題は「Le beau marriage」(理想の結婚) 29歳になり結婚に焦り出した女性、クラリスが ズルズルと不倫関係を続けてきた恋人が 妻と離婚する気がないことにやっと気付き 別の結婚相手を本気で探そう…

飛行士の妻(1981)

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」1作目 原題も「La femme de l'aviateur」 ロメールならではの「論争して論争して和解」 この後あらゆる恋愛映画が、ロメールの影響を受けているんだろうな 法学生のフランソワは 恋人のアンヌのアパートの配管を直す都…

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992)

原題は「L'ARBRE,LE MAIRE ET LA MEDIATHEQUE OU LES SEPT HASARD」(木、市長、メディア図書館、または七つの危険) 究極の政治ディスカッション劇 日本でも「インフラ整備」の名の下に 不必要だと思われる建物が乱立し やがて維持費に悩まされているような…

緑の光線(1985)

緑の光線とは、1882年に刊行されたジュール・ヴェルヌの恋愛小説のこと 水平線に太陽が沈む一瞬に発する緑の光線(グリーンフラッシュ)を 見ると自分と好きな人と心が通じ、幸福になれるというのです ヒロインは、こだわりがあって、頑固で、協調性がなく …