ノイズ(2022)

原作は「グランドジャンプ」に2018年から2020年まで連載された

筒井哲也の漫画作品

 

藤原竜也松山ケンイチ神木隆之介を見るという感じ

サイコ役の渡辺大知は上手かった(笑)

なにもしていなくても怖い怖い怖い

愛知県の猪狩島

農園を営む藤原竜也と妻の黒木華

藤原の農園を手伝いながら、害獣駆除の猟師をする松山ケンイチ

本土から転勤で戻ってきた警官の神木隆之介は、幼馴染で親友


藤原の栽培に成功した黒イチジクが話題になり
国の復興予算5億円が村に交付される見込みとなり

町長の余貴美子は浮かれ気味

藤原と松山が農園に向かうと

イチジクの無人販売所で不審な男を見かけました

料金を払えと追う松山でしたが

藤原は気味の悪からかかわらないほうがいいと言います

同じ頃、本土の警察署から神木に

元受刑者とその保護司が行方不明になったという連絡がはいります

神木が(幼女強姦罪で服役していた)前科者が島をうろついていることを

藤原と松山に伝えると、あの男だ

しかも庭で遊んでいた藤原のひとり娘がいない

ハウスで娘の自転車に乗っている男を発見した藤原は

男と揉み合いになり、倒れた男が頭を打ち死んでしまいます

松山と神木はこんなやつのために、刑務所に入れられたら

島は、奥さんと幼い娘はどうなる

3人は遺体を松山の猪を解体する作業場に隠すことにしました

「かさぶたになる」のひと言が

まさか3人の人生を狂わせてしまうなんて

娘は近所の家に遊びに行っただけで、すぐ見つかりました

やがて畑の車の中で保護司の死体が発見され

本土から刑事の永瀬正敏がやってきます

保護司は男の就職先に藤原の農園を紹介しようとしていたのです

アポなしで保護司が面接に連れて行くもんかね(笑)

しかも女の子のいる家庭に強姦犯を紹介しようとする盛りよう

そこから松山の作業場で

男の死体を運ぶのを見た柄本明じいさんと町長とのバトル

スタンガンによりじいさんが心臓発作を起こし死亡

さらにうざい町長が松山にスコップで殴られ死亡

なぜかコメディになってしまい緊張感ゼロ(笑)

死体を隠し切れなくなった3人は、村人たちに協力を求めます

やがて真面目な神木は刑事永瀬からのプレッシャーに

母親に嘘をつくことに耐えられなくなり

自分が全ての犯行を犯したというビデオメッセージを残し

拳銃自殺してしまいます

お母さんが可哀そうすぎて泣ける

しかしその後、何者かにより犯人は藤原であること

男の死体がイチジクの木の下というメールが

村人全員に送られてきます

藤原は自首し、服役することになり

農園を切り盛りする黒木を、松山が手伝います

メールを送ったのは松山でした

彼はずっと黒木のことが好きだったのです

30年くらい前のストーカー映画みたいな

大量の写真とかいらないから(笑)

幼い時の写真1枚とか、ハンカチ1枚のほうが

よほど熱い想いが伝わるから(笑)

しかし黒木に「ずっと藤原を待つ」と言われ

神木の墓参りでは永瀬に声をかけられます

「神木の死だけは想定外だったか?」

大切な親友を死なせ、裏切ったうえ

愛する女性には振り向いてもらえない

藤原は松山が黒木に思いを寄せているのも

タレコミをしたのが松山なのにも気付いていました

娘の絵日記にヒントが書かれていたのでしょう

(娘がいなくなった日、松山が近所の家に連れて行ったのだろう)

それでも妻に「やつを信じてやってくれ」と伝えます

やがて猟が解禁となり、森から銃声が響くと

何かを悟った藤原は、遠い本土で静かに涙を流すのでした

 

期待したほど面白くはありませんでした(笑)

国内外問わず、今の映画に必要なのは

もっと大胆に不要シーンをカットすることかも知れません

後からディレクターズカット版出せばいいんだし(笑)

 

 

【解説】映画.COMより

筒井哲也の同名コミックを、「デスノート」シリーズで共演した藤原竜也松山ケンイチの主演で実写映画化したサスペンス。時代に取り残され過疎化に苦しむ孤島・猪狩島。島の青年・泉圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちに希望の兆しが見えていた。しかし、小御坂睦雄という男の登場によって、島の平和な日常が一変する。小御坂の不審な言動に違和感を覚えた圭太と幼なじみの猟師・田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人は小御坂を追い詰めていくが、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。3人はこの殺人を隠すことを決意するが、実は小御坂は元受刑者のサイコキラーであり、小御坂の足取りを追って警察がやってきたことで、静かな島は騒然とする。泉圭太役を藤原、田辺純役を松山がそれぞれ演じる。監督は「ヴァイヴレータ」の廣木隆一

2022年製作/128分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画