シン・仮面ライダー(2023)

どうせamazonプライムビデオですぐに配信されるんだから(笑)

劇場で見るつもりはなかったのですが

チネチッタバリアフリー上映が始まったため鑑賞

1971年に始まった第1作目の「仮面ライダー」の記憶は

ほとんど記憶にないので比べることはできませんが

私的な(2度目を見たら気が変わるかもしれない)

ツッコミを長々と述べていきます(笑)

同人誌や同人サークルのような、同人映画があるとしたらコレ

大好きな作品や、キャラクターをリスペクトしつつ

自分の物語の中で登場させる

スピルバーグの「フェイブルマンズ」に出てくる自作映画もですが

庵野はより「ヲタク」文化に特許許可局(そんな役所はございません)

本郷猛の低身長にボサボサの長髪は、藤岡弘の再現というより

昭和の「ヲタク」男子のイメージ(庵野自身のキャラなのだろう)

ルリ子が身体にフィットしたロングコートから

だぼだぼのスウェットに着替えるのは「ヲタク男子」の萌えポイント

そこに70年代調のセリフと棒読み

初代仮面ライダーと、庵野秀明
浜辺美波が好きな人のための映画

冒頭のやりすぎアクションは、黒澤明椿三十郎)か園子温

人間は水道や噴水みたいに血流れてないから

頭潰してもそんなに血吹き出さないから(笑)

さらに気になるのが、本郷猛以外が喋り過ぎ

最初に現れた蜘蛛オーグは死ぬ間際まで解説してくれる親切さ(笑)

サイクロン号の変形シーンはヨカッタけどそこまで(笑)

アクトスーツにお金をかけすぎて予算がなくなったのか

70年代の特撮を目指したのかはわかりませんが、CGのショボいこと

コウモリオーグの飛行シーンは、ドリフの「8時だよ!全員集合」並み

サソリオーグは仮面ライダーではなく

政府のSHOCKER対策の情報機関に倒されます

殺されるときの長澤まさみの声が、AV女優みたいでわざとらしい(笑)

ハチオーグのひろみはルリ子にとってSHOCKERで一緒に育った

幼馴染で友人、投降を願い殺すつもりはありませんでしたが

サソリオーグの毒を使った兵器で情報機関の男に撃たれ死にます

SHOCKERといっても自ら襲ってくるわけでなく

クモオーグ以外は本郷とルリ子が訪ねていく方式

SHOCKER同士が組織を組んでいるわけでなく単独行動

不幸な目に遭った人に資金と技術を注ぎ込むパトロンが創立したもので

危険性や怖さを感じることもなく、死に方もあっけない

しかも捨てゼリフがギャグ(笑)

ルリ子はチョウオーグが孵化したと知り会いに行くことにしました

チョウオーグはルリ子の兄イチローでした

イチローは自ら戦う必要もないと

2バッタオーグ、一文字隼人を本郷と戦わせます

そこでルリ子は一文字の洗脳を解くとこに成功しますが

カマキリカメレオンオーグに背中を刺されます

カマキリカメレオンオーグは一文字よって倒されたものの

ルリ子は死んでしまいました

ルリ子の遺言を聞いた本郷は彼女の意思を継ぐことを誓い

一文字と共にイチローの基地へ向かうのでした

待ち受けていた11体 の変異バッタオーグを倒し

2台のサイクロン号イチローハビタットシステムを制御する

玉座を壊すことに成功したものの

イチローがチョウオーグに変身し圧倒的な強さを見せます

仮面ライダー0号!」 ってアンタ

イナズマン」じゃねえか(笑)

一文字の渾身の頭突きによって、イチローのマスクは割れ

素顔になったイチローに、本郷が自分のマスクを被せると

イチローマスクに残ったルリ子のプラーナ(魂・生命力と再会し改心

しかしプラーナを使い切ってしまったイチローと本郷の肉体は

泡と化してしまいます

まさかのヒロインと主人公死と

柄本佑斎藤工が、全部カッコいいとこ持っていくという結末(笑)

一文字は仮面ライダー2号となり

情報機関から修理された本郷のヘルメットと

新たなスーツとサイクロン号を受け取ります

 

なんだよ、緑川博士がいなくても作れるんじゃねえか(笑)

コブラオーグが見つかったという知らせを受け、サイクロン号を飛ばす一文字は

ヘルメットに残った本郷のプラーナに

「俺たちはもう一人じゃない、いつも二人だ」 と語りかけるのでした

 

ヘルメットに残った死人の魂と会話するとか

いやだから(笑)

もうひとつ、オーグ1体減らしてもいいから

茶店のマスター「立花さん」を出して欲しかったわ

最後に第4弾入場者特典「SHOCKER識別IDタグ」 貰えました

 

 

【解説】映画.COMより

1971年放送開始の特撮テレビドラマ「仮面ライダー」を、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ゴジラ」の庵野秀明が監督・脚本を手がけて新たに映画化。
主人公・本郷猛/仮面ライダー役に「宮本から君へ」の池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役に「賭ケグルイ」シリーズの浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー2号役に「ハケンアニメ!」の柄本佑を迎え、新たなオリジナル作品として描き出す。
ルリ子の兄・緑川イチロー森山未來、父・緑川弘博士を塚本晋也、秘密結社SHOCKERの上級構成員・ハチオーグを西野七瀬、同じくSHOCKER上級構成員のコウモリオーグを手塚とおるがそれぞれ演じる。テレビアニメ「ヨルムンガンド」「天元突破グレンラガン」などで知られる作曲家・岩崎琢が音楽を担当。

2023年製作/121分/PG12/日本
配給:東映