ロマン・ポランスキー

水の中のナイフ(1962)

原題も「Nóż w wodzie」(水の中のナイフ) 舟と、ふたりの男とひとりの女の映画として思い浮かべるのは 「太陽がいっぱい」(1960)「冒険者たち」(1967) 「狂った果実」(1956)と、そして本作(笑) ポランスキーのデビュー作として有名ですね 脚本はイ…

袋小路(1966)

原題も「CUL-DE-SAC」(袋小路=行き詰まり) クラッシック映画の名作を見て思うことは とびきりの美人女優が出ているだけで傑作になること その役がアバズレだろうがビッチだろうが 可愛い小悪魔にしか見えないことを、名匠はわかっている ロケ地はイングラ…

反撥(1965)

原題は「REPULSION」(嫌悪、拒絶反応) 神経質で潔癖性女性が姉の不倫により精神を病んでいき 妄想に苦しみ人殺しまでしてしまうというもの この映画、どうしてもルイス・ブニュエルの「昼顔」(1967)と 比べてしまうと思うんですよね 「昼顔」のセブリー…

テス(1979)

オープニングの最後に現れる 「to Sharon」(シャロンにささぐ)の文字 これは気が付かなかった ナスターシャ・キンスキー(当時17歳)はシャロン・テートと似ている ドイツ人で英語がまだ苦手だったキンスキーがテスを演じる事に 周囲からかなり反対があっ…

チャイナタウン(1974)

「怠け者の街だ」 「忘れろ、チャイナタウンだ」 「aslittle as possible」 「Forgetit Jake!! It's chinatown!!」 「カサブランカ」(1942)では“Here'slooking at you, kid.”に 「君の瞳に乾杯」 「ある愛の詩」(1970)では “Lovemeans never having to say y…

ゴーストライター(2010)

わっ! イーライ・ウォラックが出てるよ!! 涙がでる~ この年の日本公開洋画のキネマ旬報ではベストワン ベルリン国際映画祭はじめ海外でも多くの賞を受賞しているのは これが理由かと思いました(笑) だいたいカーナビが勝手に重要人物の家に案内してくれ…

毛皮のヴィーナス(2013)

あけましておめでとうございます。 今年初めてのレビューはポランスキー監督の「毛皮のヴィーナス」。 今年もみなさんの期待は裏切りません。 (何の期待よ?笑) ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞。 マゾヒズムという言葉を生んだマゾッホの「毛皮を着…