フェイス・オブ・ラブ(2013)

「鏡を見るのもイヤだ」
「分かる」「"私を見つめるこの老ぼれは誰?" 笑」

原題は「The Face of Love」 (愛の肖像)

夫を水難事故で亡くした未亡人が、5年後

夫そっくりの男性と出会い恋をしてしまうというもの

酷評が多いようですが、韓国ドラマのシニア版という感じで(笑)

好きな人は好きだと思います

男性がとにかく完璧なんですよ

やさしくて知的で包容力があり、地位も財産もある

さらにどんな自分の欠点もわがままも理解してくれるのです

「りぼん」や「花とゆめ」の世界です

それを撮影時アネット・ベニング54歳、エド・ハリス62歳

ロビン・ウィリアムズ61歳がやってのけた(笑)

欧米人は肌の衰えが早いので日本人より老けて見えますが

色気はまだまだ現役(笑)

私も相手がエド・ハリス様だったら、夫が死んだら付き合ってもいいかも

というか、ぜひ付き合わせてください(勝手に旦那を殺すな 笑)

メキシコの海岸沿いで30年目の結婚記念日を祝っていた

ニッキー(アネット・ベニング)と建築家の夫ギャレット(エド・ハリス

はしゃいだ夫はマリファナを喫い、海に泳ぎに行くと

そのまま帰らぬ人となってしまいます

ギャレットの死から5年経っても立ち直れないニッキーは

同じく妻を亡くした隣人で親友のロジャー(ロビン・ウィリアムズ)と

悲しみを分かち合いながら暮らしていました

 

そんなある日、ニッキーはギャレットと通っていた美術館で

ギャレットそっくりの男性を見かけます

されからというもの、毎日美術館で男性を探すようになるニッキー

ついに彼がトムという名で、大学の絵画講師であることを突きとめます

トムの勤める大学に行き、画を教えて欲しいと個人教授を頼む

トムは不審に感じたものの、彼女の依頼を引き受けます

それは ニッキーの瞳があまりに情熱的だったから

こんな眼差しで見つめられたことはない

 

ニッキーもトムがギャレットでないことはわかってる

自分のしていることが間違っていることも知っている

だけど、ときめきを抑えることができませんでした

彼なしの生活など耐えられない

それって、トムを傷つける最低な行為なのですが

トムにもニッキーに言えない秘密があったんですね

彼は余命いくばくもない心臓病だったのです

ニッキーに何か事情があるとは気付いていたしたが

追及することはありませんでした

去り際も考えていたと思います

ギャレットと訪れた)メキシコ一緒に行こうとニッキ

トムは誘いを受け入れることにします

ホテルでは誰もがトムを知っている様子

その理由をトムはバーにカクテルを頼みに行ったとき知ります

そこに貼ってあったのはニッキ自分そっくりの男の写真

なぜニッキ-が自分を好きになったのか

夫の身代わりだったことに気付く

 

それを知ったニッキーは荒れ狂う海へ自殺しようと逃げていく

トムはニッキ-を助けに行き、ふたりは強く抱き合ったものの

恋の魔法は消えてしまいます

1 年後、いつも通りロジャーと過ごしているニッキーのもとに

トムの個展の招待状が届きます

トムはすでに心臓病で亡くなっており

元妻のアン(10年前離婚した後も親友)が主催した追悼展でした

 

アンはニッキーに見てもらいたい作品があると言います

それはトムが最後に生み出した「愛の肖像」と題された画で

プールに立つ水着姿のニッキーを愛おしく見つめる

トムの自画像でした

 

 

【解説】映画.COMより

ともに4度のアカデミー賞ノミネートを誇る名優アネット・ベニングエド・ハリスが初共演し、最愛の夫を失った女性が、亡き夫と瓜二つの男性と出会ったことから生まれる物語を描いた大人のラブストーリー。30年間連れ添った夫ギャレットを事故で亡くしたニッキーは、事故から5年後、夫と通った思い出の美術館で、ギャレットそっくりの男性トムと出会う。新たな恋の予感に胸が躍る一方、夫との思い出や周囲からどう思われるかも気になり、新たな一歩を踏み出すべきか思い悩むニッキーだったが……。ニッキー役をベニングが、亡き夫ギャレットとニッキーの前に現れる新たな男性トムをハリスが1人2人で演じた。また、ニッキーの良き理解者でもある隣人ロジャー役で、2014年8月に他界したロビン・ウィリアムズが出演している。

2013年製作/92分/G/アメリ
原題:The Face of Love
配給:ブロードメディア・スタジオ