
原題は「The Singers」
原作は1850年に発表されたイワン・ツルゲーネフの短編小説「歌うたい」
酒場に集まった男たち、それぞれの人生を投影するような
名曲が次々歌い上げられ
すべての歌唱シーンは口パクなしのライブ録音ということで
単なるミュージックビデオではないドラマ感があります
なかなか渋いカメラですし、わずか18分という短編映画なので
音楽に興味のないかたにもおススメできます(笑)

孤独な男たちが集まる場末の小さなバー
建設作業員風の男(ウィル・ハリントン)が
他の客にビールを奢ってくれとせがみますが誰も耳を傾けません
そこでハリントンは俺は歌が上手い
奢ってくれたら歌を披露すると言うと

呆れたバーテンダー(マイク・ヤング)は
そこにいる爺さん(クリス・スミザー)は昔は凄かったと
歌合戦で一番歌の上手い奴に賞金100ドルとビール1本を奢るといいます

マイク・ヤングの「アンチェインド・メロディ」 を皮切りに
クリス・スミザーが「朝日のあたる家」
ウィル・ハリントンがピアノの伴奏をはじめ
「イット・ハーツ・ミー・トゥー」を歌い
ジュダ・ケリー が(トイレで)「ハレルヤ」を熱唱すると

もう100ドルとビール1本なんてどうでもいい
感動的な歌声に何人かの客は涙を流し、皆で抱擁しあったとき
ひとりの男(マット・コルコラン)が前に出てきて
突然予想外の(オペラ「道化師」から)「衣装をつけろ」を披露(笑)
歌合戦は続いたのでした

マイク・ヤング:地下鉄で撮影した動画が拡散し監督の目に留まった歌手
クリス・スミザー: フォーク・ブルース界のレジェンド
ジュダ・ケリー: オーストラリア出身のシンガーソングライター
ウィル・ハリントン: 路上演奏で知られるピアニスト
マット・コルコラン:アメリカのオペラ歌手(テノール)、声優
【解説】Netflixより
酒場で不意に始まった、100ドルとビール1本を賭けたのど自慢。それはやがて、互いの心がつながり合う温かな時間にかわっていき…
アカデミー賞にノミネートされた短編映画。
2025年製作/18分/アメリカ
原題または英題:The Singers
配信:Netflix