サプライズ(2011)



「サプライズ」は、ありませんでしたが(笑)

それなりに楽しめました


オーソドックスな籠城スラッシャーですが

最後まで全くダレず、B級ホラー特有のイライラする

女性のヒステリー感が全くないのは超GOOD

原題はYou'reNext」(次はお前だ)




両親の結婚記念日を祝うため、人里離れた別荘に集まった

4人兄妹とその恋人たち


その日の夕食時、突然クロスボウの矢が飛んできて

タリク(長女の彼)の命を奪い、ドレイク(長男)の背中に刺さります

救助を求め飛び出したエイミー(長女)はドアに仕掛けられたワイヤー喉を裂かれ

キツネのマスクの男が侵入し、母親を殺します



エリン(次男の彼女)はトラのマスクの男に包丁で反撃するも逃げられ

隣家に助けを求めに行ったドレイク(長男)の妻ケリーは

ヒツジの男に斧で殺されてしまいます


そこで車で助けを呼びに行くと家を出るクリスピアン(次男)

いやいや、そこみんなで車で逃げようよ(笑)



次にトラの男が屋敷に侵入した時、エリンはトラをトンカチで殴り殺します

それを見て引いてしまうフィリックス(三男)とその彼女のジー

「君って強いんだね・・」(笑)



罠の仕掛けは「ホーム・アーロン」

だけどヒロインのサバイバル能力は「ランボー」(笑)


ランボー美女のお留守番中にやって来た殺人鬼!とその仲間の行く末は

殴る、刺す、ミキサーで頭ぐるぐると、殺され方は相当エグイ

「だってえ、脳みそ飛び出すまでやらなきゃ気が済まないんだもん・・てへ♡」

(こんなセリフはありません)




結局はクリスピアン(次男)と、フィリックス(三男)と彼女のジー

遺産欲しさに、気の合わない両親と兄妹を殺そうと

3人組の殺し屋を雇ったわけなのですが


その殺し屋が、気狂いの愉快犯を模倣したプロの仕事かと思いきや
ただのマヌケな初心者だったんか~い(笑)



ランボー美女が全員殺した後に帰ってきたクリスピアンが放ったセリフが

「強すぎて、ひいちゃった」って、そりゃそうだろうけど(笑)


結局クリスピアンはエリンに頭を刺され

(だって愛も感じないし、遺産わけてもらえないのミエミエ)

エリンは警官に銃で撃たれ、瀕死のエリンに警告されるも

警官はエリンの仕掛けた罠の斧を頭に食らいます


なんと主演者全員死亡

いやあ、お見事(笑)




そして流れるエンディング曲の

ドワイト・トゥイリー・バンドの「Lookinfor the Magic(1977)と

おのおのの「死にざま」()


話はあまり怖くないですが

(私だけかもしれないのでご注意を)

この監督、見せ方から、音楽までセンスはいいと思います

修羅場のカメラの手振れなんて戦場カメラマンか~い!って感じで(笑)


スラッシャーが好きな人にはおススメ

しかも笑えます

(私だけかもしれないのでご注意を)


【解説】allcinemaより

ホラー・アンソロジーABC・オブ・デス」や「V/H/Sシンドローム」に抜擢されるなど、ハリウッドの期待を集める若手ホラー監督アダム・ウィンガードが注目されるきっかけとなったスリリングかつトリッキーなホーム・インベージョン・スリラー。両親の結婚35周年を祝うため、子どもたちとそのパートナー総勢10人が顔を揃える。晩餐のテーブルを囲み、和やかな団らんのひとときが始まるかに思われた矢先、家の外にアニマルマスクを被った謎の集団が現われ、中にいた人間を一人また一人と仕留め始める。理由も分からず、たちまちパニックに陥る一同だったが…。