人工知能ロボットが人間に変わって仕事をすることに
犯罪撲滅に成果を挙げていました
「スカウト」の開発者ディオンは新しい人工知能を
廃棄される警官ロボにインストールし「チャッピー」と名付けます
3人組に強奪され、彼らに育てられることになるのです
ニンジャとヨーランディはケープタウン出身のラップグループ
ダイ・アントワード(DieAntwoord) の
リードラッパー(Ninja)とサイドラッパー(Yo-Landi)で
ヨーランディは目覚めたばかりの臆病なチャッピーに母性が目覚め(笑)
外見は違っても関係ない、大切なのは心だと教えます
チャッピーは少年たちに襲われ火炎瓶を投げつけられたり
スカウトの対抗機「ムース」を開発する
ヴィンセント(ヒュー・ジャックマン)に「殺され」かけることで
恐怖や死の概念を理解して「生きる」という目的を持つようになり
バッテリーが切れたら死んでしまう、そのためには新しいボディが必要
「意識」さえ違う機体に移せば永遠に生きられる
そして、そのことを人間にも応用しようとするのです
人間は生殖本能で種を残そうとするわけですが、ロボットはそうはいかない
人工知能が「自己保存」を自ら学んだ結果は
「死んだら新しいロボットに意識を移せばいい」
それにしても、これでは開発者が無責任すぎます
ヴィンセントの陰謀でヨーランディはムースに殺されてしまい
倫理観を全く無視した結末を、あなたはどう感じるか
それでもこのB級感漂うグロテスクな世界観を
ここまでファンタジックまとめ上げたセンスはなかなかのもの
【解説】allcinemaより
「第9地区」「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督が、警察の戦闘用に開発されたAI(人工知能)搭載の学習型ロボット“チャッピー”を主人公に描く近未来ハード・バイオレンスSFアクション。ひょんなことからギャングに育てられることになったチャッピーの“成長”の行方と、様々な人間の欲望と思惑に翻弄される彼を待ち受ける衝撃の運命をスリリングに描く。「第9地区」のシャールト・コプリーがチャッピーのパフォーマンス・キャプチャーと声を担当。共演にデヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン、シガーニー・ウィーヴァー。
2016年。南アフリカの犯罪多発都市、ヨハネスブルグ。ディオンは警察用ロボットを開発する軍事企業テトラバール社に勤める才能溢れるエンジニア。彼は世界初となるAI搭載の戦闘用ロボットの製造を会社に提案するが、却下されてしまう。そこで、会社には内緒で独自にAIロボットを製作するが、あろうことかギャングに誘拐されてしまう。ギャングたちは、“チャッピー”と名付けたそのロボットに強盗を手伝わせようと目論んでいた。そんなギャングたちが与える知識を、スポンジが水を吸うように吸収し、急速に成長し始めるチャッピー。そんな中、ディオンの同僚で彼に激しい敵意を抱くヴィンセントがチャッピーの存在に気づき、ある奸計をめぐらすが…。